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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第三章 文化祭は所詮前菜?
79/117

78、精神的に疲れた日!?


最近の関東は、微妙に蒸し暑い……。

↑どうでもいい……。

 「はあぁぁぁぁぁ……」

 ダメだ、なんかもう、精神的に疲れた。てか、精神的に傷付いた……。

 「ダーリンダーリン」

 ……。

 「ねぇ、ダーリン」

 …………。

 「瀬川慎吾クン?」

 ………………。

 「瀬―――」

 「うっせぇな、まとわりついてくんな、変態!!」

 「うっ……」

 はっ!な、何!?

 「ごめん、……うう……なざい……」

 な、なな、ななな!!

 「こらダーリン!女の子泣かせちゃ、ダメでしょう!私だけ泣かせてくれれば、それでいいんだから!!」

 「うっせぇ、引っ込んでろ変態ストーカー」

 「変態じゃない!ちょっと、考え方が常識人と違うだけよ!」

 「それを馬鹿という」

 「馬鹿じゃないわ!愛の事なら」

 「で、何でいんの?」

 「え?」

 「聞いてないの!?無視なの!?」

 「変える方向、逆だろお前」

 「えっと、今日は、叔母の家に……泊まるんです」

 何でもう泣きそう?何で泣きそう?なぜ泣きそう?

 「今日は2人とも仕事で帰って来れないから、その……」

 「ああ、分かった分かった」

 ……ミスガラスハートこと、舘山。恐るべき涙腺の緩さ……。

 「せっがわーーーーーーー!!!」

 「しねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 「何で!?これでも俺らは、友達だろ!?」

 「いつから友達になった?あん?」

 「え?出会ったその時からよ」

 「お前に聞いてねぇよ、クソボケ馬鹿森野」

 「ああ、今日もいとおしい罵声……有難うご」

 「斎賀がな、まだ着せたい衣装があったのにって、メッチャ残念そうにしてたぞ?」

 「気にするな。気にしたら俺に殺されると思え」

 「思います!」

 「お前じゃねぇよ、小橋だよ」

 「え!?」

 「お前、自分に言われてるって、思わなかったのか!?」

 「ああ」

 「……」

 「何故に黙る?」

 「帰ろうか、高山」

 「舘山です」

 「鷹馬屋たかまや?」

 「どんな店ですか!?舘山です!」

 「ああ、竹原。うんうん、知らないよ」

 「違います!縦長です!」

 「あ」

 「……香ちゃん……」

 「ミスってね?」

 「……う゛ぅ……」

 「死ね影薄小太郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 「何でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 おお、見事に飛んでいくぅ〜。

 「私もよろしくお願いします!!」

 「……泣くなよ、田釜」

 「……う゛ぅ……だがやまでずぅ〜……」

 うん、高山ね。

 (ちょっとちょっと!勝手にキャラの名前、変えないでよ!)

 うるせぇ、バ鴉。しばらく消えてろ。

 (舘山だからね!舘山だよ!舘山だよ!!)

 しつこい!!

 「ねぇ、ダーリンゴ」

 「なんだよそれ」

 「ちょっと変えてみれば、反応してくれるかと……」

 「とりあえず」

 「なになに♪」

 「死んどこっか」

 「うん♪」

 「HAHAHA!!その返事、待ってたぞ!!」

 今いる場所は、橋の上♪その下はもちろん、川となってます♪しかも、きったなぁいですぅ♪はっははぁ〜〜〜♪

 「ちょ、待ってダーリン!わ、私、泳げて5メートルなの!頑張って、15メートルなの!!」

 「だからどうした?」

 「だからその……ご好意は大変嬉しくおも」

 「じゃ、一思いに……」

 「やめっ……、ちょ、真面目にやめない、あ、でも、やめ、ああ、でも、やめてくださいかもしれません!!」

 「日本語がおかしいぞ!!」

 「気にしないでくださいまし!!」

 「ともかく、」

 「ダメですぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 「だっ!!」

 チョ、チョップだと!?しかもかなり痛かったぞ!誰だ!この野郎!表でろい!!って、ここが表だし!!

 (バーカバーカ!!)

 死ねっ!!

 「死ねとか、殺すとか、死ねとか死ねとか!!言っちゃいけましぇぇぇぇぇん!!」

 しぇん!?てか、どんだけ『死ね』を否定するんですか!?3回も言ってるし!!

 「お前は、友達の暖かさを分かってないぞ!」

 で、帰ってきたの、小橋君。

 「そう、ボクは小橋だ」

 ……キャラちがくね?

 「とも、ともかく!ら、乱暴なことは、言っちゃ%&#$%>*‘@!?」

 言葉になってない!最後の方、言葉になってない!!

 何語!?英語!?ドイツ語!?エイリアン語!?

 「そうだ!この子の言うとおりだぞ、せがは!!」

 『は』の字違うから!『わ』だから、『わ』!!確かに『は』でも、わというよ?でもさ、名前的に、『は』はないべ!!

 てか、通じたの!?すごっ!!

 「アブラカタブラ・ヘレピランプレスト!!」

 アブラカタブラ?!何の呪文!?呪いの呪文!?悪魔召喚の呪文!?

 「そうだそうだ!!」

 だから、何でお前は通じるんだよ、小橋!!

 「そうよ、ダーリン!」

 オメェも!?

 「ィ゛/″乂レよ、ー⊂っ乙もレヽレナナょレヽ亊ナょh乙″すょ!!」

 解読不可じゃね!?何ていってっか聞いてるから分かるけど、読んでる人、分かる人にしか分からなくね?

 (まあ、ギャル語ですからね)

 作者!?

 「イジメ反対!」

 お前が言うと、なぜか説得力があるよ、小橋。

 「私はいじめてOKぼくじょー!!」

 死ね。

 てかさ、日本語を話そう。誰にでも分かる、日本語を話そう。ここは日本だよ?日本なんだよ?OK?

 「あ、あの、わたし、私、こっちなんで、あの、その、あれ、それ、どれ?」

 聞くなよ。

 「バイバイ♪」

 「また明日な」

 「……はい!!」

 何で通じた!?なんて言ったのか、あの接続語の中で分かったのか!?

 「……はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 ああ、今日は、精神的に疲れる日だった……。

 「ため息なんかついちゃダメよ、ダーリン。幸せが逃げちゃうわ」

 ……。

 「どうした、瀬川。疲れたのか?」

 ……誰のせいだと思ってんだ、このお気楽共が。


さあ、次回あたりから、文化祭編にしようかな?

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