ここは…
「ふむ,お主避けようともせずトラックに轢かれるとはどういことじゃ?」
いきなり知らない声が頭に響いて飛び起きた。
「え?飛び起きた…?俺死ななかったっけ?」
生き延びたのか…?
「そうじゃよ。貴様は死んだのじゃ」
死んでました。
「お主は死ぬ定めではなかったのにおかしいのぉ,まさか死んでしまうとは…」
詳しく話を聞くとどうやら俺はあのままトラックに轢かれて死んだみたいだが,本来は避けて致命傷は避けてた運命だったらしい。
「まさか何気なく運命に反した行動を取るとは面白い…そうじゃ!面白いものを見せてもらったお礼に一つ願いを聞いてやろう!」
「えぇ…そんなんで願い聞いていいのか神様(?)」
「ふむ,神のわしがいいといったらいいのじゃよ」
自称神が願いを叶えてくれるらしい。そんなうまい話あるのかと思うが…まあもう既に死んでるし怖がってもしょうがないだろう。
とはいえ願いか…願いなんて…一つしかねーよな!
「なあ神様(?)やっぱ俺が住んでた世界とは違う異世界ってあんの?」
「あるぞ」
キターーーーーーーー!
「えっと具体的に言うと地球と似た生物や味覚だけど,地球ほど科学が進んでなくて戦争がなくて,これが一番大事!魔法がある世界!なんてのはあるか!?」
「勿論じゃ。神を舐めるではない!」
はいきまり。
「じゃあそこに転生を頼む。あ,森の中のひっそりとした集落の男の子…大体12齢くらいの子に以前その子の記憶と俺の記憶を持ったまま転生させてくれ。勿論魔法やスキル…翻訳や鑑定とかのもたっぷりつけて」
「お主…以外と図太いな。まあよかろう,お主のような面白い奴は初めてじゃ!願いを叶えてやろうではないか!たまにはアドバイスもしてやる!心ゆくまで異世界転生セカンドライフを送るといいわ!」
そう言った後,閃光が俺と神を包んだ…