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利き毒マイスターとは、私の事です。

それは、ある日のティータイム。

私は、今日届いたお嬢様への贈り物を広げ、その中にあるお茶受けになりそうなものをお皿に移すと初めの一口を口に入れました。

これは、中々。もう一口。

あと、ちょっと、そう思い口に入れた時でした。

舌には違和感が走ります。

早くお嬢様に伝えなくてはと、皿をお嬢様がいらっしゃるテーブルに持ち移動します。


「ほじょうさま・・・モゴモゴ・・・こりぇは・・・舌が・・・モゴ・・・ピリピリ致します。・・・モゴモゴ・・・神経毒の・・・一種でちょう・・・モゴモゴ・・・ですから・・・食べないほうがよろちい・・・モゴモゴ・・・かと。」

「貴方。そんな口にたくさん入れながら、言われても説得力無いわよ。」

ため息を付きながら『歩きながら食べるなんてはしたない座りなさい』と椅子を勧められ私はすぐにすわります。

え?侍女の作法?習いましたよ。これでも、侍女長様から泣きながら合格点を頂きました。


「まあ、毒は・・・モゴモゴ・・・ともかく味は美味で・・・モゴモゴ・・・ございます。」

口を押さえながら答える私に

そっと、「これで流しなさい。」っと言いながら自分の紅茶を差し出してくるお嬢様の有り難みを感じ紅茶を一気飲みすると「至福でございます。」と答える私にお嬢様は、相変わらず冷たい目を向けられました。

この頃この視線にもなれ、愛着まで湧いてきているという事は秘密です。

しかし、まだ、新しい扉を開くには経験値が足りないらしく。これでも、修行の身でございます。道のりは長く感じます。


「貴方が毒味に選ばれた訳がわかるわ。貴方に効く毒はあるの?その前になんで毒が効かないのよ!!」

矢継ぎ早に最後には軽く怒り気味に言われるお嬢様に私は、


「別に話してもいいのですが・・・」

ここで少し俯きながら哀愁漂う雰囲気とできればBGMをかけることが大事です。

ポケットには携帯型のプレーヤーを入れておくのは常識でございます。


「・・・わかったわ。いくら払えばいいのかしら」

諦めたように財布を出されるお嬢様は、この頃この音楽が、別の店で流れているだけで財布を自然に出されるようになってるなど知りもしないでしょう。

習慣。それは恐ろしいものです。

私も庭に穴を掘りお金を埋める。これは、一生直らないことでしょう。しかし、


「流石お嬢様です。常日頃から空気を読まれるスキルがこんなに成長なされているなんて、私は、嬉しく思います。」

私は、プレーヤーを止めると同時に取り出したハンカチで目頭を押さえますが私に向けるお嬢様の目線は冷たいものでした。


「いいから、いくらなのよ」


しかし、この頃口が悪くなってきているような気がいたします。

まったく、誰でしょうか?

お嬢様にこんな言葉を教えたのは、私の悩みは尽きません。

しかし、今はそれどころではありません。

稼げる時に稼ぐ。それが我が家の家訓でございます。

セールストークもマスターした私はお嬢様にオススメ致します。

「ここは、私とエリザベス様の仲でございます。サプライズプライスという事で、いつもなら1000円いただくところを身内割引と称しまして50%引きの・・・な、なんと500円!!500円にて販売中に御座います。」

「・・・はぁ、・・・はい。500円よ。」

お財布からお金を取り出し、私に手渡されるお金を私は握りしめ

「ありがとうございます。」

とお金をそっと胸元に仕舞います。しかし、そんな私をお嬢様は観察されています。

え?返しませんよ。

「いらないわよ。さっさと話しなさい。」


は!また思考を読まれたのでしょうか?お嬢様はたまにわたしの考えていることがお分かりになられるみたいです。


これはもしや。お嬢様は・・・ギロリ。


殺気!これは殺気でしょうか・・・。


「ゴホン・・・。いいから早くしなさい。」

危ない思考に恐怖を感じいた私ですが、お嬢様に急かされ、気を取り直して、昔を思い出します。


「では。その昔、わたしの家が落ちぶれて、ついに家まで差し押さえられた時の頃です。

あの頃は、酷い奴らもいたもんで家中にお札のような赤い紙をペタペタと貼っていく。黒服の男達がおりました。そんな男達を見て小さいながら私は我が家は悪霊でも、出るのかと恐怖したものでございました。

