その11 作戦 フェイズ2 津波
「それで、覚さんの用って言うのは何ですか?」
「ふむ、それについてだがな…とりあえずここに行ってくれないか。」
「え、この荷物をもって行けばいいんですか?」
「後このチケットが手に入ったから映画でも見るといい…」
「仮面ファイターZの映画チケットですね…いいんですか?」
「無論、俺はもうすでに鑑賞済みだからだ…」「さっすがぁですね。」
そして信也は行く…色々と罠が仕掛けられているとは露知らず…
「さて、この電車に乗って…」「お、兄さんじゃないの。」
「津波か、何でここに?」「いや、隣町まで用事にね。」
「へぇ、俺もちょうど隣町に行く所でな。」「へぇ~」
「津波とはこれから一緒に暮らすっていうのに昨日あって話したきりだな…」
「そうだねぇ、あんまり話してなかったねぇ…」
「特に話すといっても…そうだな、趣味は何なんだ?」
「何か恋人に聞く質問みたいだねぇ。」「気にするな。」
「趣味は運動だよ、運動。」「ふ~ん。」
「そういや、兄さんは強いんだって?」「よくいわれる。」
「ふ~ん…」「何だ、俺と戦ってみたいとかなのか?」
「へぇ…わかるんだ。」
「津波みたいな性格だとそんなかなって思ってな。」
「ははっ、普通はそこで『本当か!?』とか驚く所じゃないの?」
「ふむ、俺は普通じゃないのかもなぁ。」「ははっ、おもしろいね。」
そうこうしている内に隣町に到着
「じゃあね、兄さん。また家でね。」「ああ、家でな。」
そして、目的地に向かう覚
「いい人っぽいな…よかったよ…」
続く