いざ冒険の旅へ 9 騎士ガードナーとの模擬戦 (改]
初めて小説家になろうに投稿しました。
投稿するか悩みましたが皆さんに読んで頂きたいと思い思い切って連載しました。
毎日更新するつもりですが時間は不定期になりますけど良かったら楽しんで読んで下さい。
不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
模擬戦終了後、ジュリアの翼のメンバーの姿は四者四様であった。
獣人のリーシャは〈パワーで私が負けるなんて。〉って言いながら体育座り。その隣で虚な目をして高揚に浸った姿で正座してるマリア。その横で女の子座りして〈私が負けるなんて。〉と言ってモジモジしてるシェリー。
みんなの後ろで怯えた顔で俺を見ているリタ。
リーシャは獣人化してたらパワーは俺と互角だろうな。リタの弓は凄く的確に狙っていてそれなりの相手でもニ射、三射と放たれていたと思う。シェリーは俺に負けたって言うより羞恥心に負けたってのが正解だろう。
そして問題なのがマリア・・・
[マリア、模擬戦で何処か痛めたのか?目が虚ろげだけど大丈夫か?]
〈♡へへ。全然大丈夫です。何ならもっと木の棒でバシバシってのも有りですし拳でバンバンっても嬉しい。じゃなかった、もっと戦いたかったです。〉
[・・・あっ。そうなんだ。]
[シェリー、マリアはこれが普通なのか?]
〈はい。これが普通です。最近はあまりこの様な姿を見てませんでしたけど、これがマリアの普通です。〉
[そうなんだ・・]
俺の拳がマリアの癖に干渉したのだろうか?
[ところでリタ。何で後ろで怯えてるの?]
〈ひィ!!殺さないでください。〉
[イヤイヤ殺さないよ。]
[シェリー。リタのこれも普通なの?]
〈いえ、普通では無いです。元々リタは臆病な性格で襲われる前に誰かが護衛に入るか、その前に弓で敵を仕留めていたので今日の模擬戦で龍也さんへの恐怖心が勝ってるのだと思います。〉
[そうなんだ。何か悪い事をしたな。]
[ところでシェリーは何でモシモジしてるの?]
〈私は!!全然モジモジなんかしてません。べべ別にパパパン・・・なんか・・・私は普通です。〉
[うん。わかったよ。]
これ以上、掘り下げたらいけない雰囲気だな。
でも、何だかんだ言っても良いメンバーが揃ってるな。流石はBランクって言ったところか。
シェリーの羞恥心が発動されなければだが。
そうだ。
[シェリー。良かったら今度、俺に魔法を教えてくれないかな?俺も魔力はあるみたいなんだけど、まだ、上手く発動出来ないんだ。]
〈えぇぇ。私も暇ではありませんしぃ、近々Aランクの試験も受けようとしていますので難しいです。〉
[そっかぁ。良い案だと思ったんだけどな。雅はどう思う?]
(シェリーさん。私からもお願いします。)
〈はい!!喜んで!〉
出ました。居酒屋用語。
雅信者はチョロい。
[俺も格闘術とか剣術とかなら教えれると思うし協力するよ。]
悲しいかな、飛び上がって喜んだのがマリアだけだった。
ジュリアの翼のメンバーと色々話をしていたら俺の前に1人の男が立っていた。騎士のガードナーである。
{龍也殿、良ければ私とも模擬戦をしてもらえないだろうか?}
[俺は構わないけど団長さんは良いのか?]
「もちろん龍也殿が受けて頂けたら構わないがお前の剣の木剣はないだろう?どうやって模擬戦をするんだ?」
{先程の冒険者との模擬戦を見る限り、私もこの剣を使っても問題ないであろう?まさか、龍也殿が実剣だと怖いと申されるのかな?}
なかなか、俺を煽って来るねぇ。あいつの剣、あぁ〜サーベルだっけレイピアだっけ?そんな名前だよな。
[もちろん構わないよ。ただこちらも木の棒だと簡単に斬られちゃうから手持ちの剣を使うけど問題ないよな?]
{こちらもその提案で大丈夫だ。なら、早速やりましょうぞ。}
俺とガードナーは先ほど模擬戦を行った場所へ移動した。ルールは剣の場合は寸止め。打撃はありとなった。
相手が降参するか戦闘不能になるまで。互いの距離は3メートル。
{では、宜しく頼む。}と言いながら突然距離を縮めてレイピアで突いてきた。殺気を撒き散らしながら。それを剣で弾いて凌ぐ。こいつ、寸止めする気は無く殺す気で仕掛けて来てるよな。しかも、こいつの剣形状が変化するのか?
{私の剣は特注品でしてこの様に大きく撓うんですよ。かっこ良いでしょ?}
かっこ良いかなんてどうでも良いけど、相手の剣の真ん中とかで弾くと剣先が俺に向かって撓うのは厄介だな。鍔迫り合いしても剣先は俺に飛んでくるし。少しずつ掠って来るし。こちらも戦術を変えるか。
俺はアイテムBOXから短剣を出して二刀流に変えた。さて、こうすればレイピアが撓打っても関係ない。もう1本で受け止めれば良いだけ。さて。掠られた分だけお返しさせて頂くよ。拳で打撃したいけど甲冑は硬いだろうしダメージ入りそうに無いけど殴らないと気が済まない。
ここからは反撃させてもらうよ。っと思ったら。
{参った。}
はぁぁ?こいつマジで逃げるつもりなのか?
[それは降参って意味なのか?負けを認めるのか?]
{そうだ。参った。そちらが私の剣の長所を防いで来られたら勝てないからな。降参する。}
[・・分かった。]
こいつは絶対に好きになれないな。あぁ〜何かスッキリしない不完全燃焼だ。マリアで憂さ晴らしするか?マリアの奴、目をキラキラさせてるし。
あぁ〜今は、辞めだ。辞めだ。俺の感情を故意にぶつけるのは俺も不本意だし。
このモヤモヤ感は深夜まで大事に取っておこう。
私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。
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