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【旧版】うちのモフモフこそが最強!  作者: あきさけ
第3章 テイマーギルドのランクを上げましょう!
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24.たくさんのモフモフ達に囲まれる唯一の冴えたやり方です!

 ユーリさんに先導されてたどり着いた場所は、森の中の一軒家と言った感じの落ち着いた家でした。

 とっても落ち着いた雰囲気でユーリさんによく似合っているね。


「さて、ここが私のマイホームなんだけど。……ああ、パートナー達が集まってきたわね」

「うわぁ。こんなに一杯のパートナーがいたんだね」

「まあ、アクティブ状態の子達は30ほどだけどね」


 集まってきたのは、前にも見せてもらったドラゴンやグリフォン、巨大蛇にライオンと言ったパートナーの他にも虎やチーター、尻尾がたくさんある狐にユニコーン、さらにはペガサスや足が8本もある馬、大きいところでは象なんかもいるんだよ!


 モフモフやモフモフ以外のパートナー達に囲まれてユーリさんの姿が見えなくなってしまったね。

 ユーリさんがパートナー達に一声かけると収まったのか、集まっていたパートナー達がゆっくりと離れていったよ。


「こんな感じでマイホームを持てば、同時に連れ歩ける数以上のパートナーともふれあえる訳よ。パートナーの数が多くなるとお世話するのも大変だからマイホームがあると便利なのよね」


 なるほど、マイホームがあれば3匹以上のモフモフと一緒にいられるんだね!

 これは是非ともマイホームを手に入れないと!


「ユーリさん、マイホームってどうやって手に入れるの!?」

「……やっぱり食いついてきたわね。マイホームを普通に手に入れようとしたら、第5エリアと呼ばれるところにある街まで行く必要があるわ。到達可能な目安のレベルは40から45ね」

「……意外と厳しかったんだよ。でも、()()()そこに行かなきゃいけないって言う事は、それ以外にも入手する方法はあるんだよね?」

「そうなるわね。私が今使っているマイホームもそうだけど。リアルマネーで課金をして手に入れることもできるわよ」

「……ここでもやっぱりお金の問題なんだよ……」

「そうは言っても、やっぱりハウジング要素ってプレイヤーの趣味がもっとも反映されるコンテンツだからね。そこにお金をかけるプレイヤーは多い訳よ。そうなると特別なホームエリアを用意して見栄えのいいマイホームを入手できるようにするのも運営の戦略になるのよね」

「……ちなみに、どうすればマイホームは買えますか?」

「メニューからアイテムショップを選択して『ホームエリア』って言うタブを選択すればいいわよ。ただ、一番安いホームエリアでも1,000円するし、今すぐに手に入れなくてもいいと思うのだけど」


 そうは言われても、たくさんのモフモフに囲まれる事ができるとわかれば買わない訳にはいかないんだよ!


 という訳で、ホームエリアを調べてみることに。

 ……うーん、一番安いホームエリアはなんの特色もない普通の庭付き一軒家だね。

 今いるユーリさんのホームエリアは、『森の中の家』みたいだね。

 お値段1,500円、そこそこお手頃かな?

 でも、同じホームエリアって言うのも芸がないよね。


 そんな感じで用意されているホームエリアを見ていくと、目にとまったホームエリアが1つあったんだよ。

 その名も『飛行庭』。

 名前の通り空飛ぶ庭なんだって。

 空飛ぶ庭とかこれぞファンタジーって感じでいいよね!


「リーンちゃん、ホームエリアを買う事にしたの?」

「うん、そうするよ! 今、飛行庭って言うホームエリアを見つけたところだよ!」

「ああ、飛行庭ねぇ……」

「何か問題でもあるの?」

「問題というか、なんというか。プレビューモードでお試しできるから行ってみるといいわ。あ、私も一緒に行きたいから先にパーティを組みましょう」


 早速ユーリさんをパーティに誘ってパーティを結成。

 そして、プレビューモードを起動したんだよ。


「おお、これは!」

「いつ見てもいい眺めよね。飛行庭は」


 目の前に広がったのは澄み渡った青空。

 雲は眼下に広がっているんだよ!

 こんな眺めのいい家ならすぐにでも買いたいところだね!


「さて、リーンちゃん。とりあえず飛行庭の端まで行ってみましょうか」

「え? 構わないけど何かあるの?」

「行けばわかるわよ。さあ、行きましょう」


 ユーリさんに手を引かれて飛行庭の端っこまでやってきた。

 空に浮いてる庭なのに、転落防止用の柵とかもないんだね。


「さて、リーンちゃん。ここから下を覗いてみましょうか」

「うん、構わないよ。……庭の下に雲が広がっているって絶景だね」

「そうね。……ところで恐いとかはないの?」

「え? うん、大丈夫だよ」

「そう、それじゃ、てい!」

「うわ!」


 いきなりユーリさんに押されて飛行庭から落ちそうになる。

 だけど、飛行庭の端には見えない壁があるらしく転落することはなかったんだよ。


「ユーリさん、いきなり押されたらびっくりするよ!」

「……びっくり程度で済んでるのね。それなら飛行庭を購入しても大丈夫かしら」

「うん? それってどういう意味?」

「飛行庭って遥か上空を飛んでいる家って言う設定なのよ。だから、高所恐怖症の人とかが買うとまともに利用できない事もあってね……」

「ああ、うん。言いたいことはわかったよ。でも、ボクは大丈夫かな」

「それならよかったわ。それで、今すぐに購入するの?」

「……今月はまだ、ライトニングシーズー分の金額しかチャージしてないんだよ……」

「それじゃあ、購入はまた今度ね。ライトニングシーズーは3,000円だったはずだし、飛行庭は2,000円だからあなたの1ヶ月分の課金上限でも購入できるはずよ」

「そうだね。もうすぐお昼だし、ご飯を食べたら早速課金をしに行くことにするよ!」

「あまりお金を使いすぎないようにね。中学生だと5,000円でも大金でしょ」

「そこは自由に使える貯金がまだまだあるから大丈夫です! それではそろそろログアウトする準備をするね」

「……ああ、もうそんな時間なのね。それじゃあ、私は残りのパートナー達のお世話に戻るわ。ゲストキーの詳しい使い方は、また今度教えてあげるわね」

「うん、了解だよ。それじゃあ、ユーリさんまたね!」

「ええ、またね。次に会うときはハウジング用のお土産をあげることにするわ」


 さて、ボクのモフモフ天国()を叶えるためにも早くマイホームはほしいところだよ。

 お昼ご飯を食べたら早速課金をしなきゃね!

いつもお読みいただきありがとうございます。

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