キリシア領編 100 みんなの輝く未来に向けて 40 ダンジョン前日の過ごし方 ミラ編
早いもので、初投稿して1ヶ月になります。
毎日3話ずつ更新しています。良かったら楽しんで読んで下さい。
パソコンに座って書いても頭にイメージが湧きませんのでスマホでの投稿して居ます。読み辛さや不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
度々、誤字脱字に関しては申し訳ありません。その多さに凹んでますが、それだけ真剣に読んで下さっている、読者さんに感謝します。
みなさんのご報告やご協力、本当にありがとうございます。
〈はぁ、朝からユリア嬢の剣術の事で、龍也さんにビリビリさせるし、ユリア嬢に剣術教えるのサボってたのバレてるし、ツイてないわ。〉
「ミラさん、おはようございます。鍛冶場の建築に来ましたが、現場を教えてもらえますか?〉
〈おはようございます。棟梁、ずいぶん早く到着されましたね。〉
「へい。夜明けと共に来ましたので。帰りを考えると2の刻には出ないと行けませんので、今日は棟上げまでしたいと思いましたので。」
〈ありがとうございます。では場所を教えますのでお願いします。〉
〈ここに建てたいのですが、大丈夫ですか?〉
「構いませんが、水場から遠く無いですか?鍛冶仕事で多く水を使うと聞いてましたが、ここで良いんですか?」
〈あまり、家から離れると私が危機を感じますので、お願いします。〉
「へい。お任せ下さい。しかし、ずいぶん立派な家ですなあぁ!庭も広々してて。」
〈まぁ、私は下宿人みたいな者ですから。ははは!〉
[よお、棟梁、朝からご苦労様です。宜しく頼みます。]
「旦那さん、これはご丁寧に。宜しく頼みます。」
[ミラ、本当にここにするのか?]
〈ヒイ!お、お兄さん•••だ、ダメですか?〉
[何を怯えてるんだよ。ダメじゃ無いけど、水場は良いのか?]
〈は、はい。たぶんこの近くに水源があると思うんですよね。水の波動を感じる気がしまして。ミーシャさんも少し掘れば出てくると言ってましたし。〉
水の波動ねぇ。どれどれ。手を庭に翳して水をイメージっと•••なるほどな。10メートル下に確かに水源あるな。
[棟梁の所は井戸を掘ったりもするんですか?]
「へい。やりますが、水源を見つけるのが大変でして。」
俺は地面に大きく丸を書いて。
[ここを、10メートルほど掘ったら、水が出ますのでお願い出来ますか?あと、外で食事する、かまども作って欲しいので追加でお願いできますか?メイドのクレアに説明させますので。]
「さすが、旦那さん。水源が分かるんですね。お任せください。井戸が出来たら滑車と桶をぶら下げておきます。」
[あぁ、水を汲むのは考えてありますし、ミラに鍛冶で作らせますので大丈夫です。取り敢えず、私も出掛けますので、鍛冶場をお願いします。分からない事はミラに聞いて下さい。ミラ、任せたぞ。昼からユリアに剣術の基本を教えるように。]
〈お、お兄さん、お任せ下さい。〉
はぁ、ビリビリ恐怖でお兄さんに緊張します•••
さすが、ここの棟梁は仕事が早いな。昼前には下は完成して柱も梁も入っちやった。これなら棟上げも早く終わりますね。
(ミラさん、大工さんの昼ごはんを作りましたけど?)
さすが、クレア気がきくね。
〈棟梁、皆さんの昼ごはんを、メイドが作ってくれましたから食べませんか?〉
「これはまた、べっぴんさんの、メイドさん達ですね。宜しいんですか?」
(当主の龍也さんから頼まれてましたので、食べて下さい。)
「では、遠慮なく頂かせて貰います。お前ら、ご馳走になるぞ。」
お兄さんは、こう言う所が気がきくんだよねぇ。
あら、どんより空気のユリア嬢とミーシャさんがやって来た。
〈どうしたんです?ユリア嬢、元気無いですね?〉
(別に元気だし•••)
《朝練で龍也さんと模擬戦で合格は貰ったんですけど、剣術を基本から学び直せと叱られまして。》
〈ユリア嬢、お兄さんが合格くれるなんて凄いじゃ無いですか!じゃぁ、私とまた剣術の練習してくれんですね?〉
(ミラ姉、お願いします。)
これで、私は、追い出される危険が減った。
〈分かりましたけど、訓練の時は、精霊術は禁止ですよ。〉
(はい。)
〈棟梁、向こうで剣術を教えてるので、また何かあれば、声を掛けて下さいね。〉
「はい。承知しました。」
それから2時間、剣術をユリア嬢に教えたけど、精霊術に頼っていたユリア嬢は型もバラバラだった。はぁ、私が怒られる訳だ•••
〈ユリア嬢、明日から、基本動作を身体に染み込ませる為に、精霊術は禁止です。もう一度、基本からやり直しますからね。〉
(はい。ミラ姉。お願いします。)
ユリア嬢が、素直で私は嬉しい。私の居所が確保出来る!
「ミラさん、棟上げまで終わりましたので今日は失礼します。あと、クレアさん屋外の調理場と井戸を掘る機材を持ち込みたいので、またアイテムBOXでお願い出来ますか?料金は勉強させて頂きます。」
〈分かりました。後で馬で向かいますので、棟梁達は先にお帰り下さい。〉
「宜しくお願いします。」
転移使えばすぐだし、夕刻に行けば良いだろう。
《ミラさん、念話で龍也さんとシャザリーさんが奴隷を3人連れてくるそうです。2人は欠損があるらしいので用意しておきましょう。》
〈お兄さん、また買って来たんですか?本当にハーレム作る気なんですかね?〉
《何でも1人は私の同胞のエルフでもう1人はS級冒険者だそうです。》
〈S級ですか?また、私の存在価値が薄くなる•••〉
(ミラ姉は鍛冶が出来るから大丈夫。)
ユリア嬢の言葉が胸に沁みる•••
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