80、影薄の宿命!?
はっきり言っていいですか?
今回は、少し遊びすぎました。なので、先に言っておきます。
大変申し訳ございませんでした!!m(_ _)m
「おはよう、姫様」
「死ね、影薄」
「酷くね!?」
「死ね」
「ちょ、それしか言わない気か!?」
「頼むからさぁ、死んでくんね?」
「いやだ!」
「じゃあ、あの世に旅行して来いよ」
「それってつまり、」
「死ね」
「結局それかぁぁぁぁ!」
ん?何馬鹿な会話してるってか?すまんな、これが日常だ。……認めたくないが、日常なんだ、仕方ないだろ!
「おはす」
「よう、狩燐」
「おはよう」
「よ、神郷」
「なんで!?何でちゃんと挨拶すんの!?俺は!?俺には!?」
「うるせぇぞ、勇者コバッシー。少し黙ってろ」
「コバッシー?」
ああ、そういや、神郷は知らないんだよな。
「あだ名だ」
「そゆ事」
「不名誉だぁぁぁ!!」
「黙れ」
俺と狩燐の声がかぶって、小橋が車の前に出ようとしたのは、また別の話(?)。
「で、どうよ?」
「何が?」
「文化祭の用意?」
「聞くなよ」
「まあ、ともかく、そんな感じのもん。うまくすすんでっか?」
「それは―――」
「うまく行き過ぎて、もう泣きそうだよ。な、瀬川♪」
「……」
「そかそか、良かったなぁ」
すみません、何でこんなに神郷って楽しそうなの?てか、軽く納得しちゃう狩燐って、何?
(いんげん?)
惜しいぞ作者。『I』の前に、『N』が足りんかった。
「お前はどうなんよ、狩燐」
ブルーな気分をいつの間にか抜け出してしまっている、小橋が聞く。
「抜け出さない方が良かったって言いたいのか!?」
「心を読むな、変態」
「影薄」
「薄ラー1号」
「神郷まで!?」
「かっかっかぁ〜」
……こんなキャラだったっけ、神郷って……。
「で、どうなわけ?」
「どうって、どうよ」
「どうってさ、つまり、そのな、進み具合的な何か?」
「進み具合的な何かってなんなのさ」
「パネル絵の進み具合とか、学級旗の進み具合とか、クラスの出し物とか?」
「聞くなよ」
「聞いていい所だろ!?」
「あり?」
「蟻じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
おい、微妙に違うぞ小橋。
「結構すすんでんじゃん?」
「いや、聞かれても……」
「ちっ」
「ちょ、今舌打ちしたよね!?『ちっ』つったよね!?」
「ダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぐほっ!?」
自らこけた馬鹿一名は、ほうっておく事にして、
「気のせいだ小橋。幻聴だ」
「マジで?」
「地獄的な危ないところからだよ」
「マジで!?」
レベルアップしてるし。
てか、ほんと、こんなキャラだった?神郷って?は?んなもん知らん?まあ、当たり前だろうな……。
「つーか、お前ら何やってんの?」
「俺ら?登校中」
「いや、ちげーから」
「じゃあ、中学生演じてます」
「それも違うからな」
「じゃ、学校をサボりたいと心から願って、影が薄いとけなされ―――」
「あ」
「どうした?」
「ボンド忘れた」
「俺持ってねぇや。神郷は?」
「持ってるぜ。放課後持ってくよ」
「ありがと、神郷。助かる」
「無視ですか!?無視なのですか!?!?」
またもや、車の前に出ようとした小橋を蹴飛ばして防いだのはまた別の話(?)。
「ダーリン!ダーリン!」
「うっせぇよ、猿」
「猿は猿でも、愛を知ってる―――」
「そいえばさ」
「何?」
「結局何すんの?お前のクラスって」
「俺らのクラス?ごく○ん」
「そーですか」
「お前らは?」
「……」
「ロミオとジュリエッツだぜ!」
「そうなん!?」
「ジュリエッツ誰!?ジュリエットだろ、ジュリエット!!」
「そうかもな」
「かもじゃねぇから、確実にそうだから!」
「ねぇ、私は無視!?」
「俺にいたっては、存在自体無視!?」
「るせぇな。この小説はなぁ、いっぺんにしゃべると誰が誰だか分かんなくなんだよ。だから、3人以上はしゃべるな」
「ヒロインなのに!?」
「一応、友人って設定なのに!?」
「お前はヒロインらしくねぇし。友人って設定なら、狩燐も神郷も一緒だ」
「愛すべきみんなのアイドルをけなしたわね!でもいいわ!ダーリンだから、私は受け止める!」
「それ言ったら、俺の存在の意味がなくなるだろ!!」
「ともかく黙れ、殺されてぇのか?」
「はい!」
「いいえ!」
「よし、車の前へ出ろ」
「了解しました!」
「え!?ちょ、ま……なんでぇぇぇぇぇぇ!?」
馬鹿が、影薄ラー1号を引きずっていったのは、気にしなくていい話。
で、結局、この話は何がしたかったんだ?
(一応、文化祭の雰囲気をかもし出そうと努力したんです)
で、失敗?
(そうともいう)
いや、そうとしか言えねぇだろ、これ。
と、いうことで。←どういう事?
次回から、(一応)文化祭編になります。
まあ、予定なんで、裏切る可能性が……。←え!?