第70話「二章完結記念」
どうしてここで完結なのか、と疑問に持たれた方を多いことでしょう。
朝風呂で終わるんじゃねぇ!
と、叫んでいらっしゃる読者様が私には見えます。
私の中で「章」は登場人物の気持ちの移り変わりの節目に使われるものだと思っています。
特にこの「他人行儀の幼馴染美少女」では顕著に表されています。
例えば第一章では、翔がいじめられっ子から、桜花やカルマの助けを経て普通の男の子に戻るまでを描いています。
いじめられるからそのままに、ではなくて何とか普通の男の子に、という心境の変化ですね。
第二章ではその桜花との関係性が揉まれて解され、自分の中で決断を下す、というのが主なストーリー構成です。
途中で「腹割って話して」と感想を頂きましたが、この章ではどうしても気持ちを誰にも明確に話すことはせず、それでいて自分なりにはちゃんと考えていて「好き」に結びついていくところまでを描きたかったので……ごめんなさいでした。
では何故、ここで章が変わるのか。
先程までの話の流れからすると、翔の心情がまた変化するからだ、と思われるでしょう。
しかし、今回は翔ではないです。
翔くんはへたれなので。
では、誰が?と思った方は気長にお待ちくだされ。頑張って書いていくので読めば分かります。
テーマパークとか言ってたよね?と思われた読者の方。
はい。確かに言いました。ちゃんとやりますよ。
旅行で桜花をチンピラから助ける、といったようなかっこいい翔くんが二章でしたが、かっこいいというより二人の世界を育成させてあげようかな、というのが三章です。
あ、そういえば感想で「あまり桜花ちゃんをいじめてあげないでください」と頂きました。
みんなに愛されている桜花が自分の事のように嬉しいです。桜花ちゃんは今後、ひたすらに甘やかされ、甘やかしていく、砂糖ちゃんに変わりますのでよろしくお願いします。
キャラクターへの愛の言葉は作品に対するコメントよりも嬉しいかもしれません。嘘です。ちゃんと同等です。
この後、キャラクター紹介をしていきますが、その前に一つ、お聞かせ願いたいことが。
この作品はイチャイチャ甘々を目指して書いていますが、今の糖度は一体どれほどなのでしょう。今はじれじれというより微笑ましいの意味合いが強いのか、それともこの甘さが甘いのか。
「私、気になります!」
感想として書いて貰えると嬉しいです。
キャラクター紹介
・響谷翔
本作主人公。双葉桜花とは幼馴染だが、その時の記憶はほとんど覚えていない。へたれ。たまにかっこいいところを見せる時もある。
桜花が好き。
・双葉桜花
本作メインヒロイン。主人公の翔とは幼馴染で当時の記憶も大事な宝物としてしっかりと覚えている。翔に絶対的な信頼を置いている。
翔が好き。
・蒼羽業
翔の親友。スペックが謎に包まれているが明るい好青年。あと、顔立ちがいい。
好きな○○の質問には全て蛍と答えるほど自分の彼女大好き。いつか、ダブルデートをしたいと画作している。
・綾瀬蛍
業の彼女。両想いで付き合い始め、最早、業が居なければ心に穴があく、と思うほどにラブラブしている。
桜花ともっと仲良くなって、翔との関係を聞きたくてうずうずしている。自分の彼氏大好き。
・響谷梓
翔の母親で本人の中では桜花の義母となる予定。夫の修斗にお熱で、高校生になったので息子を放っておくのもしばしば。
ここぞと言う時に強いのはやはり母だからだろう。母は偉大なり。
・響谷修斗
翔の父親。物腰柔らかな性格と口調だが、ストレスが溜まっている時に酒を口にすると止められなくなる。翔と桜花の旅行費を見た時には顔面蒼白だった。
女将さんとは前に仕事で関わったので多少の優遇をして貰った。
須藤くんは二章では登場しないので今回はないです。三章で出現するかは不明です。
この物語ですが、未だにゴールデンウィーク中のお話なんですよね。もう現実ではとっくに過ぎてしまってます。なので、という訳ではありませんが、本来の学校ラブコメで扱う行事を扱わないことがあります。
今のところ、体育祭については書く気がありません。私自身が体育祭にあまりいい思い出がなかったというものもちろんありますが、体育祭よりも、日常の2人の微笑ましいエピソードを書いたり、文化祭で出店を回る、という方が書きたい。
須藤くんが体育祭は頑張るでしょうが、彼にスポットライトを当てるには少しやりすぎた(遠い目)
逆に、テスト関連の行事はしっかりと置いていくつもりです。テストの順位や点数で一悶着ある話とかそのような話は降って湧いてくるので。
最後に、ここまで盛り上げておいて申し訳ないのですが、私の日常がそろそろ平常に戻ります。
今までコロナウイルスによる対策で自宅待機により、大量の時間が確保出来たため毎日の投稿がさほどの苦もなく出来ていたのですが、平常時に毎日投稿はほぼ不可能です。私の身体が二つあれば可能性はあるかもしれませんが。
できるだけ時間がある今のうちに書きだめをして、支障がないようにしたいと思いますが、更新頻度は落ちると思いますので予め、ご了承くださいませ。
評価や登録してくれたり、多忙な私に変わり、レビューという形でこの作品を誰かが宣伝してくれたりしてくれればありがたい限りです。これぞ、二人三脚。
では、甘さが倍増した第三章でお会い出来ます事を祈って。
言い忘れてましたが、タイトルに敬語と敬語では無いのはそれぞれ、桜花と翔が話の一コマ中の内心で思ったことですので、そちらも良ければ。




