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【旧版】うちのモフモフこそが最強!  作者: あきさけ
第8章 シズクちゃん進化です!
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73.スキル準備です

 午前中は、ガイルさんに頼まれたポーション作りで終わってしまいました。

 お昼ご飯を食べ、午後からは早速、レベル上げに行くのですよ!


「あら、リーンちゃん。こんにちは、気合が入っているわね」

「あ、ユーリさん。こんにちはだよ」


瑠璃色の風(ログイン場所)』から出発しようとしたところで、ユーリさんとばったり出くわしてしまったんだよ。

 ちょうどいいから、ユーリさんにもボクの編成を見てもらうことにしよう。


「ユーリさん、少しアドバイスがほしいのですが、大丈夫です?」

「少しくらいなら大丈夫よ。それで、なにが聞きたいの?」

「ボクの布陣についてなんだよ」


 ボクはガイルさんにも説明した、各パートナーについての話をユーリさんにも行った。

 本職のユーリさんのほうが、詳しい説明をしてくれるかもだしね!


「そうねぇ。話を聞く限り、バランスもいいし、大きな問題はなさそうね。ただ、リーンちゃん自身が戦闘不能になったときが問題、かしら」

「ボクが戦闘不能になったとき? それって死に戻りじゃないのです?」

「サマナーだと、使役者が戦闘不能になった時点で、すべてのパートナーが消滅するからその認識であってるわ」


 そうだよね、主人が死んだらダメだよね。

 そんな考えを一変させるようなことを、ユーリさんは続けた。


「でも、テイマーだと、使役者が戦闘不能になっても、すぐにパートナーが送還されるわけじゃないのよ。一分間はパートナーだけでも戦えるわ」

「それは初耳なんだよ。それじゃ、ボクが万が一倒れても、パートナーたちが頑張れば敵を倒せるのですか?」

「そうなるわね。ただし、パートナーの中に蘇生ができるキャラがいないと、時間切れで死に戻りは変わらないのよね」


 だとしても、一分間のアドバンテージは大きいんだよ!

 それならば、早速、蘇生のできるパートナーを見つけなければ!


「ユーリさん、蘇生ができるパートナーっているのですか?」

「そうね……。最序盤で手に入る蘇生スキル持ちといえば、リヴァイブドッグかしら。ワイルドドッグのユニーク個体以上で進化できるパートナーね。……と言うよりも、リヴァイヴドッグ以外だと、序盤で仲間になる蘇生持ちっていないのよ」


 そんな……。

 せっかく戦力補充ができそうでしたのに、そんなに条件が厳しいなんて!

 でも、さらに、ユーリさんは追い打ちをかけてきたよ。


「それから、使役者が行動不能になった時点で、パートナーの入れ替えもできないから、事前に蘇生可能パートナーを戦闘に出しておく必要があるのよね。……って、リーンちゃん、大丈夫?」


 突然、うずくまったボクに、ユーリさんは優しく声をかけてくれます。


「いい方法が見つかったと思ったのに、世の中上手く行かないものなのですね」

「まあ、普通はね。いくら個人でたくさんの戦力を用意できる使役職だからって、すべてを用意できるわけじゃないわ。それだと、パーティプレイが楽しくないじゃない」


 ユーリさんが苦笑いを浮かべながら話してくれるけど、ボクの願いはそこじゃないんだよ……。


「ボクは、モフモフ王国を作りたいんだよ。……できれば、自分ひとりで、すべてをまかなえるようになりたいのですよ」


 このセリフに、ユーリさんの苦笑いがさらに深まった気がするよ。


「うーん、そうねぇ。ワイルドドッグのユニーク個体をテイムに行くっていうのはどうかしら?」

「使役枠の問題があるから、同じ種類のパートナーは一匹にしたいんだよ」

「なるほど。それじゃあ、妥協案だけど、リーンちゃん自身が強くなる必要があるわね。リーンちゃん、いまのステータスを見せて」

「わかったんだよ。はい、どうぞ」


 ステータスウィンドウを表示させて、ユーリさんに見せる。

 ボクのいまのステータスは、こんな感じだ。


 ――――――――――――――――――――――――


 名前:リーン=プレイバード

 種族:ハーフリング 基本Lv.23

 職業:エクストラテイマー 職業Lv.23

 サブ職業:料理人 職業Lv.12

 HP:124/124 MP:300/300

 STR:20 VIT:25 DEX:48

 AGI:34 INT:32 MND:32 LUK:43


 BP:11


 スキル:

 職業スキル:

