反省会
エピローグでも触れてた反省会を投下します。
執筆の裏事情の暴露がほとんどです。
作者の自己満足なので気にならない方はスルー推奨。
小説本編全体のネタバレを含むのでまだ読んでいない方は注意です。
主要キャラ解説
サトル
言わずとしれたこの物語の主人公……と見せかけたヒロイン。
おまえ何度悩んだら、曇ったら済むんだよ、となるくらいイジイジしていました。
まあでもそんなに動かすのは苦労しなかったキャラです。
ユウカ
言わずとしれたこの物語のヒロイン……と見せかけた主人公。
悩んだりすることもあったが、基本的に正面からぶつかるし、戦闘シーンも多かったのでやっぱり主人公です、はい。
リオ
この物語の一番の功績者(作者にとって)
そもそも異世界召喚モノはパーティーに一人は現地住人を入れて「知らないのですか? これは――」と解説させるべきなのですが、構成上どうにも現地住人が入らなかったため「それなら情報にありました。これは――」と何でも解説してくれるありがたいキャラになりました。
サトルとユウカが悩み始めると問題点をさっと整理して「さっさと解決しろ、おらっ」と尻を叩いて物語のペースを保つ役割もしてくれました。
リオがいなかったらかなり物語を進めるのに難儀していたでしょうね、本当ありがたい。
終章がグダグダ感あった理由は、主にリオの行動が封じられていたからだと思われます。
章解説
1章 『魅了スキル』
物語の始まり。
最初は何か王族みたいなやつに召喚される構想で考えていました。
クッソ性格の悪い王妃に「魅了スキル使ってみろよ。はぁ? 効かねーじゃねえか、使えねー」と無能扱いされる当時流行ってたパターンで。
でもそれやると何か登場人物多くなりすぎてゴチャゴチャするなー、と思ったので謎の広場に召喚されたパターンになりました。
主人公パーティーも、現地住人一人ともう一人女子を入れて5人体勢でしたが、可能な限り少なくという考えから3人に減りました。
純愛思想のサトルに対立する軸として、即物主義のカイというキャラはかなり初期から構想にありました。
ユウカに助けられて、そのまま魅了スキルに本当はかかっていないと説明まで繋がったのはいい感じだったですね。
その後は村について女神教やらの設定回。初っぱなに説明回入れると読むのが怠くなるので、開幕から派手に動かしながらどこで説明を入れるかは結構気を付けていた気がする。
2章 『商業都市』
最初のミッションだったため初っぱなから宝玉を持っている人と遭遇出来るイージー展開に。
ユウカが酔っぱらってサトルが部屋まで運ぶ一連の流れで、実際魅了スキルにかかっているフリによってどういう事態になっているかの説明。
ドラゴン討伐は何かファンタジー的な展開を入れようとノリで決まった気がします。
そのせいか物語上何の悪事も働いていないドラゴンのすみかに乗り込んで討伐するって展開になってしまい「あれ? これドラゴンかわいそうじゃね?」ってなって慌てて捕まえることに変更。
ヘイト管理のために先にドラゴンによって壊滅した村を訪れるとかいう描写を入れて、住人から「どうか討伐してくれ……!」と頼まれる、みたいな描写を入れとくべきでした。
そして商会長と会談、魅了スキルにより秘書がスパイしていることを暴いてさくっと宝玉ゲット。
一回目だから魅了スキルをただ使うだけで解決するシンプル設計。
3章 『観光の町』
さくっと宝玉がゲットできた反動で、次は徹底的に難航する展開にするとは最初から決めていました。
宝玉の場所も分からず、見つけたと思ったら婚約指輪になっていて、さらにそれが結婚詐欺師からの贈り物で……いや、まあ最後はゲットさせるためのアシストですね。本当に純愛カップルの婚約指輪だったらどうやっても手に入れるのは無理ですし。
その裏で二人をデートさせたり、考え方の違いを浮き彫りにして関係を深めていく準備もこなして。
魅了スキルは失敗。女装した男性だったですね。
こう決まった能力をこねくり回す展開は好きで、このパターンはどこかで入れようと最初から決めてました。
4章 『武闘大会』
ファンタジー世界で散らばった何かを集めるとなれば、大会の優勝商品になっている展開はテンプレ中のテンプレです。外すことは出来ません。
それでいながら敵対勢力の存在を明確にして、頑張ったけど宝玉を手に入れられなかったという展開もどこかに入れたかったのでここに入れました。
戦うのは主人公ではなくヒロイン。ここら辺りから徐々に立場交代している気がします。
ちなみに大会のルールにリングアウトを入れたのは作劇上の都合だったりします。相手が降参するまでボコボコに殴るとか、やばいほどのダメージを入れて戦闘不能にするとか描写してて気が滅入るのが分かっていたので、
「リングアウトしたな、じゃあおまえ負け!」
