異世界の都 キリシア領編 80 みんなの輝く未来に向けて 20
早いもので、初投稿して1ヶ月になります。
毎日3話ずつ更新しています。良かったら楽しんで読んで下さい。
この小説の最終話は、既に書き終えてまして、この世界の1年が地球での1日の時間軸に設定してあります。完結まで宜しくお願いします。
パソコンに座って書いても頭にイメージが湧きませんのでスマホでの投稿して居ます。読み辛さや不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
度々、誤字脱字に関しては申し訳ありません。その多さに凹んでますが、それだけ真剣に読んで下さっている、読者さんに感謝します。
みなさんのご報告やご協力、本当にありがとうございます。
昼飯時、コリーが我が家にやって来た。商会の事で話が有るらしい。
[コリー、商会の話はなんか進展あったのか?]
{はい。この前エリーさんと名前を考えましてエコリー商会に決めました。どうでしょう?}
[2人の名前から付けたのか良いんじゃない。可愛い名前だな。]
{ありがとうございます。雅様から女性の美を追求する商品を作ろうと言われましたので、可愛い響きかと思いましして。それと、何故か分からないですけど、貴族の方からエコリー商会で売るつもりの商品の依頼が殺到してまして、早急に販売を始めようと思い、今日はその相談に来ました。}
見つめ合う俺とキャリー。間違いなくキャリーの姉の仕業だなと。
[あぁ、そうなんだ。良い事じゃないか。それで何が売れそうなんだ。]
{それが、売るつもりだった商品全部です。何処で漏れたのか分かりませんが、早急に高級な容器を作ろうと思いまして。前回、龍也さんから預かってるお金を使っても良いですか?}
[じゃんじゃん使ってくれ。足りなければ追加するから。]
{ありがとう御座います。ではデザインとかはエリーさんと相談して決めます。雅さん商品は大丈夫ですか?}
(沢山あるから心配いらないわ。貴族からはぼったくるのよ。平民には、安そうな容器で安価でね。)
{はい。それはエリーさんとも決めてますから、大丈夫です。じゃぁ、少しエリーさんをお借りします。}
[分かったよ。護衛は要らないか?ここにお金を払っのが4人居るけど?]
{大丈夫です。うちのお店に行くだけですから。}
[分かった。エリー気を付けてな。]
{はい。行って来ます。}
『龍也さん、私達に愛は無いんでしょうか?』
[嫌いだったら一緒に住んで無いよ。]
[キャリー間違いなく犯人は、キャリーの姉だよな?]
(はい。なんかすいません。)
[いや、逆に良い宣伝になってるから、そのままにしておこう。]
(はい。うちの姉達は話をたくさん盛って話し出すので良い宣伝にはなるかと思います。)
[雅、商品はどれぐらいあるんだ?]
(ここの領民に全員配っても半年分はあるから心配いらないわ。作り方はサマンサにも教えて行くから大丈夫よ。材料費もタダだし、容器代だけだから丸儲けよ。)
「雅様、材料は何を使ってるんですか?」
(薬草と世界樹の樹液と葉っぱよ。だからタダ。作れるのは、此処だけだからライバルも出来ないし。エリーも出来るんだからサマンサなら、もっと良い商品作れるかもね。頑張りなさい。)
「はい。頑張ります。」
(龍也、商会が軌道に乗るならコリーにも秘密は減らして方が良いわよ。彼女も信用出来るから。)
[それは俺も考えてたよ。だから敢えて合同商会を立ち上げさせたしね。]
(タイミングは、龍也に任せるわ。)
[分かったよ。]
『龍也さん、先ほどギルドから連絡が来まして危険性は無いとの事で採掘の森が解禁になりました。』
[結局、原因は分からなかったのか?]
『その様ですね。調査しても分からず、普段の森に戻った様です。』
[じゃぁ、活動も再開だな。]
(龍也、行くなら買った山に行きなさい。)
[あの山に何かあるのか?]
(私がただの山を買うはずが無いでしょ?あそこは宝の山よ。薬草も豊富にあるし見つかってないダンジョンがあるわよ。)
[びっくりなんだけど。ダンジョンがあるのか?]
(あるわよ。それも2つね。1つは私以外は走破は無理よ。勉強の為にサマンサは同行させるけど。)
[雅しか走破出来ないダンジョンってなんだ?]
(簡単に言えば、古代文字の暗号を解くダンジョンよ。魔獣などは出て来ないわ。龍也では無理でしょ?)
[悔しいが無理だ。もう1つは魔獣が出てくるダンジョンか?]
(そうね。龍也から聞いた前回のダンジョンの話を聞く限り、こちらの方が難易度は低いわね。その代わり、とても広いわよ。ミラの大好きな鉱物もたくさんあるわよ。所有地の山のダンジョンだから、私達しか入れないし、訓練にも最適かもね。世界樹が成長してから行くのが良いわよ。)
[雅さん、良い仕事しますね。]
(龍也に褒められても嬉しく無いわよ。世界樹が成長する迄に、サマンサとスザンナの冒険者登録をして依頼は薬草ですれば良いでしょ。後はダンジョンの魔石を売れば何とでもなるし。まぁ、今の龍也にお金は必要無いと思うけど。)
[まぁ、確かにお金は大丈夫だ。]
〈お兄さん、私と結婚しましょう。〉
[五月蝿い、守銭奴の穀潰し。ミラは深層に鍛冶場を作ってやるから頑張って俺の剣を早く作れ。]
〈キャリーさん、お兄さんが冷たいです。夜もこんな感じなんですか?〉
(黙秘します。)
「龍也さん、私達もギルドカード作れるんでしょうか?」
[サマンサは心配しなくて良い。領主からも許可も取ってある。2人はもう奴隷じゃないんだから、卑屈にならなくて良い。いざとなれば、ギルマスを脅すから大丈夫だ。]
「龍也さん優しいのか怖いのか分かりません。」
[家族には優しいよ。ミラ以外。]
〈キャリーさん、お兄さんは夜もこんな感じなんですか?〉
(黙秘します。)
雅のおかげで楽しみが増えた。ダンジョンで鍛えて俺も能力上げなきゃだな。
私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。
感想や誤字、脱字あればご指摘宜しくお願いします。