しかし、我が家のそんな差し押さえの騒動の時。両親がとっさに庭に穴を掘り金を埋めて隠したのです。そのお陰で私たちは、しばらくそのお金で食いつないでおりました。ですが、それも底を尽きたべるものもなく。いろいろ大変な時でした 。」

「・・・貴方が庭にお金を隠す癖は、ご両親の所為なのね。なんかやっと貴方が理解できた気がするわ」

何故か私をいつもとは違う目で見つめる目には冷たさとは、違う暖かい気持ちが含まれておりました。

しかしこれは、これで少し物足りなさを感じるものがあります。

そんな私の不穏な思いを感じたのかいきなりお嬢様がブルブルと震えられました。

さすが、お嬢様です。ですが、ばれた時に給金に響く恐れがありますのでこの想いは、うちに秘め、私はバレないように話を続けます。

「私は、その頃。森にある草やキノコは全て食べれると思っており、森の中を肉と草やキノコを、求めて彷徨う狩人をしておりました。」

「貴方の狩人の定義がわからないけど、たぶんそれは狩人では無いと思うわ」

なにかお嬢様が言われましたが私はそのまま話を続けます。

「そして、それは恥ずかしながら、7歳の時でした。

若気の至りと申しますか・・・。

その日。私は朝からキノコ鍋を作ろうと、張り切っておりました。いろんなキノコを鍋に入れ、見たこともないようなたくさんのキノコが鍋にはいりました。ですが、頑張って出来上がった鍋は、それはそれは紫色をした毒々しい色のスープになっていたのです。」

お嬢様は、私が思い出しうつむきかけた事に気付き理解したのか。

「それから先は、言わなくてもわかるわ・・・食べたのね。」

「・・・はい。私は、両親と兄弟が止めるのも聞かず口に入れなんと三日間寝込みました。

そして、なんと9食ものご飯を食べ損ねたのです。私は、後悔しました。何故両親や兄弟の言葉を聞かなかったのか。・・・今更悔やんでも遅いのですが、そのショックから、ご飯のおかわりが少なくなる程でした。しかし、このままでは、9食分は、取り戻す事が出来ないと、私は立ち直りました。そして、学んだのです。年の功とは、すごいのだと、そして、悔し涙を拭き、誓ったのです。






『紫色をした物は食べてはいけない』と!!」








「・・・話を折って申し訳ないんだけど、もしかして、貴方が私に紫色の服を選ばせないのは、そのせいかしら?」


「はい!!紫とは、あの日をもって決別致しました!」


エリザベス様は、いつものように額に手を当てため息を疲れます。

大丈夫でしょうか?今日は紅茶ではなく特別にココアを入れて差し上げましょう。

そうと決まればアンドリュー様の侍女様の所に後から押しかけましょう。

アンドリュー様には、この頃上お得意様になりつつありますのできっと大丈夫でしょう。


「・・・なにか寒気と、なにか嫌な予感がするわ。何故かしら?」


どうやら熱まであられるようです。

風邪薬はこの間私が使ってしまったので旦那様に催促しましょうか?

いえ、薬学部の先生に相談してみましょう。


キョロキョロと周りを気にしておられたお嬢様の意識がこちらに戻って来られた所で話を再開します。


「しかし、あの日からいいこともあり、毒が効かない身体に成長しておりました。

お医者様は『生きてるのが奇跡だ』と匙を投げ。私は、その日から両親が食べられ無いものも食べ。こうして元気に成長しました。」

「何故かお医者様が可哀想になってきたわ」


そういって額を抑えられたお嬢様はこの頃他人の心配ばかりされておいでですが、自分の心配もしたほうがいいと思います。

頭痛に寒気。やはり風邪か何かの初期症状です。まあ、私が、お嬢様の心配を代わりにすればいいかと、悲観した思考は切り捨て話を始めました。


「ですが、私も9食ものご飯を食べ損たのにただ毒を克服した身体だけでは気が済みませんでした。そこで私はその日から訓練をして利き酒ならぬ。

利き毒が出来るように頑張ることにしたのです。」

「利き毒って・・・」

「因みにこの毒は、シシドー地方のフグという魚に似た珍しい深海魚から取れる神経毒でございます。」

「うん。・・・なんか褒めていいのか迷うわね」

「もちろん。この利き毒は、暗部の皆様にも出来ない離れ技らしく。

私に分からない毒は無いと『利き毒マイスター』と暗部の皆様から名称まで頂きました。」

「何故あなたが、暗部の方々と知り合いなのかしら?」

「それは、私の私生活にかかわる「話しなさい」・・・」




この時。私はお嬢様の目が細められていく様をみたのです。

これは、あの時。あの婚約破棄騒動の時に魅せられたあの誰もが凍り付くような鋭く逆らうものを許さない旦那様譲りの目でした。私は、覚悟を決め無償でお話しすることを決めました。





