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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第三章 文化祭は所詮前菜?
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86、適当は重要!?


長らく更新を止めてしまって、すみませんでした。この小説が進むのを楽しみに待っていてくださった方、待っていてくださった方、大変申し訳ございません。

作者は何も言えませんが、これからはこんなに長く休まないよう、気をつけてまいります。


 あ゛〜、次なんて言おう?何て言えばいい?誰か助けてくださいなぁ……。

 って、今回は私視点なんですか?えっと、ども、阪下です。今、次のナレーションを考えております。

 ロミオとジュリエットを会わせるとして、どうやって会わせようかな。劇的な感じで?って、これ劇じゃん。まあ、とりあえず、適当に適当に……。

 「き、煌びやかなダンスホールに不釣合いなロミオは、一人部屋の墨にいました」

 「フフ、その発音じゃ、『隅』じゃなくて、『墨』よ」

 んはっ!またミスった!!

 「炭に居ました!!」

 「……それも違うよ」

 んなっ!!再びミスった!!

 「隅に行きました!」

 よし、OK!

 で、小橋君がさらに影薄くなって……なんか違う?まあ、いっか♪

 「そこへ、彼女はやってきたのです」

 後は任せたわ!瀬川君!&小橋君!!


 キャアァーーーーーーーーー!!


 ん〜、なんかのコンサート中みたいな素晴らしい反応。まあ、可愛いからね、瀬川君。今だけだけどさ。あ〜あ、どうせなら、瀬川君に生まれてきたかった……。あんなに可愛いんなら、瀬川君になりたい……はぁ。

 (……彼の苦労を知らない人の発言だよね)

 あれ?なんか聞えたような……。

 (ハゲと言われ、チビと言われ、カスと言われ、雑魚と言わ―――)

 「誰がそこまで貶されてるかぁぁぁぁぁぁ!!」

 (げほっ!)

 わお!上履きが飛んできた!!しかもなんかに当たった!あそこからよくここに当てられたね、瀬川君!ていうか、聞えてるの!?

 (しゅ、しゅじんこーをなめちゃいけないよ)

 なんか、……死んだ?

 「フフ、ご愁傷様」

 「作者のくせに、哀れな奴」

 え!?作者様!?あの、私には見えないんですけど……。

 って、それどころじゃなくない!?話し進めないと!!

 「あ゛〜、なんつーか」

 瀬川君!今一応女の子なんだから、言葉遣いに気をつけて!

 「ヒマか?」

 なんかバッサリジュリエット!

 「ヒマですとも」

 普段の会話!?

 「じゃさ、えっと、……なんだっけ?」

 聞かないでよ、ジュリエット!そしてこっちを見ても困るよ、ジュリエット!!

 「ダンスでも踊る?」

 「音楽もないのに?」

 「いや、流れるよ、きっと」

 「きっとだろ、ゼッテェに流れねぇよ」

 「仲間を信じてあげようぜ!?」

 「やだ」

 バッサリ酷いし、やっぱ日常会話になってる!!

 ちょ、これ、一応劇だから!ハチャメチャな感じの劇だから!読者様、これだけは忘れないでください!劇ですから!!

 「と、ともかく、踊ろうぜ?」

 「はっ、誰がお前なんかと踊るか」

 ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?ちょ、瀬川君?何言っちゃってるの?何申し上げてるの!?話が続かなくなるような発言はやめて!!

 「えっとぉ何々……」

 何持ってるの?何カンニングしてるの?ていうか手に持ってるそれは何!?

 「これから、大阪城で迷路大会をやろうと思っている。だから、参加しろ馬鹿野郎」

 ちょ、それでも貴族のお姫様!?仮にも姫様が『馬鹿野郎』なんて言っちゃアウトだよ!!

 「え……なんか、話の流れ、おかしくない?」

 お、頑張って小橋君!話を戻して!通常に!今、異常だから!!

