初めて行く異世界の都 キリシア領編 2 (改)
初めて小説家になろうに投稿しました。
投稿するか悩みましたが皆さんに読んで頂きたいと思い思い切って連載しました。
毎日更新するつもりですが時間は不定期になりますけど良かったら楽しんで読んで下さい。
不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
キリシア領へ向かう馬車の旅は何事も無く平和で順調だ。
今は、キリシアに向かって2時間走っての休憩タイム。シェリーがコリーから耳寄りな情報を貰ったらしい。
『それでですね、コリーちゃんから聞いたんですけど私たちが狙っていた家の事をコリーちゃんも知ってて、それよりもお得で安い家が有るそうなんですよ。』
[へぇ〜。それは良かったな。商人が見てお得って思うんなら見るだけだったらタダなんだから一度見て決めたら良いんじゃ無いか?]
『それでその家がけっこう部屋数もあるらしいんですけど良かったら一緒に住みませんか?』
[俺と雅もか?その家って何部屋あるんだ?]
『12部屋とリビング、お風呂付き!』
[豪邸じゃないか。ホテルかよ?]
『ホテルって何ですか?』
あぁ。こう言う所が面倒くさいんだよなぁ。使えない元の世界の言葉。
[宿屋。]
『そうですね。それだけ、大きければ宿屋やっても儲かりますね。』
誰が掃除、洗濯するんだよ・・・エリーが居るじゃん。でも、他の子がまだ小さ過ぎるよな。11歳だし。
[でも俺達は、旅をするから、キリシアを拠点にしないし、出来ないぞ。]
『そうですよねぇ。私達だけでは持て余しますよね。』
[因みにその家は幾らするんだ?]
『金貨380枚今なら家具付きらしいです。』
また、微妙なライン突いてくるな。テレビショッピングみたいな設定だな。こちらの物価を知らないから安いのか高いのか良く分からないけど。シェリーの家が小さくて金貨150枚ならお得なのかな?
[シェリーがいま住んでる家はどんな感じなんだ?間取りとか。]
『今の家は4部屋キッチンでお風呂無しです。』
[風呂も付いて無いのか?]
『えぇ?お金持ちの家じゃないと、なかなかお風呂はありませんよ。龍也さんの住んでた所にはあったんですか?』
あぁ。これも異世界ある。ある。だな。科学が進歩して無いからなんだよな。
[風呂はあったぞ。]
『龍也さんお金持ちなんですね。あっ。天界だから。』
天国じゃ無いし。10畳1DKユニットバス付き。
でも4部屋しか無いなら6人のエリー達には住み辛いのでないだろうか?風呂もないって辛いよな。
こっちの価値観を持ってないから、そう思うのかも知れないけど。
[まぁ〜いま考えても仕方ないから物件見て考えよう。因みにエリー達も一緒に住むってのは、シェリー達にしてみたら有りなのか?]
『それはもちろん。部屋も余りますし、エリーさん料理も得意ですし、全然大丈夫です。私達は、ほら。料理出来ませんし。』
ほら。料理出来ない。って言われても知らないし。
ジュリアの翼と知り合ってまだ1日だし。ってか、こっちの世界に来てまだ1日目だし。考えてみたら、めちゃくちゃ濃い1日だよな?
今度はリタが能面でリーシャを追いかけ出したぞ。リーシャがやり過ぎたのか、何か地雷を踏んだな。でも、獣人って凄いな。リタは全力疾走だろうけどリーシャはランニング程度に見えるもん。体力では叶わないだろうな。あっ。弓を構えた。騎士さんが後ろから抱きついて防いでいる。コントかよ。
今度はマリアが俺に絡んで来た。
〈龍也ぁ。暇だから、模擬戦やろうぜ。〉
お前は本当に脳筋かよ。元の世界ではマリア。とかマリヤ。ってのはお淑やかでそれこそ女神様を表すのにピッタリな言葉なのに。
[嫌だ。俺が1日でどれだけ戦ったのか知ってるだろう?流石に今日は勘弁してくれよ。]
〈えぇ〜約束したじゃんか?今日がダメならいつだよ?明日か?明後日か?〉
[そうだな。俺が体力戻ったら、その時は徹底的に扱いてやるよ。もう、マリアが涎垂らすくらいに。]
〈ひゃっはぁ〜。約束だからな。〉
[あぁ。分かったよ。]
お前は何処の国のケンシロウの雑魚キャラだよ。戦闘狂でやられて萌えるって俺のマリア様のイメージを返せよ。
しかし、ジュリアの翼は本当にキャラが濃いよな。誰が1番まともなのか?パンツ見られて失神するシェリーが1番まともなんだよな。近々Aランクの試験受けるとか言ってだけど、この世界の基準が分からん。まぁ〜シェリーには試験の時はズボンを履いて受けろって忠告しておこう。
『龍也殿、そろそろ出発しましょうか?』
[分かりました。おぉい。みんな馬車に乗ろう。]
エドガーさんの話だとあと2時間程でキリシアに着くらしいので出発して、トラブルが無ければノンストップでそのまま領内に到着するそうだ。
みんな馬車に乗り込み、またゆっくりと走り出した。
その後も俺たちの馬車の中はワイワイ。ガヤガヤ。
雅とユリアは全く喋らずに時々、うん。うん。って感じで首を縦に振っている。俺は2人が念話してるのを知ってるから分かるけど、他の人から見たら不気味な2人である。
それから走る事、2時間で城壁が見えて来た。けっこう大きな街って言うより都市だよな。まぁ〜貴族も居るんだし当たり前なのかな。その辺りの感覚が俺にはまだ、無いんだよな。
色々あったけどキリシアに無事に到着出来たな。
馬車は城門の前で止まって、エドガーさんが手続きに行ってくれている。
とりあえずエドガーさんが帰って来るのを待つとしよう。
私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。
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