第0話
どうも、GameManです
この『嘘告』を目に留めていただき誠にありがとうございます!
カクヨム様でも連載させて頂いていますので、気が向いたら是非そちらの方にも足を運んで頂けると幸いです
それでは、お楽しみください!
「先輩、私と付き合ってください!」
ハァ、これで何回目だろうか
「誰に言われたの?」
「え?」
「だから、誰に告白しろって言われたの?」
「、、、あっ‼ 誰に推されたかってことですね⁉ 雪先輩です!」
「名字は?」
「九重さんです。」
九重雪、か、、、確定だな
「あの~! もしこの辺りにいるなら、もうネタバレしてるんで大丈夫ですよ〜⁉」
「えっ? えっ?」
、、、返事はなし、、、ということは、周りに待機してる人は居ないということ
なら問題ないな
「あの、君からは俺が無様に泣いてたって伝えといて。 それで全部解決するから。」
「、、、はい?」
「君も大変だね。 でもこれで大丈夫だから。 あとごめんなさい、こんなことに巻き込んでしまって。」
「えっ、えっ? 先輩どういうことですか?」
「早く行ったほうが良いよ。 遅くなったら怪しまれるから。」
「あの、申し訳有りませんが、先輩が何を言っているのか本当にわからないのですが、、、」
「ホント、嘘告なんかさせて何が楽しいんだろうね。 ま、今更だけど。」
「、、、え?」
「あ、俺が泣きながら帰ってった方が信憑性高いな。 じゃ、そういうコトで泣いて帰るから。 さようなら。」
「ちょ、ちょっと待ってください! 私の話を聞いてください! 先輩!? せんぱ〜い!?」
通算10回目の嘘告か、、、
3回目でコクハクを信用できなくなって、7回目で嘘告されることに意義を感じるようになった
だってそうだろう?
俺が嘘告されることで女子グループの仲が深まるなら、それだけで儲けものさ
嘘告されまくる俺が誰かと結ばれることなんて、どうせ天地がひっくり返ってもありえないんだから
少しでも『面白いな』と思っていただけたならば、是非応援を宜しくお願いします!