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第144話 帰路 ~衝突


 シルヴェック伯は、帝国南東部を代表する貴族である。

 学院での講義とヴェロットの解説どおり、領内に大きな町は少ない。

 ただ、対照的に裕福な貴族でもあった。


 奴隷産業。

 シルヴェックは奴隷産業の一大拠点であり、帝国南東部で奴隷に落ちた者の多くは、シルヴェックに集められて売却、各地に移送される。

 近隣だけでなく、他の地域の奴隷商もシルヴェックに支店を出し、日夜、人身売買に精を出していた。


 そんな町並みが遠景に浮かんだのは、予定をやや過ぎた頃だった。

 陽はだいぶ傾いていたが、夕刻までは余裕がある。


「では、頼む」

「お任せ下さい」


 セキエスに送り出され、ヴェロットとバルナーがシルヴェックの町に向かった。

 ユネクが俺たちをおびき寄せる罠であるか、またユネクを引き渡して良いのかを確認するためだ。

 前者は杞憂だとしても、後者に問題があったらどうするのか。

 俺は結論を出せないでいたが、ランベルトは冷徹に判断するだろう。

 俺とは違い、こういうところも指揮官向きだ。

 同じ騎士を目指す以上、見習うべきかもしれない。


 それと、斥候スキルの高い俺が行かなかったのは、要求される能力が異なるためだ。

 潜伏した敵を探すのは得意でも、交渉や調査はスキル外である。

 ほとんど経験がないし、何度、貴族出身と見抜かれたことか。

 慣れた二人に任せた方が賢明である。


 ヴェロットたちが町に入るのを見届けると、俺たちは東に延びる街道を少し進み、草原で休むことにした。

 皆が荷物を降ろして寛いでいる間、近くの丘に上がる。

『気配察知』で探ってみたが怪しい気配は察知できず、怪しい影も見当たらない。

 春の空気を吸い込み、改めて見回す。

 北は山岳地帯、他は草原。東にうっすら見える山並みがお初だな。

 あれがラザラーグ山だろう。


 視線をシルヴェックに向ける。

 外観だけならかなりの面積だ。セレンを上回っている。

 ただ高い建物は少ないので、どこかのっぺりとした印象を受けた。


「あれほど広いと人口も多いはずだが……畑が少ない。ほとんど草原だ。輸入に頼ってるのか?」

「壁の内側だと思います。危険な地域にある町は、大抵がそうですね」


 独り言が聞こえたらしく、丘の下からセキエスが答えてきた。

 そういうものかと目を凝らすと、内側にもう一枚の壁が見つかる。

 どうやら、あの間に畑があるようだ。

 エラス・ライノの群れを思い出し、納得して丘を降りた。


 お茶を飲みながら待っていると、二人が門から出てきた。

 物資も補充してきたようで、どちらも大きな皮袋を背負っている。

 かなりの重量なのか、ヴェロットは(おぼ)(つか)ない足取りだ。


 見かねたセキエスが迎えに行き、皮袋を受け取る。

 そして合流するなり、身軽になったヴェロットは「腕が疲れました」と大袈裟に嘆き、不意に声を落とす。


「まずは町から離れましょう」


 表情と一致しない発言に、俺たちは笑顔で了承した。

 セキエスとバルナーが皮袋を担いだまま、街道をさらに東へ進み、外壁が遠くになった頃、セキエスは足を止める。


「何があった?」

「ユネクさんの所有者が分かりました。ファスデン子爵です」

「貴族か」


 セキエスは驚いた様子でユネクを見やった。


 ファスデンも南東部では有名な町である。

 深殿の森に挑む冒険者の拠点となっており、『破邪の戦斧』も二年ほど滞在していた。

 ともかく、疑問の一つは晴れたか。

 Cランクの『勇武の戦士』が探し回っていたのは、貴族の奴隷だからだ。


