いざ冒険の旅へ ⑩ (改)
初めて小説家になろうに投稿しました。
投稿するか悩みましたが皆さんに読んで頂きたいと思い思い切って連載しました。
毎日更新するつもりですが時間は不定期になりますけど良かったら楽しんで読んで下さい。
不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
騎士のガードナーとの無意味な模擬戦のモヤモヤした気持ちを抱えながら過ごしているとコリーの夕飯が出来上がったので遠慮なく頂いた。
夕飯は黒パンに野菜スープと肉の串焼きだ。野菜スープはコンソメ味がするこの世界にもあるんだな。肉の串焼きも塩胡椒の他にバーブも効いてて美味い。この世界での初めての料理だから美味しさも気分も特別だな。
さっきまでの不快感が吹き飛んだよ。
[コリーめちゃくちゃ美味しいよ。ありがとうな。この串焼きは何の肉なの?]
『いえ。気に入って貰えたらこちらも嬉しいです。龍也さんは命の恩人ですから。そのお肉はグレートボアの肉です。』
〈グレートボアなんだ。グレートボアはけっこう臭みがあって苦手だったけどこれは臭みも無くとても美味しいですね。〉
ボアって事は猪だよな?でもグレートなんて聞いた事無いけどこの世界では有名なんだろうな。シェリーが知ってるくらいだし。雅に念話で聞いてみるか。
【雅、グレートボアって何だ?】
【グレートボアは魔獣よ。見た目は猪に似てるけど一回り大きくて性格も凶暴よ。】
【魔獣って食べられるのか?】
【食べられる物もいれば食べられない物もあるわ
よ。】
へぇ。魔獣って食えるんだな。流石に人型の魔獣が居ても食べたく無いけど。猪と思えば全然食えるな。
[コリー、この料理ってけっこう香辛料が使ってあるけどけっこう高いんじゃ無いのか?]
『家が商会でいつでも家にあるから特別に気にした事は無いんですけどシェリーさん普通に買うと高いんですか?』
〈私は特別に高いって程じゃ無いと思うんだけど。〉
[そっかぁ。ありがとう]
元世界のラノベやアニメの基準で話してたらそのうち俺が自縛しそうだな。コンソメ味もある位だし、簡単な疑問は雅に尋ねよう。
はぁ〜食った。食った。
〈エドガー騎士団長さん。見張りはジュリアの翼で交代で行いますのでそれ以外の方はゆっくり休んで下さい。〉
「それはありがたい。ゆっくりとさせてもらうよ。何かあれば叩き起こしてくれて構わないからな。」
〈了解しました。〉
「雅様、龍也殿、休まれるのでしたら馬車をお使い下さい。私共は草むらで寝ますので。」
(私達が草むらで寝ますから団長さん達ととコリーさんが馬車でお休み下さい。私は自然の香りがする所が好きですから)
「流石はメガ・・・雅様自然を愛してらっしゃるのですな。ではご遠慮なく使わせて頂きます。」
信者収まってると思ってたら普通にまだ覚醒確変してたよ。まぁ〜自然の香りが好きとか普通の感性では出て来ない言葉だしな。
あとは雅と念話で計画を練るか?
【雅、何時位から行動するんだ?】
【深夜の方が良いから時間になったら私が合図を出すよ。それと、1つ提案があるんだけど。】
【なんだ?何でも言ってくれ。】
【冒険者のシェリーにだけ、こちらの意図を伝えようと思ってる。彼女は信用出来るし。今後、彼女の協力が必要になるから。】
【雅が大丈夫って言うなら大丈夫なんだろう。俺から説明すれば良いのか?】
【もっと効果的に信用させるから龍也が持ってる緑色の大きめの魔石を私に渡して。その魔石で彼女だけ念話が使える様にするから出来たら彼女に渡して。】
何か知らんけどまた面白い事になるのかなっと思いながら雅に緑色の魔石を渡して5分後。
【出来たよ。これをシェリーに渡してくれる?】
雅から預かった魔石をみんなの見えない所でシェリーに渡す事にした。
〈これは魔石ですよね?〉
[あぁ。雅から君に渡す様に頼まれたんだ。]
【シェリー聞こえる?雅よ。】
シェリーは涙をポロポロ流しながら
〈???♡♡雅様からの御神託。。。〉
【シェリー聞こえてるなら頭の中で話しなさい。】
【はい。雅様の声が聞こえます。御信託でしょうか?何なりと仰って下さい。】
【これから話す事は他言無用よ。もちろん内容は龍也も知ってるわ。貴方を信用していますので私に力を貸して下さい。宜しいですか?】
【もちろんで御座います。天地天命に賭けてお使い申し上げます。】
その後、念話で雅から盗賊殲滅の計画を聞きながらずっと泣いているシェリーを仲間達が何事かと心配して背中を撫でてあげてた。
大信者覚醒の瞬間だった。
私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。
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