でサクッと勝敗付けさせるために入れました。その結果描写した勝負は全部リングアウト負けな気がする()
魅了スキルは全く活躍なし。
魔族には謎理論により失敗。
5章 『独裁都市』
作者の中で一番お気に入りの章。
パレードで魅了スキルを発動してから、ヤンデレ、宗教都市、手紙で出て行け、とらわれの姫、真の黒幕登場とガンガン状況が悪い方向に転がっていく辺りが好きなポイントです。
前章で使われなかった魅了スキルの力が十二分に発揮された話。虜になった反応がヤンデレ、というのもパターン外している感じで好き。
書いている途中でNo.2の女性がスパイであるという、商業都市のときと被っていることに気づくが時既に遅かったためそのまま書きました。ガバガバ設計。
ユウカが助けに来る場面は書いていてすごいカタルシスでした。主人公ポイントもこれでカンストしたと思われます。
頑ななヒロイン、サトルも心を開き始めて、ようやく順風満帆に進むのか、と思われた矢先に状態異常耐性による嘘が発覚した………………のですが、実はこの辺りから初期の構想を外れ始めていたりします。詳しくは次の項で。
初期構想
細かいところは違えど、5章までは連載開始前から構想に描いていた通りでした。
つまりここから外れ始めるわけで、その説明をする前にそもそもの構想について話します。
とりあえず学術都市編も普通に渡世の宝玉を獲得しようと奮闘する話でした。
で、その次の町辺りで駐留派が悪魔を召喚。
悪魔はめっちゃ強くてユウカでも勝てない。
そのためサトルが渡世の宝玉4つ使用して別の世界へのゲートを開いて悪魔を押し戻す。(4つ使用した場合とか細かい設定はこの展開のための布石)(頑張って集めていたけど仕方なく使うというシチュをしてみたかった)
駐留派というかカイは、その後本編のように魅了スキルにかかったエミによって物語からは退場。
ただその裏で暗躍していた復活派により魔神が復活。
魔神の固有スキルは本編と違って『破壊』の予定でした。
破壊の化身である魔神が視界内にあるものを何でも破壊できる力を振る舞い、さらなる混乱を生み出していく。
ユウカも挑むが敵わない。
概念的な物も破壊できるその力で、魅了スキルによる虜状態も破壊される。
独りぼっちになったと思ったサトルだが、ユウカは代わらず手を差し伸べる(本来の予定ではこの辺りで魅了スキルの嘘がバレる予定だった)
その際にサトルは魔神もただ寂しかっただけ、一人の女の子だと気づく。
それでみんなの力を結集して、どうにか『破壊』の力をかいくぐりながら魅了スキルを発動して魔神を虜に。
ハッピーエンド……みたいな予定でした。
結構王道寄りの構想ですね。
しかしアドリブで書きまくる作者によって内容が予定とどんどんズレていき、五章終わりの時点でユウカの嘘がバレているしどうすればいいんだ、となり再編しないといけないと考えている最中に
『サトルを悪堕ちさせればいいんじゃね? そして魅了スキルを使うために嫌われる……これいいんじゃね?』
と、どこかから受信した電波により軌道修正した結果が本編です。
6章 『学術都市』
そんなこんなで6章の話です。
後書きにも書きましたが、予定よりサトルとユウカの衝突が根深かったため方針転換。本当はがっつりミステリー展開書きたかった……。
衝突が解決したらもう告白まで行くしかないよねということで告白。
しかしここでくっついてもらっても困る&ピンチ状態に追い込んで悪堕ちさせるために、駐留派が悪魔召喚を諦めて復活派と結託したことにしました。
そして悪堕ちさせるにも原因が必要ということで魔神の固有スキルは『囁き』に変更。
と、このようにかなりアドリブで構成された章になりました。
最終章 『王国』
長いわ、状況がころころ変わるわ、すっきりしないわ、投稿間隔が長いわ、で色々だれる展開となってしまった最終章。
ここまで広げた風呂敷を畳む必要があるとはいえ、何か展開が一つ一つぶつ切りで振り返るのもちょいとつらい。
ただまあ気に入っているのがユウカに嫌われるためだけにここまで大それたことをした、ってところですかね。
というかそのためだけに最終章を頑張って書きました。
ちょいとサトルとナキナの会話で振れてますが、くだらない理由で世界征服するの好き。
エピローグ
細かい取りこぼしを拾って、その後を描いて終わりました。
ここでも描写していないことは作者も考えていません。
例えば、結局女神って何だったの? どういう思惑だったの? と気になる方もいるかもしれませんが、知らねーよ、ただサトルたちを異世界召喚させるための舞台装置だしよく考えてねーよ、が答えになります。
酷い()
さて、ここまで作者の自己満足のための裏事情を読んでいただきありがとうございました。
これからも色々作品書く予定なのでまた他の作品で出会えたら嬉しいです。




