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トングが聖剣?使わないけど〜最強女勇者はイケメン達に守られたい〜  作者: 黒砂 無糖
家族

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89/201

保護者にロックオンされました

見つけてくれてありがとうございます

応援よろしくお願いします

 部屋から出て来たペリルは、先程のソージュと同じくソファーでぐったりと、魂が抜けた状態になっている。


 ……そっとしておこう。


「それではソージュ様、又お茶がなくなったらご連絡下さい。くれぐれも先程伝えた件お忘れなき様、良い報告を期待していますよ?」


 何やら色々と忠告を受けたのだろう。又 ソージュは渋い顔をしている。


「レヒテハントさん、これ、良かったら貰って下さい。簡単なクッキーです。私監修でソージュさんとペリルさんが作りました」


 2人とやると私ただの現場監督なんだよね


「おや、坊ちゃま達ですか?それは貴重な物をありがとうございます」


 レヒテハントさんは、腰を折り頭を下げてお礼をしてくれた。


「2人とも物凄く器用だから、私の出る幕ありませんでした」


 追加情報を入れると


「チャコ様、この度はエストラゴンの実子となられたと聞き及んでおります。おめでとう御座います。そしてありがとうございます」


 又、レヒテハントは頭を下げた。


「不躾なお願いではございますが、うちのソージュ様とペリル様の事、至らぬ事ばかりかと思いますが、どうか末永く、くれぐれもよろしくお願い申し上げます」


 レヒテハントさんは頭を下げたまま2人ともよろしくと言っている。

 とりあえず逆らわない方がが良いだろう


「こちらこそ、これからも、よろしくお願いします」

 とりあえず頭を下げておく


「では、私めはこれで、チャコ様、また、ご帰宅お待ちしております」


 では失礼、と踵を返して部屋の外へ出て行った。最後までキッチリした人だ。


「チャコ、レヒテハントにあんな事言って大丈夫だったの?」

 ペリルはいつの間にか復活していたのか、レヒテハントとのやりとりが気になった様だ。


「何かおかしかった?ちゃんと挨拶したつもりだったけど」


 ちゃんとしないと怖いじゃないの


「レヒテハントの言葉、僕とソージュ様、どちらも一生よろしくって事だよ?チャコ、返事しちゃったから多分もう逃げられないよ。

 レヒテハントは完璧なハーレムの思考を持ったナトゥーアの人間だよ?狙った獲物は撃ち落とすまでは……地の果てまで追ってくるよ」


 それは……まずいか?


「さっき俺、多分ペリルも同じだろうけど、レヒテハントに、なぜチャコを落とせていないのかと、2人とも努力が足りないのではないか?

と、懇々と怒られたんだ。

 2人が揃っているのに何してたと。好いた女すら落とせず、大人と言えるのか?だから今でも坊ちゃまなんだとさ」


 ソージュは思い出しただけでぐったりしている、ペリルも同様だ。


 二人とも未だ遠い目をしている。


「ナトゥーアでは、男だろうが女だろうが、好いた相手を振り向かせる努力をして、相思相愛が叶って一人前。

 相手が浮気したら、自分に夢中に出来なかった努力不足だと言われるんだ。浮気された方が悪いなんて普通は腑に落ちないだろ?でも、幼少期からその考えを叩き込まれる」


 ……努力不足か、私もそうだったの?


「チャコ、餃子ってどうやって食べるんだ?」

 私の顔色が暗くなったのを感じたのだろう。


 ソージュが餃子の食べ方を聞いて来た。


「あ……餃子は焼いても、蒸しても、スープにしても良いわ。とりあえず今日はシンプルに、焼き餃子にする予定だよ」


 意識が餃子に逸れたお陰で、私の落ち込みは回避された。


 よし、忘れよう


「焼き方に特別な何かはあるの?」

 ペリルもソージュの意図に気付いて、話に乗って来た。


「油を引いて蒸し焼きにするんだけど、炒め鍋って蓋あった?」


 なかったと思うけど


「魔導シリーズは蓋は必要サイズに変化するから、魔導鍋の蓋がそのまま使えるよ」


 ペリルが魔導鍋の蓋をふたつ持って来た。


「とりあえず、10人サイズの炒め鍋に並ぶだけ並べてみようかな?」


 業務用サイズの炒め鍋は屋台の鉄板の様に大きい。温度調整スイッチが複数付いている。


 場所によって火力調整ができる仕様だ。


 油を引いた鍋に餃子を中央から円を描きながら均等に並べて行くとペリルが


「このままぐるぐる並べればいい?」


 と言って、鍋に均一な隙間を開けながらびっしり並べてくれた。


 大き目の餃子が、150個綺麗に乗った。


「壮観だな」

 ソージュは満足顔で並んだ餃子を見ている。


「皮が厚いから、このまま弱めの中火で蒸し焼きにします」

 水を入れて蓋をする。鍋についているタイマーをつけて放置


「これで終わり?」

 ソージュは聞いて来た


「最後にもう少し油を足して、強火でパチパチさせたらおしまいです」

 ごま油あるかな?


「ペリル、ごま油ってある?香ばしい香りの茶色い油」

 ペリルに聞くと


「ごま油?茶色?ちょっと待ってね?」

 探しに行ってくれた


 いつの間にか作業台のあちこちに、引き出しが付いている。


「なんだろう?」


 壁際の引き出しを開けてみたら、引き出しには空間魔法がかけられ、お皿やカップ、カラトリーが入っていた。


 中央作業台にも、引き出しがある。


「こっちは何かな?」


 左から順に開けてみたら、調味料、粉類、ハーブなどが入っていた。


「随分と使いやすくなったわ」

 ありがたいな、と思っていたら


「いちいち食糧庫まで取りに行くのが面倒で、ペリルに作って貰ったんだ。食糧庫は基本的には食材と在庫だな」


 ソージュさんはキッチンを使ってみて、改良が必要と感じたのだろう。


 私は考えてもみなかったわ。


「チャコ、油持って来たよ。よくわからないから全種類1瓶づつ持って来た。今使わないのは、引き出しに入れてね」

 ペリルが、どしどしと作業台に瓶を並べた。


「ペリル、作業台の引き出しありがとう。凄く使いやすくなったよ」


 一家に1人ペリル様だわ


「ありがとう。希望の油はあったかな?」


 ペリルは優しい笑顔でお礼を言った。


 なんだか……とても良い顔するのね?


「……これは、オリーブオイル、ちゃんと2種類あるわ。こっちは、ココナツオイルかな?

 あったこれだ!ごま油も2種類あるのね」


 嬉しくて全て調べてしまった。なぜわかったかは、瓶にイラストが書いてあったんだ。

 それを見て、味見してみた。今、使うのは茶色のごま油だけなんだけどね。


 仕上げ前に、ラー油でも作るかな?

ブックマークと反応ありがとうございます!

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