表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/17

酸素流量

・自宅への酸素ステーションの設置

・救命搬送時、一時的に酸素供給が行える設備の準備

 など、酸素についてのニュースが流れています。


 何となく分かったような気にはなりますが。

 そもそも何の話をしているのかについてです。



 人間のあらゆる行動は酸素を消費します。

 息をしたり心臓を動かす基本機能も当然含まれます。

 これの供給元は赤血球中のヘモグロビンに結びつけられた酸素です。


 肺でヘモグロビンに酸素を搭載し、動脈を通して全身へ送る。

 酸素を消費したヘモグロビンは、静脈を通して肺に送り替えされる。

 肺で新たな酸素を搭載する

 この一連の流れを「呼吸」と言います。


 高校の生物の授業で、聞いたことがある方も多いでしょう




 血中酸素濃度は酸素を使えば当然減りますが、減った分を肺で補充することで人間は活動を続けます。

 コロナウィルスに感染し、中等症の後半から重症の肺炎に進行するに従い、この新規酸素補充能力がどんどん弱ってゆきます。


 同じ量の空気を吸っても取り込める酸素の量が減るため、空気中の20%の酸素では足りません。

 そのため、外部から高濃度の酸素を吸わせ、血中酸素濃度を無理やり維持します。


 この酸素を供給する機械が酸素ステーションです。

 また症状の重さにより、必要となる酸素の量も変わります。

 外部から供給する酸素量の事を、酸素流量と表現しています。



 肺の機能が回復して来ると、外部からの酸素強制補充量を減らす事が出来ます。

 外部からの酸素補充が無しでも、運動不足の人程度には息が整えられるようになる事が回復の目安です。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