 ヴェロットの情報に、ランベルトは難しい顔で考え込んでいた。

 俺は小声で呼びかけ、その場から少し離れる。


「ケーテンとファスデンに特別な関係は?」

「ないはずだ。同じ皇帝派だが、姻戚関係どころか大して付き合いもなかった。俺のいない三年の間に何かあったかもしれんが――まず無関係だろう」


 ランベルトの答えに、俺は頷いた。

『破翔』には詳細を伝えていないが、今回の襲撃を画策しているのは次男である。

 裏でどんな関係を構築しようと、父親と同格のファスデン子爵を動かせるとは思えない。

 子爵が率先して力を貸したとしても、自分名義の奴隷を罠に使う理由がなかった。

 そうなると、ユネクをどうするかだ。


「子爵相手にどう対応する?」

「すぐに引き渡す。不興を買うわけにはいかん。父に迷惑が掛かる」


 それは俺も同じ立場だが、すぐには頷けなかった。

 貴族が子供の獣人奴隷を買う。

 どうしても最悪の想像しか浮かばない。


 ふと見ると、ユネクは自分が話題になっていると気付き、不安そうに視線を彷徨わせていた。

 その小さな姿を眺め、考える。


 ファスデン子爵の不興を買うのはまずい。

 俺個人ならどうでも良いが、父やランベルト、その父であるケーテン子爵を巻き込むわけにはいかない。

 問題は、ファスデン子爵が何を考えてユネクを買ったかだ。

 最悪はひとまず置いておくとして、一番の可能性は戦闘奴隷だろう。

 あれほどの才能があれば将来――それも妙だ。


 ユネクはステータスを開示するやり方を知らなかった。

 食事もまともに与えない奴隷商が、『鑑定』を頼むだろうか。

 魔道具を持っていたとしても、優秀と分かれば大事に扱うはず。

 本当に、子爵はユネクの才能を知っているのか?


 知っているのであれば、『勇武の戦士』の強硬な態度も頷ける。

 いや、子爵の奴隷と言うだけで、有り得るか。

 そもそも、知っているなら飢えさせないだろう。

 ユネクの代わりなんて、まず見つからない。

『勇武の戦士』があの辺りを捜索していたと言うことは、さほど時間は経っていないはず。

 長くても二日くらいではないか。

 そうなると、移送中からろくに食べていなかった可能性が高い。


 もし、子爵が能力を知らなかったとしたら――こっちは駄目だな。

 情報が少なすぎる。出てくるのは悪い妄想ばかりだ。


 思考を切り替え、別の手段を考える。

 ひとまず引き渡したらどうか。

 ランベルトを送り届けたら全速力で帰還、父と相談し改めて迎えに行く。

 迷惑を掛けるかもしれないが、一目見れば同情するはずだ。魂はどうあれ、親子である。

 それに、ユネクの才能も惜しい。

 リードヴァルト騎士団にも斥候はいるが、ただ身軽だけの者も多かった。

 俺の負担をユネクが引き受けてくれれば、本気で助かる。


 ただ、ファスデン子爵は恩を売ってくるだろうな。

 金銭ならどうにかできるが……交渉してみなければ分からない。


 俺が悩んでいる間に、ランベルトとセキエスは引き渡しについて話し合っていた。

 ランベルトが名乗れば、ファスデン子爵も貴族として対応しなければならない。

 城に招待されても面倒なので、『破翔』が発見したことにし、謝礼は冒険者ギルドに預かってもらうようだ。

 引き渡しの手筈が決まっていくのを、俺は黙って見ていた。


 これが普通の旅なら、対処は難しくなかった。

 ユネクを連れ、ランベルトと別れれば良い。引き渡すのと結果は同じだ。

 だが、ランベルトが命を狙われている以上、そばを離れるわけにはいかない。

 やはり、今は引き渡すしか――。


 そこまで考え、疑問が浮かぶ。

 なぜ、ヴェロットは町から離れようと言い出した?

