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広告収入はタバコ味 他人の不幸は蜜の味

登校してクラスの教室に入ると、いつになく笑顔の奴が待ち構えていた。


「うーす。今日は早いな冬也」


「うぃーす、爽太。昨日の動画見たぞ。復帰するんやったら教えてーや」


「いやそんなんじゃねーよ。あの子にはまぁ、朝からアポ無し凸されたり、サジェスト汚染されたり、無茶なドッキリに巻き込まれたりしてさぁ。頭が上がら…… やっぱ断ったらよかった」


「踏んだり蹴ったりやん」


「しかも、それのせいで今まで音沙汰もなかった旧友からめっちゃDM飛んでくるし。このままやと自分のチャンネル更新せぇへんくせに他人のチャンネルにはちょくちょく現れる訳わからんやつになってまうやん」


「お前が動画投稿すればええだけやろ」


「嫌や めんどくさい。それに今のyoutubeはなんか…… 違うんよなぁ。あの頃はなんていうか秘密基地やってん。あのアングラな感じが好きやったんよ。それが今となっては奇人、狂人、超人の溜まり場になっとる。要は喫煙所や。承認欲求という名のライターに火ぃ点けて、広告収入チュパチュパ吸うとんねん。もう風刺画描けるレベル」


「全国のyoutuberに謝れ。ん? さては…… お前youtube出身ちゃうやろ。ええか、youtuberはあの頃は~とか過去の栄光みたいなもんをべらべら喋ったりせえへん。なぜなら今をときめいてるからや。万が一そんなこと言う奴がおったとしてもそいつはオワコンや。貴重な時間を割く道理はない」


「いや、お前のほうが偏見エグいやん!!」


「さぁさぁ容疑者くん。ゲロっちゃいなよ」


「なんの話?」


「とぼけるな!! さっさとニコ動のアカウント出せ。このまま裁判なったらハーゲンダッツの刑やぞ」


「罰が良心的で草」


それからお互い話題がつきたのでスマホをいじっているとSNSに朗報が記されていた。


「◯◯◯○◯が炎上しとる」


「「……… っっしゃゃあぁぁ!!!!」」


俺達は嬉しさのあまりハイタッチしていた。

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