 「いいんだよ、どうせ適当なんだから」

 それだけは言わないで!そこだけは言わないで!そこだけはツッコんで欲しくなかったから!!

 「で、出るのか?出ないのか?ハッキリしろよ、勇者ロミオ・コバッシー」

 なんか名前変わってる!?

 「何そのミックスされた名前!!」

 ナイスツッコミ!

 「いいだろ?適当だ」

 よくないでしょ!?適当なんだから!!

 「適当で人の名前を付けるなよ!」

 「いいじゃん、影薄だし」

 「酷くね!?」

 「薄影」

 「だから、どこの忍び!?」

 「さいの国?」

 「今の埼玉!?」

 「そうかもね」

 「かもね!?」

 「じゃあ、そういう事にしとけ、もうめんどいから」

 「そんな理由でいいのか!?」

 「いいんだよ。この世は適当でできているんだ」

 「どんな学論!?」

 「ん〜、ま、適当に」

 「……もういい」

 ……ツッコミ、お疲れ様でした、小橋君……。

 (て、ことで次回に続けちゃう?)

 え?私に聞くんですか?

 (ダメかい?)

 いや、だって作者は貴方じゃ……。

 (そこを気にせずいきましょう)

 ……じゃあ、続けましょう。

 (じゃ、大阪城へゴー)



                      *



 やって来た来た大阪城(某小説の某様から頂いたレプリカです)。やって来たと言っても、いつの間にかあったんですよね、グラウンドに、大阪城が。朝はなかったのに……。

 「ということで、」

 どういうことで!?これ、絶対生徒さんも保護者様も思ってる事だよ!?

 「第一回大阪城(実物大レプリカ)で迷路大会ぃ」


 イエェイ!!


 なんか異常に盛り上がってる!

 「それではぁ、ルールを説明したしません」

 え!?しないの!?ルール重要なのに!?

 「そういう説明系は嫌いなんで、作者にバトンパス」

 何故作者さん!?

 (何故に私!?)

 「ん?どんな小説でも、説明するのは作者と決まっている」

 (でもさ、主人公だって)

 「決まった事だ」

 (いや、でもさ、)

 「決まったんだよ」

 (あのね)

 「説明ぐらいしろ、ヘボ作者」

 (ヘボじゃない!)

 「じゃ、よろしく」

 ……哀れだね、作者さん……。

 (どっほん、ルールは難しい)

 難しいの!?

 (と思うかもしれないけど簡単)

 ……。

 (ちょ、冷たい目で私を見ないで!!)

 ……自業自得ですよ。

 (ルールは、この大阪城に仕掛けられたトラップを潜り抜け、一番最初にジュリエットに出会えたら勝ちです。OK?)


 OK!!


 なんか、ノリいいですね。

 (そして、その名誉をたたえて、一日主人公(女装のまま)貸し出します)

 「何言ってんだよ!!」


 イエェイ!


 「そこ!喜ぶなぁぁぁぁぁ!!」

 あ、誰かに当たった、上履きが……。ていうか、瀬川君の命中率高っ!

 (じゃ、主人公よ、最上階で待っててくれ)

 「ヒマそうだな」

 (大丈夫、暇つぶしは満載だよ!)

 親指を立てて、グッ、ってする作者さんに、

 「ならいいぜ」

 瀬川君も同じようにして去っていきました……。

 (あ、誰でも参加していいから。適当に頑張ってくださぁい)


 うおぉぉおぉぉぉぉ!萌えてきたぜ!!


 ……いや、萌えるの字が違うと思います……。

 「フフ、なんか、面白い事になっちゃったわね」

 「意図的にな」

 「どうするんだよ」

 「フフ、それは作者任せよ」

 「だな」

 「……限りなく心配だ」

 「フフ、どうにかなるわ、適当だもの」

 「ある意味、名言だな」

 「はぁ」

 ため息をついて、幸せが逃げていく小橋君でありました。


週に一回更新を目標に頑張ります。

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