87、いざ大阪城!?
これ、ギリギリ週一回更新成功ですよね!?
ギリギリセーフ、スライディング的な感じで!!
いきなりですが、一つ言わせてください。もうこれ、ロミオもジュリエットも関係なくなってますよね!?ただのどんちゃん騒ぎになってますよね!?
「……はぁ」
「ため息ついてると、幸せ逃げるぞ、勇者ロミオよ」
「んだよ、魔王め」
「魔王じゃない、ただの狩燐だ」
「あそ」
あ、今気付いた。今回は俺視点なんだ。やった!影薄の汚名返上チャンス!!
「あ、赤星だ」
「狩燐、おひさぁだね」
なに!?俺の知らない人物が今ここに!!しかも何このなまり、何なのこのなまり!
「お前もやんの?」
「歌聴くより、ナゾとかそーゆーのがすぅきだからね」
「ああ、分かる」
「歌?」
「歌じゃなぁいよ、赤星。よろしく」
「え、ああ、よろしく」
……何気にフレンドリー。いい人っぽくてよかった。うん。
「てか、お前知らねぇの?」
「何をだよ」
「歌って踊ろうとしてる怪しい三人組」
「歌って踊ろうとしてる……」
歌って踊れる三人組じゃないのか……。
「なぁんか、突然出てきて、歌うたってるよ」
「そうそう。なんか見たことある気がすんだけど、思い出せねぇんだよな」
「しばらく暇になるお客サマーのために、歌うらCD」
……。
「お前も混じってくれば?変な冷たい目でみんな見てくれるぞ」
「イヤだから!」
「よぉろこぶとCたら、瀬川のスートーカーくらいだぁね」
「だぁな」
うつった!?
「ちみ達も参加かい?」
ちみ!?君じゃないの!?ちみなの!?
「えっと、どちらさん?」
「猪上正樹様だ」
「じゃあ、マサで」
「いきなりあだな呼びかい、ちみ!!」
「そうだよ、チビ」
「チビじゃない!」
「元気なこった」
まったくだな。てか、汗かきすぎだろ。何百メートル全力疾走したんだよこいつ。
「森野美咲、久々にダーリンのために登場!!」
確かに久々だ。ヒロインのはずなのに出番が少ないヒロインだから、久々だ。ていうか、女子の参加も可なのか!?
(まあ、何でもありだからね)
いやいや、何でもありすぎだから!もうちょっと苦労というものを知りなさい!!
(部活で十分苦労してんだよ、ヘボへタレ影薄ラー1号)
何て長いあだ名つくんだコラ!!
「ダーリンは誰にも渡さない!」
「どーでもいいけど、暇つぶぅしになれば、それでいぃんだな」
「ま、適当に真剣に行こうかな。作者の事だから、警戒しねぇと」
「……ダイエット」
一人目当てが違います!ていうか、みんな目当てが違います!!
(まあとりあえず、そろそろ始めよっか)
「イエッサー!!」
みんなで合唱。でも、一人だけ発音がちがかった気がする……。まあ、いいか。
そして、作者(鴉)が説明を始めた。
んじゃ、これからテキトーにルール説明するからよぉく聞きなさい。
「はぁい」
入り口は、人数分用意され、別々のルートとなっているために、他のプレイヤーと会う事はないでしょう。
「作者ー、質問」
なに、狩燐。
「何故にプレイヤーなんですかぁ?」
ん?ゲームっぽくしたかったから。
「了解です」
「納得していいのか!?」
五月蝿いよ、お箸。黙ってなさい。
「お箸じゃないです!こ―――」
けれど、一階登るごとに、必ず誰かとぶつかるようになっています。何もないと、つまらないですからね。見ている方も。
「無視!?」
2人一組に戦うようになっており、よりいい武器と、そんなによくない武器が置いてありますからね。それに注意してください。一階には武器と防具のセット、二階には作者の特権により使える魔法、三階には最上階へと続く階段の鍵があります。だから、より早く仕掛けられたトラップを解き、上へ上がり、いい物を取れるようにしてください。
はい、ここまでで分からない事は?
「はぁい、質問」
なに、赤星。
「トラップはルートによって数がちがかったりすぅるんかね?」
おお、いいところに目をつけたね。
ズバリ、言おう。ルート選びが一番大切。一番難解なルート、次に難解なルート、少し近道できるルート、一気に戦う部屋まで行けちゃうルートがあるから、よく考えて選ぼう!
「じゃあ、もし負けた相手がいいルートだったぁら、そっちに行ってもいいのぉ?」
もちろん!でも、一階入ったら扉は閉まるから、後悔しないようにね♪
「レジャー」
「ラジャーじゃね?」
そこ、五月蝿い。
「何で俺限定に―――」
あ、そうそう。途中で抜けたり、ギブアップはなしだから。やめるなら今のうちね。入ってから後悔して戻ったら、私からの鉄槌が下ります♪
「具体的に言うと?」
「なあ、また無視!?」
「うぅさいいよ」
「そうだよちみ。ルールは静かに聞きたまえ」
「集団でイジメか!」
うっさい!!
ドゴオォォォォォン!!!
……けほっこほっ……。
こ、こんな感じで、神の鉄槌が落ちるからね……げほっごほっ。
「お、OK……」
んじゃ、砂埃と黒焦げの影薄を無視してスタートォ!
戦いの火蓋はきって落とされた。
……すみません。カッコよかったんで、一回言ってみたかったんです……。