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颯爽と 燕

現代短歌なので、小難しいことは抜きにして。

感じたままを詠んでみました。


お気楽に味わってみてください。


薫風を受け飛ぶ姿 颯爽と

  つばくろの影 我を追い越す






五月の空に似合うもの。

鯉のぼり。

それからツバメの飛ぶ姿。



澄んだ青空をさっそうと飛ぶツバメの飛行姿は、それはもうかっこいい。その一言に尽きます。別名、玄鳥(げんちょう)。「玄」という字には「黒い」という意味がありますから、春の青空に映えるあの黒い姿は、昔から日本人には親しみのあるものだったのでしょう。



ところで。ツバメといえば、家先に巣を設営することで知られています。昔からツバメが巣をかけた家は繁盛するとか、金運が上がるとか、子宝に恵まれるとか、幸運の印みたいに言われてきました。しかし昨今の過敏な清潔志向の中では、動物のフンを嫌う傾向が強くて、営巣を好まず壊してしまう方も多いと伺います。

確かに飲食店では不都合もあると思いますが、季節の風物詩がまたひとつ消えようとしている……のかもしれません。


ツバメは渡り鳥。東南アジア諸国で冬を越したツバメたちが、春先になると日本へ渡ってきて子育てをします。なぜにこの頃やってくるのかといえば、暖かくなると彼らの餌となるハエ、ハチ、アブ、羽アリ、カゲロウなど飛んでいる昆虫が増えるから、なのだそう。(←受け売りの知識です)


そう。ツバメは益鳥なのです。


しかしですよ。昆虫なら東南アジアだって多くいるでしょうとも思いますけど、きっと他にも繁殖に都合の良い条件がそろっているから、わざわざ渡ってくるのでしょうね。


巣で大人しく親を待つ子ツバメのかわいらしさ、一転、親の姿を発見すると餌をもらおうと必死でアピールする姿。

子供の頃、飽きずにずっと見ていましたっけ。


皆様も、そんな記憶がございませんか?



ツバメの能力といえば、他にも飛行スピードの速さとか、必ず巣に帰ってくる帰巣本能とか。まずあのサイズで海を渡って日本まで来るのですから、体力も並外れてすごいですよね。

小さな身体で、とても優秀な鳥なのでした。


あ! 今回は花が出てきていませんが、「華のある鳥・ツバメ」(←どこに? とか突っ込まない)ということで。

ほら、燕尾服とかいうでしょ。燕尾服来た方って、華があるでしょ。でしょ!

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