83、文化祭前から賑わってます!?
更新が大変遅れてすみませんでした!
言い訳がましいですが、部活だのテストだの体育祭だの、結構ハードなスケジュールだったんです。
……本当に、すみませんでした。m(_ _)m
今度からは、更新も頑張ります!
ルンタッタ〜、ルンタッタ〜、ルンルンタ〜♪
??おお!こんにちわぁ、読者様!森野美咲、ダーリンに恋した純情系乙女です!え?そんな事はどうでもいい?酷くないですか!?ていうか、酷いですよ!まあ、嬉……。
ごっほん!そんな事よりも!まず、こんなに私がテンション高い理由、分かります!?……はい、そうですね、プロテインですね。って、違う!プロテインなわけないでしょう!?なんで、純情系乙女がプロテイン!?どうしてプロテイン!?
「うげ、ノリモだ」
タモリみたいなノリね……。でもこの愛しい声は!!
「ダーリーーーーーーーーーーーン♪」
「死ね」
ぐはっ!きょ、今日はい、一段と、パンチ力が強いわ……。うう、愛のビンタは、痛いわ……。
「おはよ、せが―――うわ!毒舌娘!!」
ちっ、邪魔者が……。
「なによ、さりげない影薄」
「さりげないってなんだよ!何がさりげないんだよ!!」
ペッ!!
「ちょ、汚っ!唾人に向けて吐くなよ!!」
「消えなさいよ、影薄。私とダーリンの憩いの時間を邪魔しないで」
「憩いじゃねぇよ、不快だよ」
「私は、ダーリンが隣にいるだけで幸せよ」
「俺は、お前が隣にいるだけで不幸だよ」
「でも、隣にいていいのは、私って言ってくれたじゃない!」
「言ってねぇし」
即答ですか!?え!?言いましたよね、この人!あの、ちょっとブルーだった時に、言ってましたよね!?え?あれって、……幻聴?
「あ゛〜、朝から森野に会うなんて」
え?なになに?ひょっとして、最高な日?幸せな日?天使が舞い降りた日?
「最悪最低不幸悪魔が降臨した日だ……」
「よく噛まずに言えたな」
「お前に褒められても嬉しくねぇよ、影薄ラー1号。てか、いつからいた?」
「不名誉なあだ名で呼んどいて、いつからいたとは何だ!」
「気付けねぇんだよ、隣にいても」
「私は気付いてくれるけどね♪」
「お前からは、変なオーラが出てるから分かるんだよ」
「変なオーラ?それって、幸せの赤い糸で結ばれてるって事!?」
「小橋とか?」
「ええ!?」
「マジで!?」
嫌よ!こんな影薄い人!好かれたくないし、好きになりたくもない!!こんな影薄と付き合うくらいなら、死にます!!
「おい!こんな毒舌変態ストーカー悪女娘と結ばれてたら、かなりショックなんだけど」
「私だって!!」
「ご結婚、おめでとうございます」
「話が早っ!!」
「影薄に同じく!!」
「名前で呼べない?せめてさ」
「あら、影薄に名前なんてあったかしら?」
影薄ラー1号?それとも、勇者コバッシー?
ごづっ!!
「いっだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
なになに?なになになに!?なになになになに!?!?私の身に、何が起こったの!?
「アッハハハハハハハ!は、腹が、腹が、クフフフフ……!!」
「ちょ、何でそんなに笑ってるのよ、ダーリン!」
「クハハハ……グフッ、フフフフフ」
「ちょ、ちょっと!笑い方、怖くなってるわよ!?」
「ゴメ、マジウケる……アハハハハハハ」
な?何?何が起こったの!?ホントに、今の一瞬で、何が!?
「まさか、気付いてないの!?」
なによ、なんなのよ、影薄のくせに!半笑いって何!?笑うなら思いっきり、ダーリンみたいに笑ってよ!その方が、なんかいいから!!