・・・ですから、これは、涙ではありません。決してタダで喋らなければならない為の悔し涙では、ございません。汗でございます。


「グス・・・わかりました。お話しましょう。あれは、お嬢様が寝静まった真夜中でございました。私は、お嬢様がちゃんとノンレム睡眠の第四段階まで堕ちたのを確認してこっそり部屋を抜け出したのですが、この間のようにまたいつお嬢様の取り巻きの方に目撃されて、あられもない罪を着せられては、たまらないと、私は日頃使わない屋根裏にある隠し通路を使いました。」

「何故あなたが隠し通路の場所を知ってるの・・・かは聞かないわ。主に私の為に・・・」

なにやらブツブツ言われておりますが私はまるっと無視して話を進めます。


「しかし、その日は、いつもの雰囲気の隠し通路とは違いました。その理由は、少し進んだところで気がつきました。珍しく先客がいたのです。特に向こうはすごく驚いておられました。」

「・・・でしょうね。」

「向こうは3人。私は1人。3対1の不利な状況でしたが、私は狭い通路だったお陰で善戦致しました。ですが、懐に忍ばせていたお金が落ちる音に気を取られあえなく捕まってしまったのです。あの時の私の気持ちは言い表せないほどでした。私は何故ちゃんと袋に仕舞わかったか後悔しながら、その3人に私は、どうしても『落としたお金を拾わせて欲しい』と涙ながらに頼み込みました。」

私の目にはあの時の悔しさを思い出したかのように熱く涙が溢れました。


「・・・」


「すると、1人の凛々しく渋いダンディーでイケてるお方が親切にも拾わせてくれたのです。」

私は頑張って私の中にある言葉の中で精いっぱいの極上の褒め言葉で彼を表現したつもりだったのですが、お嬢様には伝わらなかったようで「お金を拾わせて貰ったからって無理して褒めなくてもいいのよ」と言われてしまいました。

残念です。彼の偉大さは伝わりませんでした。


「しかし、振り返ると、その時は、何故拾わせてくれたのかわかりませんでしたが、彼なりの情けだったのかもしれません。」


「いや、憐れみのまちがいよ。」

なにかまた私はお嬢様の琴線に触れたようで呆れたような目を向けられました。

なぜでしょうか?わかりません。

あの慈しみの溢れた聖母のような暖かい眼差しはどこに行ったのでしょうか。


「そして、そのあと、お金を拾って大人しくなった私をどうするか話し合いをされたのです。その時の私は初めて死を意識しました。」

「・・・遅いわよ。」

「しばらくすると、その後の1人の方が懐から液体を取り出され私に無理やり飲ませたのです。しかし、それは茶色く甘いアーモンドの香りが香るカナツ地方の赤い実から採れる毒でした。あれは、毒のなかで一番甘く好きな部類なのです。


『できればもう少し飲ませて欲しい。』



私がそうお伝えすると、何故かぎょっとした顔をされ、別の液体を飲ませられたのです。

次の液体それは、青い花から取れる毒でした。

まあ、泣いたせいで喉が渇いていただけだったので別に飲ませてくれるならと私は、文句を言いませんでした。

それから何回か液体を飲まされ試飲をしていきました。その中には忘れ難い味わいのものもありましたが、それは、また今度お教えします。」


「・・・申し訳ないけど、それは遠慮するわ」

「そうですか?出来ればお伝えしたいくらいの味わいだったのですが、お嬢様が仰るなら諦めましょう。」

「ええ、そうして頂戴。」



「仕方ありません。・・・話を戻しましょう。そして、いろんな毒を試飲しながら、毒の特徴、生産地を語りながら楽しく語り合っていた時でした。最後に『これは、何の毒かわかるなら解放してやる。』とあの凛々しく渋いダンディーでイケてるお方が仰りました。」

「一応褒めてるのよね?貶してるわけではないけど、逆にその人どういう人かわからないし、何故か残念な方に思えてなりません。」

「え?褒めてますよ。やはりお嬢様には、伝わりませんでしたか。本当に残念です。もう少し凛々しく渋いダンディーでイケてるお方の良いところを語りましょうか?それなら・・・」