 引き渡すなら無駄な行動だ。


 視線を向ければ、ヴェロットは話し合いに参加せず何かを考え込んでいた。

 そして俺に気付くなり微笑で頷くと、ランベルトに向き直る。


「よろしいでしょうか」


 不意に呼びかけられ、ランベルトは話し合いを止めた。


「不確実な情報のため、お伝えすべきか悩んでおりましたが、ファスデン子爵がユネクさんを買った目的に心当たりがございます」

「心当たり? なぜシルヴェックで分かる?」

「いえ、心当たりは大袈裟でした。これは隠すような情報ではなく、シルヴェックの住人なら周知の事実です。出会った冒険者や行商人に訊いても、同じ話が聞けるでしょう」


 ランベルトは怪訝そうな顔で先を促す。


「正確にはユネクさん個人でなく、奴隷を買い集めている理由です。なんでも、ファスデン近郊の深殿の森で魔物が減少しているらしく、冒険者も次々とよその町に拠点を移してしまっているそうです。その状態は何年も前から続いており、ファスデン子爵は収入源のもう片方に注力し始めました。トルプス(がん)(えん)(こう)です」


 思わず、俺とランベルトは見交わした。

 これもマーカントが言っていた。思ったより魔物が少なかったと。

 自然と眉が寄るのを感じながら、俺は問いかける。


「岩塩坑で働かせるために買ったと?」

「おそらくは」


 ヴェロットは頷いたが、まだ信じられなかった。

 こんな痩せこけた少年を、岩塩坑で働かせるというのか。

 鉱山奴隷は死刑に等しいと言われるほど過酷だ。ユネクの体力では、一週間も経たずに死んでしまう。

 そんな思考を読んだのか、ヴェロットは続ける。


「鉱山奴隷が目的で買ったのなら、ファスデン子爵は個々の質に興味がないでしょう。重要なのは数だけです。それに子供なら狭い隙間にも入れますし、獣人は体力もありますので購入する動機は充分かと思います。ただ、ユネクさんの状態は……子爵が知ったら激怒しそうですね。これで役に立つのかと」


 言葉では苦笑しつつも、ヴェロットは固い表情で首を振った。


 有り得る話だ。

 馬車に乗っていたのは、鉱山送りの奴隷だったのかもしれない。

 だから獣人奴隷は逃がしたのか。すぐ死ぬと分かっていたから。


 絶句していると、今度はバルナーが進み出る。


「ファスデン子爵とは無関係ですが、妙な情報も仕入れました。深殿の森には獣人の村があるそうです。帝国の南はほとんどが深殿の森。この少年が行けと言われたのは、獣人の村かもしれません」

「それも聞いたことがあるな……」


 ランベルトは思い出すように声を絞り出す。


「実際にあるのか。獣人の村は?」

「残念ながら噂の域を出ませんでした。何十年も昔らしいのですが、獣人の集団が物資を求めてファスデンを訪れたとか。そのとき、深殿の森に住んでいると口にしたそうです」

「では、今もあるとは限らんな。村があるとも。どちらにせよ、俺たちにも無関係だ」


 同感だった。

 前に可能性は考えたが、無意味な推察と打ち切っている。

 なぜ報告したのか疑問に思っていると、再びヴェロットが口を開く。


「お伺いします。今もユネクさんを疑っている方はいらっしゃいますか」


 ユネクが縮こまるのを見て、皆は顔を見合わせて首を振った。

 その様子に満足げに頷くと、ヴェロットは言葉を継ぐ。


「シルヴェックでの情報収集は細心の注意を払い、また『勇武の戦士』も詳細を話しませんでした。私たちがユネクさんの所有者を知ったとは、誰も気付いていないでしょう。ユネクさんを引き渡さなかったとしても、ランベルト様は子爵家のご子息。知らずのことでファスデン子爵も事を荒立てたりしないはずです。そこで、私から提案がございます」


