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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第三章 文化祭は所詮前菜?
84/117

83、文化祭前から賑わってます!?



更新が大変遅れてすみませんでした!

言い訳がましいですが、部活だのテストだの体育祭だの、結構ハードなスケジュールだったんです。


……本当に、すみませんでした。m(_ _)m

今度からは、更新も頑張ります!


 ルンタッタ〜、ルンタッタ〜、ルンルンタ〜♪

 ??おお!こんにちわぁ、読者様!森野美咲、ダーリンに恋した純情系乙女です!え?そんな事はどうでもいい?酷くないですか!?ていうか、酷いですよ!まあ、嬉……。

 ごっほん!そんな事よりも!まず、こんなに私がテンション高い理由、分かります!?……はい、そうですね、プロテインですね。って、違う!プロテインなわけないでしょう!?なんで、純情系乙女がプロテイン!?どうしてプロテイン!?

 「うげ、ノリモだ」

 タモリみたいなノリね……。でもこの愛しい声は!!

 「ダーリーーーーーーーーーーーン♪」

 「死ね」

 ぐはっ!きょ、今日はい、一段と、パンチ力が強いわ……。うう、愛のビンタは、痛いわ……。

 「おはよ、せが―――うわ!毒舌娘!!」

 ちっ、邪魔者が……。

 「なによ、さりげない影薄」

 「さりげないってなんだよ!何がさりげないんだよ!!」

 ペッ!!

 「ちょ、汚っ!唾人に向けて吐くなよ!!」

 「消えなさいよ、影薄。私とダーリンの憩いの時間を邪魔しないで」

 「憩いじゃねぇよ、不快だよ」

 「私は、ダーリンが隣にいるだけで幸せよ」

 「俺は、お前が隣にいるだけで不幸だよ」

 「でも、隣にいていいのは、私って言ってくれたじゃない!」

 「言ってねぇし」

 即答ですか!?え!?言いましたよね、この人!あの、ちょっとブルーだった時に、言ってましたよね!?え?あれって、……幻聴?

 「あ゛〜、朝から森野に会うなんて」

 え?なになに?ひょっとして、最高な日?幸せな日?天使が舞い降りた日?

 「最悪最低不幸悪魔が降臨した日だ……」

 「よく噛まずに言えたな」

 「お前に褒められても嬉しくねぇよ、影薄ラー1号。てか、いつからいた?」

 「不名誉なあだ名で呼んどいて、いつからいたとは何だ!」

 「気付けねぇんだよ、隣にいても」

 「私は気付いてくれるけどね♪」

 「お前からは、変なオーラが出てるから分かるんだよ」

 「変なオーラ?それって、幸せの赤い糸で結ばれてるって事!?」

 「小橋とか?」

 「ええ!?」

 「マジで!?」

 嫌よ!こんな影薄い人!好かれたくないし、好きになりたくもない!!こんな影薄と付き合うくらいなら、死にます!!

 「おい!こんな毒舌変態ストーカー悪女娘と結ばれてたら、かなりショックなんだけど」

 「私だって!!」

 「ご結婚、おめでとうございます」

 「話が早っ!!」

 「影薄に同じく!!」

 「名前で呼べない?せめてさ」

 「あら、影薄に名前なんてあったかしら?」

 影薄ラー1号?それとも、勇者コバッシー?


 ごづっ!!


 「いっだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 なになに?なになになに!?なになになになに!?!?私の身に、何が起こったの!?

 「アッハハハハハハハ!は、腹が、腹が、クフフフフ……!!」

 「ちょ、何でそんなに笑ってるのよ、ダーリン!」

 「クハハハ……グフッ、フフフフフ」

 「ちょ、ちょっと!笑い方、怖くなってるわよ!?」

 「ゴメ、マジウケる……アハハハハハハ」

 な?何?何が起こったの!?ホントに、今の一瞬で、何が!?

 「まさか、気付いてないの!?」

 なによ、なんなのよ、影薄のくせに!半笑いって何!?笑うなら思いっきり、ダーリンみたいに笑ってよ!その方が、なんかいいから!!