「アンタさ、電柱に思いっきりぶつかったんよ?んで、一回転して、そのまま進んで、急にピタッと止まったんだよ」
「あの一瞬で!?」
「ああ、そう。あの一瞬でな……くふ、ふふふ……」
笑うなら笑って!ホント、なんかどんどん恥ずかしくなってきた!え?日頃の行いは恥ずかしくないのか?何か恥ずかしいことしてる?私。
ていうか!読者様も鼻で笑わないでくれません!?軽く傷付くんですけど!でもまあ、いいですよ、きも……ごぅっほん!!
「アッハハハハ!もう、マジ最高!お前さ、いつもこうならいいのにな」
「え?」
「ふふふふふふ、……マジ最高だよ、森野」
ダーリンが、笑ってくれてる。私見て、とっても楽しそうに。額、痛いけど、なんか、どうでもいいかな。うん。
……?
『いつもこうならいい』
と、いうことは、いつもこんな風なら、付き合ってもいいってことですか!?え?マジですか!?ちょお、ちょっと!!嬉しすぎて、涙が出そうなんですけど!ちょ、誰かハンカチ!ハンカチをお貸しください!!
ずるっ!どてどん!!
「ギャハハハハハハハッハハハハハッハハハハッハハ」
めっさ笑われてる!?ていうか、今度は何が!?
……はっ!!
「何故にこんな所にバナナの皮が!?」
「くふはは……腹ヤベェ、マジヤベェ、いてぇよ、よじれてるよ、ふふふ……」
腹を抱えて、半分泣きながら、楽しそうに笑ってる。いつも怒った顔ばかり見てたから、ちょっと、ドキッとする。
……可愛いです、ダーリン。ああ、口に出して言ったら、殺されそうね。
「おい!ちょ、重い!重いっての!!聞えてます!?」
クソ、ダーリンの素晴らしき笑顔に見とれてたのに、どこのどいつじゃ、邪魔するものは。
「下!下!!よく見て!!」
下だと?……あ。
「薄影!!どうしてこんな所に!?」
「薄影じゃないし!ていうか、どけよ!!重い!死ぬ!圧迫死する!!」
「いいじゃない、それで」
「主人公の親友をこんな無様に殺しますか!?」
(ええ、殺します)
「作者ぁぁぁぁ!?ちょ、いいのか!?それでいいのか?!」
(ダイジョブだよ)
「何がどう!?どう何が!?」
「五月蝿いわね、静かにしなさい!!」
「いだ!だだ!ちょ、動くなよ!踏みにじるな!こ、馬鹿!!」
「あんたなんかにそんな事言われたって、嬉しくないのよ!ちょっとは嬉しいけどね!」
「嬉しいんじゃん!結果、嬉しいんじゃねぇか!!」
「ははははははは。マジダメ、もうダメ、限界だよ、オモロすぎ」
隣でゲラゲラ笑ってるダーリン。ああ、何て素敵な横顔♪
え?今の状況は?私は、影薄の上に乗ってるだけよ、正座して。うん、まぐれで座っちゃったみたいでさ。押し倒したって言うより、前にいたから、道ずれにしちゃったみたいよ、影薄君。まあ、ドンマイなんじゃないですか?
キーンコーンカーーーーンコーーー
チャイムの音が聞えるわ。……。
―――年生は、体育館へ、移動してください
何て放送も聞えるし……。
え?マジですか、これは。本当に、これでいいんですかね、これって。
(うん、文化祭、遅刻だね☆)
そうみたいね、下弦☆
「……ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」
ま、そこから全力疾走で。うん、言葉の如く、全力疾走。信号?そんなの無視するためにあるのよ、護ってどうするの、護って!
……ごめんなさい!護る暇がなかっただけなんです!だって、止まったりしたら、全力疾走のダーリンに(まだ笑ってたわ)、追いつけなかったんだもの!許して、法律!許して、警察の方!!
さあ、楽しい文化祭の幕開けです!!