先祖とのご対面⁉
っ…待てよ待てよ、あり得ないって‼
何で俺がタイムスリップしちゃったの?
しかも、先祖の部屋だぞ‼
うん〜夢?夢だ‼
俺は顔を引きちぎる勢いでつねった
「いたぁ〜い‼」
つい大声を出してしまった…
「曲者‼お主は誰だ‼」
先祖様に気付かれてしまったようだ
手には刀を持っていて頭がチョンマゲで〜
刀?…………
殺される‼
「ちょっと待った‼俺も何でいるか
知らないし、まだ死にたくなぁ〜い‼」
「お主名前は?」
「千堂修司‼ほら千堂だよ!
せ・ん・ど・う〜」
「千堂⁈奇遇だな俺も千堂だ名は」
「元親‼でしょ?」
「何で名前を知ってるんだ‼」
「苗字が同じなのは奇遇とかじゃない…
俺は貴方の子孫なんです‼」
「お前みたいな子供はいないぞ⁇」
「ちが〜う‼子供の子供のずーっと子供だよ‼(この人馬鹿か?)」
「どういう事だ⁈何故修司殿はここにいる
んだ?」
「俺が教えて欲しいよ…
あんたの【時を越えて】っていう
作品を手にしたら、いきなり気を失って
気付けばここって事‼」
「なっなんで本の事も知ってるんだ…
これは今のこの軍の状況を変えるために
書いている本なんだ…
本といっても一ページしかないが…
んっ待てよ⁉」
そぉいい先祖様は本を取りに行った
「まさかこの本が‼」
「どうしたんですか?」
「まさかと思うんだけどこの本に
【未来より来せし我の先祖が
この軍の悪雲をはらい英雄となる】って
書いたんだよ…」
「Oh‼NO、それだよ‼それのせいで
呼ばれたんだよ俺‼しかもこの軍を救うって
誰から攻められるの?」
「明後日に織田、徳川連合軍が攻めて来る」
最悪だぁ…姉川の戦いの事じゃないか…
〜〜〜姉川の戦い〜〜〜
織田・徳川連合軍対浅井・朝倉連合軍の
戦い。
結果は当然織田連合軍、織田軍には
その後の天下とった織田・羽柴秀吉・徳川
裏切り者の明智光秀など名だたる
武者がいた。負けるのも当然だ…
「無理です‼いくら未来から来たって
言っても相手が悪過ぎます‼」
「そこを何とかお願いする‼」
と言うといきなり部屋のふすまが
開き見覚えのある顔が入って来た
「元親‼こんな夜中にうるさいぞ‼」
「長政様…すいません…」
見覚えがある…あり得ないが、
やはりそうだ…
「富…富士谷じゃないか‼」