 「アンタさ、電柱に思いっきりぶつかったんよ?んで、一回転して、そのまま進んで、急にピタッと止まったんだよ」

 「あの一瞬で!?」

 「ああ、そう。あの一瞬でな……くふ、ふふふ……」

 笑うなら笑って!ホント、なんかどんどん恥ずかしくなってきた!え?日頃の行いは恥ずかしくないのか?何か恥ずかしいことしてる?私。

 ていうか!読者様も鼻で笑わないでくれません!?軽く傷付くんですけど!でもまあ、いいですよ、きも……ごぅっほん!!

 「アッハハハハ!もう、マジ最高!お前さ、いつもこうならいいのにな」

 「え?」

 「ふふふふふふ、……マジ最高だよ、森野」

 ダーリンが、笑ってくれてる。私見て、とっても楽しそうに。額、痛いけど、なんか、どうでもいいかな。うん。

 ……?


 『いつもこうならいい』


 と、いうことは、いつもこんな風なら、付き合ってもいいってことですか!?え?マジですか!?ちょお、ちょっと!!嬉しすぎて、涙が出そうなんですけど!ちょ、誰かハンカチ!ハンカチをお貸しください!!


 ずるっ!どてどん!!


 「ギャハハハハハハハッハハハハハッハハハハッハハ」

 めっさ笑われてる!?ていうか、今度は何が!?

 ……はっ!!

 「何故にこんな所にバナナの皮が!?」

 「くふはは……腹ヤベェ、マジヤベェ、いてぇよ、よじれてるよ、ふふふ……」

 腹を抱えて、半分泣きながら、楽しそうに笑ってる。いつも怒った顔ばかり見てたから、ちょっと、ドキッとする。

 ……可愛いです、ダーリン。ああ、口に出して言ったら、殺されそうね。

 「おい!ちょ、重い!重いっての!!聞えてます!?」

 クソ、ダーリンの素晴らしき笑顔に見とれてたのに、どこのどいつじゃ、邪魔するものは。

 「下!下!!よく見て!!」

 下だと?……あ。

 「薄影!!どうしてこんな所に!?」

 「薄影じゃないし!ていうか、どけよ!!重い!死ぬ!圧迫死する!!」

 「いいじゃない、それで」

 「主人公の親友をこんな無様に殺しますか!?」

 (ええ、殺します)

 「作者ぁぁぁぁ!?ちょ、いいのか!?それでいいのか?!」

 (ダイジョブだよ)

 「何がどう!?どう何が!?」

 「五月蝿いわね、静かにしなさい!!」

 「いだ!だだ!ちょ、動くなよ!踏みにじるな!こ、馬鹿!!」

 「あんたなんかにそんな事言われたって、嬉しくないのよ!ちょっとは嬉しいけどね!」

 「嬉しいんじゃん!結果、嬉しいんじゃねぇか!!」

 「ははははははは。マジダメ、もうダメ、限界だよ、オモロすぎ」

 隣でゲラゲラ笑ってるダーリン。ああ、何て素敵な横顔♪

 え?今の状況は?私は、影薄の上に乗ってるだけよ、正座して。うん、まぐれで座っちゃったみたいでさ。押し倒したって言うより、前にいたから、道ずれにしちゃったみたいよ、影薄君。まあ、ドンマイなんじゃないですか?


 キーンコーンカーーーーンコーーー


 チャイムの音が聞えるわ。……。


 ―――年生は、体育館へ、移動してください


 何て放送も聞えるし……。

 え?マジですか、これは。本当に、これでいいんですかね、これって。

 (うん、文化祭、遅刻だね☆)

 そうみたいね、下弦☆

 「……ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」





 ま、そこから全力疾走で。うん、言葉の如く、全力疾走。信号?そんなの無視するためにあるのよ、護ってどうするの、護って!

 ……ごめんなさい!護る暇がなかっただけなんです!だって、止まったりしたら、全力疾走のダーリンに(まだ笑ってたわ)、追いつけなかったんだもの!許して、法律!許して、警察の方!!


さあ、楽しい文化祭の幕開けです!!

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