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電車の開かない方のドアにもたれて

作者: 端縫 径

電車のかない方のドアにもたれて

オレは外を見ている


誰にも邪魔されない場所から 過行すぎゆく今を見ている

遠くはゆっくりと 近くはせわしなく過ぎる時間とき

タイムマシンのように一生が見渡せた


近景の女学生 遠景の老婆

人生の光と影

間にあるのは

決まりきった日常と 一瞬の歓喜

そして さびしさの不定愁訴ふていしゅうそ


オレと誕生年の同じ硬貨

汚れなのか 風格なのか

磨けば元の輝き

間にあるのは

人の手垢てあかと 財布の中の暗闇


電車のかない方のドアにもたれて

オレは外を見ている


並走する電車の窓の人が

鏡に映る自分に思えた

左右の逆転したオレみたいに思えた


お前はその安楽な場所で なに想う

かない方のドアにもたれて

終点まで行く気か?

作曲AI(suno AI)でこの詩を使って曲にしました。よろしかったら聞いて下さい。


https://suno.com/@takemitsu_zamurai

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