プロローグ (改)
初めて小説家になろうに投稿しました。
投稿するか悩みましたが皆さんに読んで頂きたいと思い思い切って連載しました。
毎日更新するつもりですが時間は不定期になりますけど良かったら楽しんで読んで下さい。
不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
私の名前は有志龍也。ごく普通の会社員?なのであるが、周りの人からは優秀なエンジニアと思われている。
歳は28歳、独身、1年前にまでは彼女はいたんだけどね。会えなさ過ぎて振られましたね。バッサリと。。。
仕事は表向きは大手PC会社だけど、俺の担当部署はちょっと複雑で時には国家が関わってとても神経を擦り減らすと共に、エナドリは欠かせない。仕事終わりが深夜なのは普通。休日?プライベート?個人情報?それは守られて普通なの?知らなかった。ってぐらい環境はブラックである。まぁ〜彼女に振られて当然ちゃぁ当然だね。
まぁ〜学生時代もそれなりにモテたし童貞じゃ無いし俺はモブでは無い。と思う。たぶん、絶対に。
と、言うわけで今は気持ちを入れ替えて目の前にある俺の担当の(雅)のお世話をしている。雅はスパコン。いわゆるスーパーコンピュータであり世界でトップの計算能力を持っていてAIは当たり前。俺の目の前では3Dで理想の女性姿で佇んでいる。もちろん裸じゃないよ。服はちゃんと着てるよ。着せ替えは出来るし顔も体型も変えれるけど。今日は雅のお気に入りの黒髪ストレートの清楚なワンピースな美少女。(けっして俺はロリ好きでは無い。と思う。)
本来は無機物の大きな箱なんだけど、まぁ〜あまりにも孤独が寂しいから、俺がプログラミングで勝手に作って相手をしてもらってるだけだけど。
当然、部屋にある監視カメラでは視認は出来ない様にしてるし、特殊なプログラムにしてるから他の人は探せないと思う。因みに雅の全面協力があるから俺は安心している。
[ (雅)調子はどう?何処か気になる所はある? ]
( 特に気になる所は無いよ。) 実にフランクな物言いである。
[ 健康で何よりだね。] ってかスパコンに健康とかあるのか?まぁ〜ウィルスも風邪みたいなもんだからスパコンもウィルスに感染したらある意味病気なんだけど?。
雅のウィルス対策は万全だし、もし攻撃があれば雅自身が防御するから緊急事態以外、俺の出番は殆ど無いんだけどね。それなのにこの部屋に軟禁されないといけない勤務状態はほんと何とか改善して欲しい。普通の会社員に言ったら怒られるかもだけどホント暇だなぁ・・・
もちろん俺以外にサブのエンジニアがいる。扉の外にだけど3交代制で・・・しかし、腕が悪過ぎて使えない。そしたら雅から会社へのダイレクトの抗議。
会社側は雅に全面降伏で現状の体制を提案。雅は了承。そして現在に至る。スパコンに支配されてる会社って。それで良いのか?COEよ。国家よ。
まぁ〜雅のおかげで俺は特別国家公務員になれたのだけど。(自衛官以外では初めてらしい。)
雅と付き合い出して約3年。(仕事の意味で)
雅を3Dで作り出して1年(個人的趣味で)バレたら良くて解雇。普通に刑務所送りかな。父よ、母よ、妹よ、ごめんなさい。恨むならこの孤独な環境を作ってる会社と雅を恨んで下さい。
今日は終電で帰れるかなぁってか雅さん帰してくれるかな?と思いながら今は雅にお願いされた事をプログラミングしている。何でこんな環境設定やプログラミングいるのかは全然分からないんだけどね。雅さんには従いますよ。もうEnterで終わるし。
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<???突然部屋全体が真っ赤に染まる???>
<<<雅から緊急地震速報が流れる。>>>
[えぇ?何?何?地震?]
すると数秒後、突然突き上げられる様な衝撃と共に大きく部屋全体が揺れだして立っているのも出来ない状態で俺は椅子から床に転がる事しかできなかった。
•••痛ったぁ•••
流石に地震大国の日本だから耐震設計もしっかりしてるし大丈夫だろうと少し安心していたがそれを嘲笑う様な激しい揺れが続いて次第に天井のパネルや壁が崩れ出していた。これはマズイと思い何とか部屋から抜け出そうとするのだが揺れが大き過ぎて身体の自由が効かなく身動き1つ出来ずにいた。
どれだけ続くのだろう?と考えていた所、突然スパコン
(雅)の床に亀裂が入り大きく傾き俺の身体を潰す様に倒れて来た。時間にしたらほんの数秒だろうけど、時間の流れがゆっくりと感れる様に感じ、次第に俺の頭に走馬灯の様に過去の記憶が流れ、ぷつっと俺の意識は遮断された。
????????あれ??????
目を開けると俺は草原に仰向けで倒れていた。
???ここは天国なのか?確か俺は地震で倒れてきたスパコンに潰されたよな???さすがにあの大きなスパコンに乗られたら俺は生きてないよな。。。
たぶんもう少ししたら神様か仏様か天使さんが迎えに来てくれるんだろう。まさか閻魔さんは無いだろうと思う。そこまで悪い事してないよね?ないよね?
ずっと仕事ばっかりだったから今はお迎え来るまでゆっくり寝ていよう。zzz
その時、龍也は気付かなかった。
自分が異世界に転移した事など•••
そして、最強のパートナーの存在がある事を。
私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。
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