「もう、いいわ!!続けてちょうだい」

「・・・そうですか・・・わかりました。では、話を続けましょう。その後すぐ私は『わかりました。飲んでみましょう』とお応えしそれを口にしました。・・・本当に聞かなくてよろしいですか?」「いいから話をつづけなさい」

「はぁ・・・それは、今まで飲んだ毒とは違い複雑に混ざり合いまるでロゼワインのようでした。」

「あなたワイン飲めるの?」

「はい。皆様が残されたワインを少しずつ貯めて隠して呑んでおります。」

「・・・聞かなかったことにしとくわ」

「それで、その液体が二種類の毒を混ぜ合わせて作り出してあることがわかったのです。

そのあと、原料や、生息地などを聞かれ『またよろしく頼む』と凛々しく渋いダンディーでイケてるお方が言われ、隠し通路をつかう許可まで頂きました。その日からたまに毒を試飲しては小遣い稼ぎをしております。」

「あなたにとって、小遣い稼ぎなのね」

「はい。それに暗部の方々は、道具に頼らないと毒を見分けることが出来ないらしく。私が利き毒では一番早いそうです。その頃からでしょうか暗部の方から尊敬と畏怖の意味合いで『利き毒マイスター』と二つ名で呼ばれるようになりました。」

「気に入ってるのね。その二つ名・・・。」

「もちろんです。二つ名など私が貰えるとは思いませんでしたので大事にしたいと思います。」

私が胸を張って答えると、お嬢様は残念な子を見るようになにやらつぶやかれておいででした。

「・・・まあ、私はあなたが無事ならそれでいいわ」

「え?なにかいわれましたか?お嬢様。」

「・・・なんでもないわ」

「そうですか?そんな訳で暗部の方々と仲良くさせていただいております。ああ、あと忘れる前に。お嬢様。最近旦那様がシシドー地方の領主との商談をされたのはご存知でしょうか?」

「え?」

「この・・・モゴモゴ・・・神経毒は・・・指定廃棄物・・・モゴモゴ・・・扱いで・・・なかなか・・・手に入りにくい・・・毒でございます・・・私は、別に・・・気にしませんが・・・モゴモゴ・・・何か・・・関わりが・・・モゴモゴ・・・あるのかもしれませんね。・・・。」

私は毒の情報を忘れる前にまたそのお菓子を頬張り確認しながらお伝えしました。

決して、私が食べたいから、そんな邪な思いで食べたわけでは、ありません。

・・・ありませんが、残りを二、三枚包みにいれポケットに直したことは、秘密です。


「・・・はぁ、お父様に手紙を送るわ。持って行ってちょうだい。」

そういって、そそくさと、近くにあった便箋を取り出すと、私が二杯目の紅茶を淹れ飲み干したくらいに有能なお嬢様は手紙を書き終えておられました。

「しかし、お嬢様。手紙の配達は、学園外に成りますので距離があり、私の特別料金が跳ね上がりますが、宜しいでしょうか?」

私は最終確認のため、涙を飲んでお嬢様に進言致します。なんたって、お嬢様のお小遣いですので。

しかし、そんな心情を知らないお嬢様は私の期待を裏切り言われたお言葉は、私の心を折るのには十分でした。

「・・・兄上には、2人の従者がいたでしょう。兄上に持って行ってちょうだい。学園内なら確か1,000円よね。」

「・・・お嬢様。いつからそんな節約方法を編み出されたのですか・・・」

「泣いてないでさっさと持って行きなさい。」

崩れ落ちる私をお嬢様はあしらい非道にも突き放されました。

しかし、私はきちんとお嬢様からの千円を握りしめ「・・・はい。」と扉を閉めて出て行きました。



そんな私を見送りながらお嬢様が、『お兄様・・・ごめんなさい。』と嘆いていたとは、知らずに、私はウィリアム様のあとに向かうアンドリュー様の侍女様の事を考えておりました。





◇◇◇


「そういば貴方はなんで私がちゃんと『ノンレム睡眠の第四段階まで堕ちたのを確認してこっそり部屋を抜け出した』のかしら?」


「ベ、べつにお金が埋まっていると知られてしまった薬学部から新しく別にお金を埋める場所を探すべく夜中に新天地を求めて彷徨っては、おりません。」


「・・・また、貴方とは別に話し合いが必要みたいね」


その日。私はお金を埋めに行く事ができませんでした。


次は何処に埋めようか・・・。私の苦悩は続きます。

皆様の応援を受け2話目を書き上げました。

ジャンル別コメディー2位にいつの間にかなっておりびっくりしております。

感想もいただきありがたく読ませていただきました。

2話目で飽きられないようがんばります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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