 一拍置き、ヴェロットは切り出す。


「目的地の変更を提案いたします。新たな目的地は――深殿の森です」


 意外な発言に、俺たちは驚いてしまった。

 ランベルトは耳を疑うように、問い直す。


「本気で……言ってるのか? 深殿の森だと?」

「はい、本気です。今までの旅は順調でした。この先で何か起きるとしたら、やはりラザラーグ山か山の南側、迂回路と思われます。たとえ他の場所で待ち伏せていても構いません。重要なのは、私たちが予想を裏切った場合です。もし突然、深殿の森に向かったら相手はどうするでしょうか」


 ランベルトは考えながら答える。


「どうしようもない。罠が空振りに終わる」

「そうです。しかも深殿の森は、本来の目的地とは別方向。事前に予測できません。さらに南東部全域に広がっていますので、どの地点から北上するかも予測できないでしょう」

「だとしたら……」


 ランベルトが窺うように見やると、我が意を得たりとばかりにヴェロットは頷く。


「私たちが森へ入る前に動きます。魔物が減っていたとしても、深殿の森での追跡は困難を極めます。見失いかねません。他のどこでもない――深殿の森だからこそ、動かざるを得ないのです」


 微笑を浮かべるヴェロットにランベルトは考え込み、俺はただ感心していた。


 前にも思ったが、とんでもない男だな。

 それに妙案でもある。

 間違いなく、襲撃者は混乱するだろう。

 準備していた計画を躱され、慌てて次善の策を練らなければならない。

 ラザラーグ山を避けるだけなら進路を予測できるが、深殿の森は読みようがない。

 だが、ヴェロットの提案だと――。


「彼はどうするつもりだ」


 セキエスに親指を向けられ、ユネクはびくりと身を震わせる。


「連れて行きましょう。ユネクさんは優秀なので頼りになりますし、私たちと一緒の方が――」

「安全だと!? 俺たちの依頼に巻き込むつもりか!」

「ファスデン子爵に渡せば死んでしまいますよ。深殿の森に行けば、獣人の村が見つかるかもしれません」

「だが――!」

「落ち着いて、セキエス」


 アンベルに(なだ)められ、セキエスは言葉を飲み込んだ。

 熱を吐き出すように呼吸すると、ヴェロットに視線を向ける。


「だが、罠がないと言い切れるか。読まれていたらどうする。俺たちが獣人の子供を連れていると気付いているはずだ。獣人の村についてもだ。先回りされていたら――」

「まず考えられません。ユネクさんの同行に気付いたとしても、何者か調べるでしょう。だからこそのファスデン経由です。所有者はファスデン子爵ですから、移送と考えるはずです。獣人の村がありそうだから罠を張っておくなんて、分の悪い賭けです」


 坦々と答えるヴェロットに、セキエスはさらに言い(つの)る。


「それでも、足手まといだ。いくら優秀でも体力がなさすぎる。急ぐ旅じゃない、子爵と交渉する時間くらいある。鉱山送りが心配なら、買い取ってどこかの町で待たせれば良いんだ」

「急ぐかは依頼主が決めることで、護衛に決定権はありませんよ。それに時間を掛けてしまうと、ファスデン周辺に罠を張る猶予を与えてしまいます。ましてや獣人の少年が滞在理由と知られれば、そのときこそ深殿の森を目指すと悟られるかもしれません。そもそも狙いは短期決戦です。ユネクさんの体力はさほど影響ないでしょう」

「奴隷を奪ったと子爵に知られたらどうする? ランベルト様にもご迷惑が掛かるぞ」

「繰り返しになりますが、私たちは所有者を知りませんので奪ったことにはなりません。また逃亡奴隷を確保した者は権利を主張でき、保護したとして謝礼すら要求できます。歴とした法です。内心はどうあれ、表面上は感謝されるはずです。ご迷惑は掛かりませんよ」

