キリシア領編 84 みんなの輝く未来に向けて 24 メイドさんを買おう。4
早いもので、初投稿して1ヶ月になります。
毎日3話ずつ更新しています。良かったら楽しんで読んで下さい。
パソコンに座って書いても頭にイメージが湧きませんのでスマホでの投稿して居ます。読み辛さや不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
度々、誤字脱字に関しては申し訳ありません。その多さに凹んでますが、それだけ真剣に読んで下さっている、読者さんに感謝します。
みなさんのご報告やご協力、本当にありがとうございます。
グラウンさんの紹介の最後の奴隷商会の質は物凄く高かった。びっくりするくらい。
「では龍也様がお選びになった奴隷達へ質問されても結構です。最初の奴隷から名前をお教えします。メイド業の2人はアリスとマリアンヌで、戦闘メイドがソフィアとカトレーヌで御座います。会話に私はお邪魔でしたら外れますが?」
[いえ、大丈夫です。先ずはアリスさんとマリアンヌさんは何故奴隷になられたのですか?]
〈私達は顔は似てませんが双子の姉妹です。父がエスラント国のアストン領で商会をして居ましたが、盗賊の被害とかで父が経営を失敗しまして破綻して、借金で奴隷落ちしました。その後シャザリーさんに買われてメイド業を教え込まれてます。〉
双子なのか。似てないのは、二卵性ってやつだったよな?
[今は家族は?]
〈父は酒に溺れて居なくなり、その後は分かりません。母は病に伏せ死にました。親戚などは父が借金をして疎遠になり、身内と呼べる人は居ないです。〉
[同じ質問をソフィアさんとカトレーヌさんにしますが良いですか?]
〈大丈夫です。私の家もアストン領でした。剣術を教える道場を父がして居ましたが、盗賊の討伐に失敗して亡くなった方への補償金で破綻しました。その後、奴隷落ちしてシャザリーさんに買われてメイド業を教え込まれました。〉
〈私の家はミラス領で父が騎士をやってました。剣術は騎士道場で教わりました。父も同じく盗賊討伐で死に、その影響で母の精神がおかしくなって、私は身内にたらい回しにされその後、奴隷落ちしました。メイド業はシャザリーさんに教わりました。
[分かりました。4人とも、昔の嫌な話を聞いて思い出させてごめんね。]
〈いえ、とんでもありません。お気遣いありがとうございます。〉
「龍也様、失礼ですが、私からも質問して宜しいですか?」
何だ?シャザリーさん。いきなり俺に質問?
[俺に話せる範囲なら大丈夫ですけど。]
「私はそこまで詳しく有りませんが龍也様は先日ダンジョンを踏破された方で間違い無いでしょうか?」
[あぁ、はい。そんなかっこ良い物では有りませんが、生き延びれました。]
「では、噂で同じ人物とも聞きましたけど、ギランの討伐も、龍也様でしょうか?」
[まぁ、そんな感じです。]
「うふふ!やっぱりそうでしたか。ありがとうございます。失礼しました。話を折ってしまいましたね。」
[いえ、大丈夫ですけど。シャザリーさんに伺いますけど、この4名を買ったら幾らでしょうか?]
「4名全員ですか?、1人金貨200枚ですので、合計金貨800枚になります。」
高っかぁ!さっきは8人買って95枚だぞ!まぁ、それだけの価値は確かに有るけど•••まぁ、確かに、今までまともに奴隷を買って無いからな。トータルで考えたらプラマイゼロって感じか?イヤ、世界樹もあるし、まだプラスだな。
[結構するんですね。]
「そうですね。それだけお金を掛けて教育して居ますしね。」
[そうですよね。]
「あっ!そうだわ。龍也様、もっと良い提案が有りますよ。」
[何でしょうか?]
「私もこの奴隷商も一緒に買って下さい。白金貨2枚で。」
[えっ??どういう意味でしょうか?]
「そのままの、意味です。私も貴方に買われたいって言ってるんです。正直にお教えしますが、この奴隷4人の人生を狂わせたのは、盗賊ギランです。そして私の父もギランに殺されました。私は父の財産が有りましたので父の残した此処を継ぎましたが、私にも、この奴隷達にもギランは敵でした。私と此処の奴隷商会を一緒に買って下さい。龍也様の配下にして頂きたいと申してます。もちろん同等の立場は望みません。龍也様の奴隷で結構です。私の人生を買って下さい。どうでしょうか?」
《シャザリー様、今の話は本当なのですか?盗賊ギランが盗賊された話は?》
「貴方達にはギランの話は、教えてませんでしたが真実です。そして貴方達の敵討ちをしてくれた方が龍也様ですよ。」
《龍也様、私達の敵討ちをして頂いて、本当にありがとう御座いました。》
今度はギランが出てくるのかよ。
[お店はどうするんですか?]
「龍也様にお任せします。続けろと言われるなら、やりますし、辞めろと言われるなら、辞めます。龍也様に従います。」
はぁ、雅に念話するか。答えは分かってるんだけど。
【雅、どうせ聞いてるんだろ?どうしたら良い?】
【聞かなくても分かるでしょ。今は忙しいの!】
[キャリー、どうが良いかな?]
(お任せします。)
[だよね•••]
[シャザリーさん、私に身を託して、後悔は無いんですか?]
「御名前を聞いた時から決めてましたし、するなら最初から、この様な話はしません。龍也様は先程も奴隷達の話を聞いた後に、辛い話をさせてごめん。と言われて居たでしょ?その時点で、龍也様がどの様な方なのかは分かりましたし。」
俺はテーブルに白金貨2枚を置いた。
[分かった。その代わり、俺は身分の壁は作らない。奴隷は作らないし施術もしない。それで良いなら受け入れます。]
「つまり、家族って事ですか?」
[そうです。]
「願いを聞き入れて頂いて、ありがとう御座います。」
奴隷を買いに来たら、奴隷商を買っちゃったよ。
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