その12 作戦 フェイズ3 瑞穂
さて、届け物、届け物…ん…あれは…み、瑞穂!?
「あっれー?信也君?奇遇だね、朝からどこかに行って…探したよ?」
「まさか、俺を探してここまで…」「いや、偶然だよ?」
(本当に偶然なのかな…)
「その荷物を届けるの?ラッキーだね僕もそっちのほうへ用があるんだよ。」
「そ、そうなのか?ま、じゃあ…俺は急ぐから…ぐあっ。」
信也の服の首部分をつかむ瑞穂
「な、何するとね?」「とね?ここ関西だよね…」「そだけどさ…」
「僕と途中まで一緒に行こうよ。」「え…あ、いいぜ…」「うし♪」
(ここで断ると煩いし…瑞穂はいつもこうだしな…)
そして信也達は届け物をする場所へ向かう…
「でね、でね、こんなことがあってね。」「そーかい…」
子供のように信也と二人で歩く事が嬉しい瑞穂
そして瑞穂の言うことを軽くあしらう信也…
「ねー信也君、僕の話聞いてるの?」「聞いてるよ…」
「そっけないなぁ…僕の事…嫌いなの?」
「はっはは、嫌いなら長なじみやってないぜ、な?」
「そうだねー!」「そうそう♪」
そうしているうちに届け物の場所に着く…
「あーあ、ここでお別れだね。」「そうだな。」
「またお家でね、信也君。」「ああ…また家でな…
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「やっぱり…信也君は…優しいよ…」
続く