「なら――!」


 一度冷めた議論は、再び熱を帯び始めた。

 アンベルも諦め、二人から距離を取ってしまう。

 そんなアンベルに近付き、小さな声で問いかけた。


「いつもこうなのか?」

「たまには……ね」


 気まずそうに、アンベルは笑みを作った。


 たまには、か。

 普段ならセキエスに決定権があるので、ヴェロットの意見は参考にしかならない。

 本人もそのつもりで発言するはずだ。


 だが、今はランベルトが決定権を握っている。

 ただの商人なら護衛のリーダーを尊重するが、ランベルトは最適解を導き出すため全員に意見を求めてくる。

 ヴェロットが優秀すぎる所為で圧倒されているが、セキエスも優秀な男だ。

 同じ土俵で意見が対立すると、むきになってしまうのかもしれない。


 それにしても、牧場のときは仲の良いパーティーに見えたんだがな。

 意見が一致していたのと、セキエスが指揮権を握っていたからか。

 人が集まれば意見の相違も生まれる。

 珍しくもない光景だが――。


 未だ言い争う二人を眺め、これまでの議論を反芻する。

 詰まるところ、どちらもユネクを心配していた。

 危険の認識が違うだけだ。

 そして仮定と推測をぶつけ合ってるから、どちらかが退かないかぎり結論なんて出るわけがない。


 判断が難しい。

 ヴェロットの意見は推測に基づいているが、マーカントたちの話と符合する。

 ユネクが鉱山送りになる可能性は、相当な高さかもしれない。

 だがセキエスの指摘どおり、ユネクが足を引っ張る可能性も捨てきれない。

 スキルは優秀でもそれ以外、特に体力面が心配だ。

 どちらの言い分にも一理ある。


 ふと見れば、ランベルトは厳しい顔付きで耳を傾けていた。

 アンベルは困惑の表情で、バルナーは無言。

 フェリクスはいつもどおり、ランベルトの決断を待っている。

 そして当事者は……こうなってしまうのか。


 ユネクはうずくまり、震えていた。

 自分が原因で二人が口論している。

 どちらもユネクを思ってのことだが、激しい言葉が飛び交うだけで反射的に怯えてしまうらしい。

 今にも泣き出しそうな姿を見ていると、あることに気付き、苦いものが込み上げてきた。


 ユネクの気配は希薄だった。

『隠密』を発動している。そしておそらく、無意識だ。

 こうやって周囲の怒りや悪意から身を守ってきたのだろうか。


「いい加減にしろ」


 思わず、きつい言葉が口をついて出た。

 慌てて謝罪する二人を流し、ランベルトに視線を向ける。


「案は出尽くした。決めてくれ」

「まだだ。お前の意見は?」


 ランベルトは厳しい顔付きのまま、俺を促してきた。

 苦味を飲み込み、考える。


「どちらの意見も――納得できる。ただ子爵本人から聞かないかぎり、ユネクをどう扱うかは推測の域を出ない。それでも、ヴェロットの案は悪くないと思う。こちらの護衛はCランク。相手は入念な準備をしているはずだ。ユネクの能力は……役に立つと思う」

「斥候が増えれば、確実に主導権を握れるか」

「そう思う」


 ランベルトは目を瞑り、腕を組んで熟考した。

 そしてほどなく、意を決したように拳を握りしめる。


「目的地の変更だ。目指すは深殿の森。襲撃者を炙り出し、撃退する。ユネクは引き続き、我々で保護しよう」


 皆を鋭い眼光で見据え、ランベルトは宣言した。




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― 新着の感想 ―
[一言] ヴェロットとやらの詭弁が無理筋に思える。 所有者が誰であろうと、逃亡補助をしてることに変わりなくないですかね?「知らなかった」で済むのかな?。知ってることを知られていない保証があるのか分か…
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