その7 信也の天国地獄その1
信也視点になりますよー
信也 自宅
「父さんも母さんもいきなりすぎるんだよ…海外に行くとかさ…それに…」「ふへへ〜信也君と一緒に暮らせるなんて僕はなんて幸せなのかな〜」
「何で瑞穂がここで一緒に住むことになってんだよ!」「将来のためだよ〜」「将来も何も俺たちはそんな関係じゃない!」
「ひどいよ〜将来僕をお嫁さんにしてくれるって言ってくれたじゃないか〜」「そんな幼稚園のときに言ったことを…叔父さんや叔母さんが許すわけ…」
「許可は出てるよ、僕たちは将来を結ばれる運命なんだよ…あんな女狐なんかどうでもいいしね…ふふふ。」
「いや、ちょっと、春日とか関係ないだろ…お前らはどっちもしつけぇんだよ…俺はもっと自分が求めるような人間が…」
『ピーンポーン』
「ん、はいはい、どちらさまで…ん、春日、どしたんだその格好は!」「信也…なんか、家で解散とかいわれ…あぅ。」
「おい、春日、おぉぉい!……ん?」「お…お腹がすいたぁ…」「・・・・わかった、飯食わしてやるよ。」
2時間後〜
「おいしかったよ〜さすがは信也、私の将来の旦那様!」「何言ってんの!信也君は僕の旦那様になるんだよ!君とは生きる次元が違うんだよ!」
「なによ、今時そんなこと言うなんてどんだけ時代遅れなの!」「うるさいわよ、このビンボー女!」
「…なぁ、何であんなことになってたんだ?」「あっ、あのね…家が借金でね…追い出されたの…そしたら父さん達が、一人で頑張れと言って…」
「どっかで聞いたような話に……暮らす場所とかねぇしかねもねぇんだろお前…家の言えでかいし…部屋あいてるからそこに住めよ。」
「えっ、本当にいいの!さっすが信也!」「ええ〜そんな〜僕と信也君だけの愛の巣が〜」「どうでもいいよそんなの…とりあえずそういうわけだわ…」
『ピーンポーン』
「んあ、何だ?また誰だ…はい、どちら様ですか…ん?」 ドアの前には女の子が二人立っていた…
続く