キリシア領編 99 みんなの輝く未来に向けて 39 ダンジョン前日の過ごし方 龍也編 2
早いもので、初投稿して1ヶ月になります。
毎日3話ずつ更新しています。良かったら楽しんで読んで下さい。
パソコンに座って書いても頭にイメージが湧きませんのでスマホでの投稿して居ます。読み辛さや不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
度々、誤字脱字に関しては申し訳ありません。その多さに凹んでますが、それだけ真剣に読んで下さっている、読者さんに感謝します。
みなさんのご報告やご協力、本当にありがとうございます。
初めて奴隷オークションに来て居る。俺も良いと思った高ランク冒険者の欠損奴隷をシャザリーが銀貨8枚で競り落とした。
《続きまして9人目、年は不明のエルフです。下半身が全く動かない障害があります。新品かと思われますが、不明とさせて頂きます。エルフですので、観賞用でも愛玩でも使用は可能かと思います。妊娠の心配も有りません。貴重種ですので、金貨10枚からスタートです。》
エルフか。年齢は130歳か若い方だよな。ハイエルフに化ける事は無さそうだけど、精霊術は使えるんだな。シャザリーはどうするのかな?
(龍也さん幾らまで出せますか?)
[白金貨950枚まで出せるぞ。]
(はぁ、聞くだけ意味ありませんでしたね。)
シャザリーが手を挙げた。ライバルは多いな。殆ど挙げてるな。
《こちらは金貨10枚枚ずつ挙げて行きます。20枚、30枚•••••150枚•••300枚•••400枚、410枚、他にいらっしゃいませんか?いらっしゃらない様なので410枚で成立とさせて頂きます。》
エルフもシャザリーが競り落とした。
(すいません。高くなりました。)
[シャザリーが良いと思ったんなら、問題ないと思うよ。]
(ありがとうございます。)
仕事モードの時は敬語になるのは癖だな。
その後は訳あり品には、俺も触手が動くのは居なかった。
《訳あり品は以上となります。次からは普通奴隷になりますので宜しくお願いします。先ずは1人目•••》
シャザリーは全く動かない。俺も同じだけど。
《6人目、歳は10歳、口減し奴隷です。健康に問題は有りません。状態は新品です。金貨1枚から。》
シャザリーは動かない?この子は買いだ。生まれ持った能力が高い。育てればコリー並みになるし、シャザリーの力になる子だ。栄養失調で見た目は悪いけど、磨けば輝くし。シャザリーの太腿を触れたら、ピクッとして手を挙げた。
《金貨2枚、3枚、他にいらっしゃいませんか?いらっしゃらない様なので金貨3枚で成立させて頂きます。》
(今の子は?)
[生まれ持った能力が高いよ。育てれば、コリー並みになるし、食べて肉付きが良くなったら美人になる。]
(コリーちゃん並みですか。気付きませんでした。)
[生まれ持った能力は鑑定では分かりづらいから、普通なら見逃しても仕方ないよ。]
(はい。今日は本当に勉強になりました。今まで、無視していたオークションでしたが、良い経験になりました。)
[俺もエリクサーが無ければ、買わないだろうし、ミーシャを売ってくれた、ギャロンさんに、感謝だな。]
(うふふ!そうですね。)
俺とシャザリーは、裏に回ってお金を支払い、奴隷を馬車に乗せて別荘に走った。転移が楽なんだけど、まだ見せられないから仕方がない。雅には念話をして治療の手配は済ませた。馬車で3時間か遠いな。みんなにまた、増えたと言われそう。
(龍也さん、エルフの子の年齢も分かるんですか?)
[分かるよ。名前はモニカ、年齢は130歳。精霊使い。モニカ、合ってるか?]
「はい。なんで分かるんですか?」
[モニカだけじゃ無いよ。冒険者の子はシャロンでこの子はチェルシー。3人とも絶対に治してあげるから心配するな。元の身体に戻してあげる。それにモニカ、うちにはハイエルフが居るから安心して良いぞ。9尾の霊獣まで居るからな。取り敢えず3人とも、これを少しずつ飲んでゆっくりしてくれ。]
「ありがとうございます。」
(龍也さん、改めてですが、すごい鑑定眼ですね。龍也さんと出会えて幸せです。)
[惚れ直した?]
(そんなレベルじゃないです。)
[チェルシー、俺みたいな変な男に引っ掛かるなよ?]
〈はい。〉
[シャザリー、この子は、見る目はあるぞ。ははは!]
(うふふ!そうですね。)
別荘が近づいて来たな。
[モニカ、あれは何に見える?]
「えっ?世界樹ですか?」
[さすが、見えるんだな。正解だ!あれがモニカとシャロンを治してくれる。]
家に到着っと。
[ビアンカ、エルフは俺が連れて行くから、この冒険者を地下に連れて行ってくれ。それとクレア、この子をお風呂に入れてあげて地下に連れて来てくれ。]
《《分かりました。》》
[シャザリー、奇跡の力を見せてあげるから、地下に一緒に行くぞ。]
(はい。)
エルフを抱き抱えて、地下に直行!
[雅、ミーシャ、エリクサーで治療を頼む。あと雅、冒険者の方はイヤな記憶だけを消してあげてくれ。]
《はい。同胞を助けてもらってありがとうございます。任せて下さい。》
「分かったわ。任せなさい。」
[シャザリー、これが雅のエリクサーの力だよ。凄いだろう?]
(はい。•••涙が止まりません。)
雅の特製エリクサーの方が、光も強いし治りも早いよな。シャロンの足は元通りだし、痩せてた肉体もね。今は雅が額に手を当てて、イヤな記憶を消してくれてる。
モニカも同様に痩せ細っていた足が綺麗になった。
チェルシーも飲ませたら、少しはふっくらするだろうし。
改めて凄いなエリクサー。
毎日、2000文字数を3話、投稿してます。
私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。
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