86、適当は重要!?
長らく更新を止めてしまって、すみませんでした。この小説が進むのを楽しみに待っていてくださった方、待っていてくださった方、大変申し訳ございません。
作者は何も言えませんが、これからはこんなに長く休まないよう、気をつけてまいります。
あ゛〜、次なんて言おう?何て言えばいい?誰か助けてくださいなぁ……。
って、今回は私視点なんですか?えっと、ども、阪下です。今、次のナレーションを考えております。
ロミオとジュリエットを会わせるとして、どうやって会わせようかな。劇的な感じで?って、これ劇じゃん。まあ、とりあえず、適当に適当に……。
「き、煌びやかなダンスホールに不釣合いなロミオは、一人部屋の墨にいました」
「フフ、その発音じゃ、『隅』じゃなくて、『墨』よ」
んはっ!またミスった!!
「炭に居ました!!」
「……それも違うよ」
んなっ!!再びミスった!!
「隅に行きました!」
よし、OK!
で、小橋君がさらに影薄くなって……なんか違う?まあ、いっか♪
「そこへ、彼女はやってきたのです」
後は任せたわ!瀬川君!&小橋君!!
キャアァーーーーーーーーー!!
ん〜、なんかのコンサート中みたいな素晴らしい反応。まあ、可愛いからね、瀬川君。今だけだけどさ。あ〜あ、どうせなら、瀬川君に生まれてきたかった……。あんなに可愛いんなら、瀬川君になりたい……はぁ。
(……彼の苦労を知らない人の発言だよね)
あれ?なんか聞えたような……。
(ハゲと言われ、チビと言われ、カスと言われ、雑魚と言わ―――)
「誰がそこまで貶されてるかぁぁぁぁぁぁ!!」
(げほっ!)
わお!上履きが飛んできた!!しかもなんかに当たった!あそこからよくここに当てられたね、瀬川君!ていうか、聞えてるの!?
(しゅ、しゅじんこーをなめちゃいけないよ)
なんか、……死んだ?
「フフ、ご愁傷様」
「作者のくせに、哀れな奴」
え!?作者様!?あの、私には見えないんですけど……。
って、それどころじゃなくない!?話し進めないと!!
「あ゛〜、なんつーか」
瀬川君!今一応女の子なんだから、言葉遣いに気をつけて!
「ヒマか?」
なんかバッサリジュリエット!
「ヒマですとも」
普段の会話!?
「じゃさ、えっと、……なんだっけ?」
聞かないでよ、ジュリエット!そしてこっちを見ても困るよ、ジュリエット!!
「ダンスでも踊る?」
「音楽もないのに?」
「いや、流れるよ、きっと」
「きっとだろ、ゼッテェに流れねぇよ」
「仲間を信じてあげようぜ!?」
「やだ」
バッサリ酷いし、やっぱ日常会話になってる!!
ちょ、これ、一応劇だから!ハチャメチャな感じの劇だから!読者様、これだけは忘れないでください!劇ですから!!
「と、ともかく、踊ろうぜ?」
「はっ、誰がお前なんかと踊るか」
ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?ちょ、瀬川君?何言っちゃってるの?何申し上げてるの!?話が続かなくなるような発言はやめて!!
「えっとぉ何々……」
何持ってるの?何カンニングしてるの?ていうか手に持ってるそれは何!?
「これから、大阪城で迷路大会をやろうと思っている。だから、参加しろ馬鹿野郎」
ちょ、それでも貴族のお姫様!?仮にも姫様が『馬鹿野郎』なんて言っちゃアウトだよ!!
「え……なんか、話の流れ、おかしくない?」
お、頑張って小橋君!話を戻して!通常に!今、異常だから!!
「いいんだよ、どうせ適当なんだから」
それだけは言わないで!そこだけは言わないで!そこだけはツッコんで欲しくなかったから!!
「で、出るのか?出ないのか?ハッキリしろよ、勇者ロミオ・コバッシー」
なんか名前変わってる!?
「何そのミックスされた名前!!」
ナイスツッコミ!
「いいだろ?適当だ」
よくないでしょ!?適当なんだから!!
「適当で人の名前を付けるなよ!」
「いいじゃん、影薄だし」
「酷くね!?」
「薄影」
「だから、どこの忍び!?」
「彩の国?」
「今の埼玉!?」
「そうかもね」
「かもね!?」
「じゃあ、そういう事にしとけ、もうめんどいから」
「そんな理由でいいのか!?」
「いいんだよ。この世は適当でできているんだ」
「どんな学論!?」
「ん〜、ま、適当に」
「……もういい」
……ツッコミ、お疲れ様でした、小橋君……。
(て、ことで次回に続けちゃう?)
え?私に聞くんですか?
(ダメかい?)
いや、だって作者は貴方じゃ……。
(そこを気にせずいきましょう)
……じゃあ、続けましょう。
(じゃ、大阪城へゴー)
*
やって来た来た大阪城(某小説の某様から頂いたレプリカです)。やって来たと言っても、いつの間にかあったんですよね、グラウンドに、大阪城が。朝はなかったのに……。
「ということで、」
どういうことで!?これ、絶対生徒さんも保護者様も思ってる事だよ!?
「第一回大阪城(実物大レプリカ)で迷路大会ぃ」
イエェイ!!
なんか異常に盛り上がってる!
「それではぁ、ルールを説明したしません」
え!?しないの!?ルール重要なのに!?
「そういう説明系は嫌いなんで、作者にバトンパス」
何故作者さん!?
(何故に私!?)
「ん?どんな小説でも、説明するのは作者と決まっている」
(でもさ、主人公だって)
「決まった事だ」
(いや、でもさ、)
「決まったんだよ」
(あのね)
「説明ぐらいしろ、ヘボ作者」
(ヘボじゃない!)
「じゃ、よろしく」
……哀れだね、作者さん……。
(どっほん、ルールは難しい)
難しいの!?
(と思うかもしれないけど簡単)
……。
(ちょ、冷たい目で私を見ないで!!)
……自業自得ですよ。
(ルールは、この大阪城に仕掛けられたトラップを潜り抜け、一番最初にジュリエットに出会えたら勝ちです。OK?)
OK!!
なんか、ノリいいですね。
(そして、その名誉をたたえて、一日主人公(女装のまま)貸し出します)
「何言ってんだよ!!」
イエェイ!
「そこ!喜ぶなぁぁぁぁぁ!!」
あ、誰かに当たった、上履きが……。ていうか、瀬川君の命中率高っ!
(じゃ、主人公よ、最上階で待っててくれ)
「ヒマそうだな」
(大丈夫、暇つぶしは満載だよ!)
親指を立てて、グッ、ってする作者さんに、
「ならいいぜ」
瀬川君も同じようにして去っていきました……。
(あ、誰でも参加していいから。適当に頑張ってくださぁい)
うおぉぉおぉぉぉぉ!萌えてきたぜ!!
……いや、萌えるの字が違うと思います……。
「フフ、なんか、面白い事になっちゃったわね」
「意図的にな」
「どうするんだよ」
「フフ、それは作者任せよ」
「だな」
「……限りなく心配だ」
「フフ、どうにかなるわ、適当だもの」
「ある意味、名言だな」
「はぁ」
ため息をついて、幸せが逃げていく小橋君でありました。
週に一回更新を目標に頑張ります。