その10 作戦 フェイズ1
「やっほぅ、信也ぁ。昨日は色々あって疲れたろ。」「ええ、4人の妹って何なんですか…」
「叔父さんの罠だな。」「父さんはいったいどういうつもりなんだよぉぉぉ!」
4人の引越し、瑞穂・春日の居候決定などのいろいろが突然昨日の夜起こったその次の朝、覚に連れられ
地獄のような家から連れて行かれたのであった
「お前さ、小さい頃に妹がほしいと叔父さんにしつこく言ってたらしいな。」
「ウェ?!それっていったいどれくらい前の話なんですか。」
「知った事か」「知らないんですね…」
(実は俺が叔父さんに「信也は妹がほしいようなんですよ」なんていったのが理由だとは言えんな)
覚の策略である事は誰にも知られぬまま闇に葬られそうである
「そういや覚さんは聖と付き合うことになったんですってね、聞きましたよ。」
「ふっ、まぁ昔からあいつが俺の事を好きだって思っていると言う事は知っていたさ。」
「知ってて無視してたんですか。」「だって、告白して恋人になるまでに好きな相手にする行動って…萌えるだろ?」
(こっ、この人は…)
たぶん共感する人は多いだろう
「まぁ、そんな事はともかくだ。」「ああ、本題がまだでしたね。」
「お前の家も空き部屋が全部埋まってしまったと言う事で、色々大変な事になるだろう。」
「まぁ、妹4人に居候2人ですから…」「んまぁ、突然家具が送りつけられたりして今は家に帰りたくないだろ。」
「まぁ…てかみんなにばれないようにここまで来るのは疲れたんですよ。」
(まぁ…ばれてるのには気が付いてないな…まぁ…いい…俺の仕組んだ作戦だしな)
続く