キリシア領編 110 未開拓ダンジョン 9
早いもので、初投稿して、あっという間に1ヶ月過ぎました。
小説書くのも初めての素人作品になりますが、良かったら楽しんで読んで下さい。
しばらくキリシアと各国を行ったり来たりしますので、読み辛いかも知れませんが、宜しくお願いします。
パソコンに座って書いても頭にイメージが湧きませんのでスマホでの投稿して居ます。読み辛さや不慣れな点も多いですが、みなさん宜しくお願いします。
度々、誤字脱字に関しては申し訳ありません。その多さに凹んでますが、それだけ真剣に読んで下さっている、読者さんに感謝します。
みなさんのご報告やご協力、本当にありがとうございます。
今日は龍也さん達は、アルタニア帝国に行くから私がダンジョンをしっかり見ないと行けないな。
(ユリア。今日のダンジョンの準備はちゃんと出来てる?)
「キャリー姉。大丈夫。シャロン姉にもビアンカ姉にも剣術も見てもらったから、龍兄が居なくても問題ないよ。」
〈キャリーさんそんなに緊張しなくても、私達がサポートするから大丈夫ですよ。〉
(緊張はしないんだけど•••シャロンさん、ありがとう。)
『みなさん地下に行って、ダンジョンに転移しますよ。』
シャロンさんにああ言ったけど、緊張するわ。龍也さんが居ないだけで、私はダメダメね。
(ビアンカさん転移お願いします。)
『はい。みなさん、転移陣に乗って下さいね。行きますよ。転移!』
『キャリーさん、ここが昨日取り止めた場所です。』
(分かったわ。あのぅ、相談なんだけど、私達も「さん付け」を止めませんか?仲間ですし家族ですから。)
〈分かったわ。これからはキャリーって呼ばせて貰うわね。〉
『私も敬語を止めて話しますよ。』
(ありがとう。シャロン、ビアンカ。それで指揮はシャロンに任せても良いかな?私も昨日は入ってないし。)
〈良いわよ。じゃぁ、ユリアが先行しなさい。次に私、キャリー、ビアンカの順番で行くわよ。ユリア、自信を持って進みなさい。〉
「分かった。シャロン姉、進むよ。」
ユリアに先行させて大丈夫なのかしら?龍也さんもシャロンの事を凄いって言ってたから大丈夫だと思うけど。
〈ユリア、止まって。10メートル先に罠があるわ。どんな罠があるか分かる?〉
「えっ?•••分かんない。」
〈ちゃんと、床、壁、天井を見なさい。何にも感じないの?〉
えぇ?私にも分からないわ?
(ビアンカ。罠が分かる?)
『私も、この位置からでは分かりません。』
本当にあるの?
〈ユリア、あと5メートル進みなさい。〉
「はい。」
〈ユリア!止まって。周りを見なさい。ユリアにみんなの命が掛かってるのよ。しっかりと見なさい!精霊に頼ったらダメよ。〉
真剣に周りを見るユリアだけど、違いは分からないわね。シャロンに悪いけど私にも分からないわ。
「シャロン姉、ごめんなさい。分かりません。」
〈そう。じゃぁ、視線を変えましょう。私が肩車するわ。はい。これでもう一度周りを見て、不自然さは無い?〉
「床も壁も綺麗に揃ってて分かりません•••?シャロン姉、後ろを見せて下さい。」
〈良いわよ。はい。〉
「何の罠かは分からないけど、綺麗に揃ってる所が不自然です。合ってますか?」
〈正解よ。一件同じ様に見えるけど、5メートル進むと不自然に綺麗よね?だけど床の一部だけが少し凹んでるのが見えるでしょ?あそこを踏むと床が抜けるわよ。実際に見せた方が早いわね。ユリア、下ろすから少し待ってなさい。〉
シャロンは剣で近くの岩を、ブロック位の大きさで切って、言っていた場所に正確に投げ落とした。その瞬間に落とし穴が発動した。
〈ユリア、どう?これが現実よ。ユリアが気付かないで進んで私達の誰かが踏んだら、みんな落ちていたわよ。常に神経を研ぎ澄ませて周りを確認しながら進む事。さっきは意地悪して精霊を使わない様に言ったけど精霊術はユリアの武器よ。敵を倒すだけじゃなくて、常に会話しながら進む事、でも頼り過ぎてもダメ。少しでも矛盾を感じたら止まる。自分で分からなかったら人を頼る。分かったわね?〉
「はい。分かりました。」
〈10の時もすれば、また床は元に戻るでしょうから、戻ったらユリア。集中して進みますよ。今は緊張を解しても良いわよ。〉
「はい。ふぅ。」
『キャリー。シャロンは、凄いでしょう?』
(えぇ。何で剣で岩が切れるの?龍也さんが敵に回らないで良かったって言った意味が今なら分かるわ。)
『昨日もミラのクリスタル鉱石を剣で斬り落としましたよ。』
凄いの一言で、言い表せないないわ。的確な指示でユリアへの教え方も素晴らしい。ユリアが師匠って思ってるのも頷けるわね。悔しいけど、完敗ね。
〈ユリア、勉強時間は終わりよ。150メートル先にホブゴブリンが15匹、罠は無いから一気にダッシュして精霊魔法で狩り取りなさい。〉
「はい。分かりました。行きます!」
その後は、ホブゴブリンを32匹狩って1kmくらい進んでお昼になったから転移した。
{みなさん、お帰りなさい。ご飯の用意出来てますよ。}
(クレアありがとうございます。みなさん食べて午後からも頑張りましょう。)
(ビアンカ昨日の午前中もこんな感じだったの?)
『はい。私も龍也さんも保護者の付き添いみたいな、感じでしたね。』
(そうね。私達は何もしてないわね。)
〈キャリー私がやり過ぎてたら言ってね。〉
(全然よ。私も龍也さんもダンジョンに入れない事もあるから、その時はシャロンお願いね。)
〈分かったわ。中層迄なら大丈夫だと思うから、ユリアの事は任せて。〉
(ありがとう。助かるわ。シャロンの見た感じで今日は2層は終わりそう?)
〈大丈夫よ。後、600メートルで扉があるはずだから、そこを越えれば、明日は3層に行けると思うわよ。〉
そこまで分かってるんだ。シャロンはやっぱり凄いわね。これがSランクなのか。私には超えられない壁に感じるわ。
私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と、続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。
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