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トングが聖剣?使わないけど〜逆ハー勇者は逃げられない〜  作者: 黒砂 無糖
聖なる栗の木の元で

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124/201

やるしか無いのか指南役

見つけてくれてありがとうございます。

更新は不定期になります。出来る時に頑張ります

私は考えたんだ。ソージュの教育について。ソージュは基本的にこの世界の女を狂わせる指南役を付けるのも難しい。


じゃあ、狂わない相手なら?となると転生組しかいない。


他の転生者にお願いしたら、何故お前がやらないと言われるだろうし、自分がやりたく無いからと押し付けるのも違う。


だからといって見て見ぬ振りも出来ない。


けれど、じゃあ私でどうぞとするには真っ当な知識も経験値も無いソージュに差し出すなんて自殺行為だ。確信した確実に壊される。


じゃあどうする?営みを見せる?それも悪手だ。無防備な状態で暴れて眠らされる未来しか見えない。だから、ペリルに頼む。


彼から合格が、貰えたらペリル指導の元私が指南役をやろう。ペリルさえ側に居れば怖くない。


「チャコ?一体どう言う事?」

ペリルは意味が分からないと首を傾げた


「一旦、ペリルが女役でソージュに手順を教えて、ペリルから合格出たら本番にすれば相手の女性を傷付けなくて済むでしょう?」

ペリルなら絶対できる筈と目で訴える


「・・・確かにそうだけど」

さすがに不満そうだ。


「私がいきなり指南役したら、破壊されると思うのだけど?ペリルはその方がいい?」

ごく小さな声で伝えた。最後は私だと理解したのだろう。ペリルは防音を発動してハッとして咄嗟に私を抱き寄せた。


「ごめん。考え無しだった。でもチャコ、それでいいの?」

ペリルも声を顰め私の顔を上げさせて本心を見抜く様に目を覗く。


「このままではソージュは私であろうと無かろうと好きになった相手を傷つけてしまう。さすがにそれは悲しすぎる。だからちゃんと知らなきゃダメだと思う」

それには安全な相手が必要でしょう?


「ソージュは私を救ってくれた人よ?でも出来る恩返しはそれくらいなの。その時にペリルが近くにいてくれるなら怖くないわ」


私の中に嘘もなければ欲もない事を理解したペリルは私を抱きしめた。


「分かった。チャコを絶対に傷つけさせない様に徹底的に指導するよ」

ペリルが、引き受けてくれた。よし!


「・・・ただ、チャコ?僕の女装が見たいだけじゃないよね?」

あら?思考が筒抜けだわ?


「・・・男同士でも構わないけど、ペリルの女装はあわよくば?」

どうせバレるから本心を言うと、ほっぺたつねられた。優しくだからから全く痛くない


「本当は誰にもチャコを触らせたくないし、指南役も他に回したいくらいだけど。一番信用できるのもチャコだから。でも嫌だなぁ」


ちょっとグスグスしているペリルを可愛いなと見ていたら。


「ペリル、出来るのか?」

と、心配そうなエストラゴン。それぞれが心配なんだろう。気苦労が多いな


「大丈夫です。僕が何のために女装をできる様になったと?」

ペリルは防音を解除して答えた。任務でってそんな事迄あったの?


「ソージュ様、話の結果私が指南役と言う事になりました。私が合格を出さない限り本物の女性は抱けませんよ?」

急に妖艶な眼差しと空気感になったペリルを見てプロだなと、感心してしまった。


「ペリル、お前・・・そこまで俺の為に出来るのか・・・やっぱり凄いな」

ソージュは感嘆とした


「感心している場合では有りませんよ?知識もテクニックも魔法を駆使して全力で全て叩き込むので覚悟してください」

ペリルはソージュの前へ行き、臣下の礼をとりつつもがっつり睨みを聴かせ釘を刺した。


「そう言えば、栗の木を見つけたけど、この後はどうするのですか?」

この先の動きが気になったので尋ねて見る


「そうだな、ここはヴァルドとフェルゼンの境に近い。土地はヴァルドの物だから、ここに我々の拠点をつくる」

え?そんな事勝手にしていいの?


「国に了承取らなくていいのですか?」

怒られないのかな?


「国には結界が張られているだろう?門の外は神の守護が届く範囲はその国の物だけど外れたら違う。この辺りは丁度神の守護の切れ間だ。だから誰も手を出せない。栗の木は狙ってその位置に生えたんだろうな?」

狭間な訳か、だからゲートが出来たのかな?


「単純に、僕達ならどの国に何を作ったとしても文句を言う奴はいないよ?僕達が本気出したら数時間で国を滅ぼせるからね?」

ペリルは綺麗な笑顔で物騒な事をいう。


「とりあえず簡易拠点を作ったら、ギルドにここに屋敷を立てる様に依頼するよ。皆の家をここに立てよう。チャコも栗の木の側が安心だろ?」


ソージュが初めの頃のお兄さんに戻った気がした。ちょっと嬉しい


「新しい拠点楽しみですね?でも、荷馬車で間に合ってませんか?」

ペリルをチラッと見ると、ペリルは居心地が悪そうにしている。


「ほら、それぞれの部屋も欲しいから、それにそろそろレティヒハントがソージュ様に会えなくて痺れを切らすだろ?ここに拠点があればアウスリーベン家と転移陣を繋げば行き来できる様になる」


そんな便利な事・・・そうだった、この人瞬間移動も出来たのよね?相変わらず万能な人だ


「陣が繋がるなら、ソージュ様はご自宅から通われた方が慣れている分居心地が良いのではないですか?それに皆も自宅の方が気が休まるのでは?」


レティヒハントも居るし?それぞれ貴族なら専門の従者が居るわよね?


「わしはチャコとここに住むぞ?向こうは執事が口煩いし、親子だからな?」

エストラゴンの執事は口煩いんだ?親子になったから一度挨拶しなきゃね?


「僕はチャコから離れたくないな?帰れとか寂しい事言わないよね?」

ペリルは私の肩に手を回したまま顔を見てくる。そりゃ居て欲しいわよ?


「帰らなくていいの?」

一応確認を取る


「今までも帰ってないから問題無いよ」


ん?この人は今まで何処で生活していたのかしら?私は首を傾げてしまった。



ブックマークと反応ありがとうございます


この話は、他の作品とも世界がリンクしてます。


スマホで書いてるのでタッチミス、変換ミス、他作品と辻褄が合わない等見つけた時は、パラレルと三回唱えて忘れてください。



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