初めて行く異世界の都 キリシア領編 15 (改)
初めて小説家になろうに投稿しました。
投稿するか悩みましたが皆さんに読んで頂きたいと思い思い切って連載しました。
毎日更新するつもりですが時間は不定期になりますけど良かったら楽しんで読んで下さい。
不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
伯爵家の三女、サマンサと伯爵夫人の弟、ガロンから盗賊ギランのアジトからの押収したネックレスと宝石が宝飾された短剣の買い戻しの依頼を受け了承した。
エドガーさんがトーマスさん早く来てくれないかな?返り血が気持ち悪い。
[ギルマスさん。もう一度聞くけど、こちらには何の落ち度は無いよな?不快な発言を受けながらも、買い戻しを受け入れたけど、金額の折り合いがつかず、交渉を打ち切った。そうしたらガロンがキレて、俺達の殺害を企てた。だからそれに対処した。これは、正当防衛だよな?
(あぁ。其方の言う事に間違いない。騎士団が来たらギルドマスターとして、ちゃんと証言する。)
{貴様、伯爵家にこの様なことして、タダで済むと思うなよ。)
[俺がギルマスと話してるんだから、ガロンかゴロンか知らないけど、お前うるさいよ。喋るなよ。]
太腿に刺してある脇差しをグリッと回してやった。
{グわぁ。}
(しかし其方は、過激じゃな。)
[だって、こちらは襲われた方だからな、遠慮はしないよ。]
(まぁ。そうじゃが。部屋の掃除が大変そうじゃ)
[それは・・・ごめん。]
それから1時間後、エドガーさんとトーマスさんと数名の騎士が馬を走らせやって来た。
「龍也殿、これは・・・その血は怪我をされたのか?」
[エドガーさん、わざわざ来て頂いてありがとうございます。私に怪我はありません。これは返り血なので。]
{これは、また、スゴイですね。}
トーマスさん、引いている?
その後、この事件の顛末をギルマスと俺から説明をした。当然ながら、こちらは被害者。まぁ、見た目は狂気の殺人者だが。
「シェリー殿、龍也殿の刺してる短剣抜いた後、ヒール掛けくれないか?」
『嫌です!』
シェリー、エドガーさんのお願いを即答で拒否。
しょうがない。俺は短剣を抜いた後、前線基地で手に入れた年代物のポーションをぶっ掛けた。ポーションに使用期限あるのか知らないけど、他は止まったから大丈夫なんだろう。副作用までは知らん。
その後、騎士に抱えられてガロンとサマンサは運ばれて行った。
「龍也殿、ご領主様及び伯爵の動き次第では城内に呼ばれるかも知れません。その際は御協力お願いします。」
[分かりました。いつでもご連絡下さい。]
[感謝します。それでは私達もここを離れますので。]
[来て頂いてありがとうございました]
エドガーさんとトーマスさんは帰って行った。
ギルマスがフレアー呼んで、(フレアー。ここを片付けてくれ。)
{はい?}ぎやぁぁぁ! フレアー腰を抜かしたよ。
そりゃ。ギルマス、女性に、この凄惨な現場見せるのは酷だって・・・
{私達では無理なので清掃員呼びます。}
さて、俺はどうするかな?このままでは、流石に歩けないしな。
『龍也さん。洗浄魔法掛けます。』
そんなのあるの?
『リバース』
その瞬間、全身の返り血が乾いた土の様にパラパラと剥がれていった。こんな魔法もあるんだ。
感心したけど、これは生活魔法で魔法使える
なら誰でも使える基礎中の基礎らしい。俺は知らんし。
見た目は綺麗になったけど、それでも気持ち悪いから取り敢えず1度帰るかぁ。
俺達は2階から階段を降りると騒ついてた冒険者達がさっと、左右に別れて1本の通路が出来た。
何処かにモーゼでも居るのだろうか?
[シェリー。昼過ぎてるし、何処かでご飯食べて1度家に帰ろう。気分的にも風呂入ってさっぱりしたいし。]
『分かりました。』
帰り道、俺達は、食堂に入ってご飯を食べる事にした。
『でも龍也さんが金貨1000枚って言った時にはびっくりして心臓止まるかと思いました。』
[はは!俺も最初は、そこまで考えて無かったよ。相手の暴言や態度でどんどん割り増しをして辿り着いた金額だよ。]
『本当ですか?狙ってた様にしか、見えませんでしたけど。』
[シェリーの考え過ぎだ。気のせいだよ。]
もちろん狙ってたよ。護衛がずっと剣の柄を握ってたからね。
貴族感を満載に纏わせて喋って、金貨10枚で手に入らなければ、さらに言葉で脅して来ただろう。そんな茶番に付き合う気は無いし、向こうが出せない金額を提示したらすぐに行動を起こすだろうと思っただけ。
そしたら相手がこちらの策に嵌っただけ。
こう言う時は、相手が馬鹿ならより馬鹿の方がやり易い。
『龍也さんもう1人の方はこちらの都合に合わせるとの事でしたので、明日の10の刻とフレアーに伝えましたが良かったですか?』
[あぁ。大丈夫た。]
[飯も食ったしみんなも心配してるだろうから1度もどろうか。]
『はい。帰りましょう。私もなんか疲れました。』
私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。
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