【使役】Lv25 【従魔術】Lv21 【意思疎通Ⅲ】Lv.-

【同行数上昇Ⅰ】Lv-

 通常スキル:

 戦闘系スキル:

【剣】Lv20 【鞭】Lv25 【盾】Lv9

 魔法系スキル:

【光魔法】Lv23 【回復魔法】Lv34 【支援魔法】Lv28

 生産系スキル:

【料理】Lv17 【調合】Lv24

 その他スキル

【気配察知】Lv23 【採取】Lv15

【MP最大値上昇】Lv23 【MP回復速度上昇】Lv22

 特殊スキル:

【鑑定】 【手加減】 【生活魔法】 【リターンホーム】


 SP:69


 従魔:10/16

 シズク(ライトニングシーズー)

 黒号ディフェンスドッグ

 シルヴァン(アサシンウルフ)

 プリム(キックラビット)

 白玉ファーラビット

 フォルミ(見習いロイヤルワーカーアント)

 スズラン(フォレストキャット)

 セレナイト(ナイトオウル)

 アクア(ミニグリフォン)

 テイル(ファンタズムテイル)



 ――――――――――――――――――――――――


 午前中にやった、ポーションの大量生産で調合スキルのレベルももりもり上がった。

 それ以外は……ぼちぼちって感じかな?


 ユーリさんはボクのステータスを眺め、考えがまとまったようで何回か頷いた。


「ユーリちゃん、結構魔法スキルは成長してるのね」

「ボクは後衛ですからね。魔法関係のスキルは成長しやすいのです」

「なるほど。それなら決まりね」


 ユーリさんがまたひとつ頷きました。

 考えがまとまったようですね。


「初めに、リーンちゃんも光魔法以外の攻撃魔法を覚えましょう。テイマーでMPがこれだけあるのに、攻撃魔法が光属性だけなんてもったいないわ」

「そうなのかな? でも、攻撃魔法はどれを覚えればいいのかわからないんだよ」

「大丈夫。便利な組み合わせは教えてあげるから」


 どうやらユーリさんは、そこまで考えてくれていたようだよ。

 それじゃあ、続きを聞いてみよう。


「最初におすすめするのが【風魔法】ね。スピード重視で単発の威力は低いけど、当てやすくて使い勝手のいい魔法よ」

「なるほどです。でも、それだけですか?」

「勿論、それだけじゃないわ。【光魔法】と【風魔法】が両方ともレベル15になれば、【雷魔法】を覚えられるようになるのよ!」


 なんと、シズクちゃんとおそろいじゃないですか!


「……ただ、あなたの場合、シズクちゃんがいるから【雷魔法】の必要性は薄いのよね……」

「そんなことないですよ! シズクちゃんとおそろいの魔法、なんとしても覚えないと!」

「……まあ、気に入ってくれたならいいわ。次の魔法を説明してもいい?」

「大丈夫です。よろしくお願いですよ」


 シズクちゃんと同じ魔法ということで、テンションが上がってしまいましたが、ほかの魔法についても聞かなきゃダメですよね。


「次は【火魔法】ね。【火魔法】は、発動が遅めで単発でしか発動しないのが多いけど、一撃の威力は大きいわ」

「つまり、【風魔法】の真逆なのですね」

「そうなるわね。そして、【火魔法】と【風魔法】両方をレベル15にすれば、【爆裂魔法】を覚えることができるようになるわ」

「爆裂魔法ですか。どのような魔法なのです?」

「ひたすら威力を重視した魔法ね。あと、強い衝撃を伴うから、ノックバックやガードブレイクを狙いやすいって利点もあるわね」


 おお、ユーリさんがおすすめしてくれるだけあって、これも便利そうです。

 うちの子たちを支援するのに便利そうですよ。


「ほかにも、基本属性同士の組み合わせで覚えられる魔法とか、光魔法と支援魔法で覚えられる魔法とかもあるけど、それはまた今度ね。一度にいろいろ教えても混乱するだろうし」

「わかったんだよ。ありがとう、ユーリさん」

「どういたしまして。レベル上げ、頑張ってきてね」


『瑠璃色の風』のギルドハウスに戻っていくユーリさんを見送ったら、早速スキルを習得ですよ。

 とりあえず、今日のところはユーリさんおすすめの【風魔法】と【火魔法】だけでいいでしょう。

 実際、回復をしてる間、なにもすることのない時間というのは結構ありました。

 MPもかなり膨大な値になっていますし、これからは魔法攻撃も積極的に行っていきましょう!

この話を書くために、まだ設定が甘かった魔法回りの設定を1時間くらいかけて詰めました。

結構しんどかったです_(:3」 ∠)_

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