表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第三章 文化祭は所詮前菜?
78/117

77、俺は人形じゃない!?


あの、長らく更新しなくてすみません。

すっかり、『更新』という言葉を忘れておりました。

気付いたのがたった、数分前。ホントにすみません。


ではでは、大変長らくお待たせしました、主人公、女装させられるの巻です。


どうぞ!


 「これよくない!?」

 「ちょっといまいちかも」

 「あ、これ似合う!!」

 「可愛いかもぉ〜」

 「キャー!これもよくない!?」

 「いい、いい!!」

 「じゃ、これとか!?」

 「あ〜、それもいい!!」

 「フフ、やっぱりこれでしょ?」

 「それはヤバいよ!ヤバいって!!!」

 ……なんなんだ。なんなんだよ、これは。

 「フフ、いいわね」

 「じゃあ、これはこうしてぇ」

 「じゃ、これはこうね」

 「か〜わ〜い〜い〜」

 ……。

 「こっちも、こっちもやってみよ!」

 「いいね!」

 「フフ、面白いわ」

 ……約一名、遊んでね?

 「じゃさ、これはこうだね」

 「そしたら、こっちはこうだ」

 「フフ、そして、こうね」

 「萌えぇぇぇぇぇぇ」

 ……、つかさ

 「人で遊んでんじゃねぇ!!」

 周りに群がってた女子(何故か男子混ざってたけど)を全員叩きのめす。

 「フフ、痛いじゃないの」

 「痛いじゃないのじゃねぇよ、俺だっていたいわ」

 「フフ、ある意味ね」

 「つか、人で遊ぶな、コラ」

 「フフ、遊んでないわ。もてあそんでたの」

 「結局遊んでんじゃねぇか!」

 「フフ、そうとも言うわね」

 「……あっさり認めんのかよ」

 「フフ、確信犯ですから」

 「やっぱりか……」

 「フフ、何か言った?お姫様?」

 「その呼び方、やめてくれません?積極的に、やめてくれません?」

 「フフ、いいじゃない」

 「よくねぇよ」

 「まあまあ、喧嘩はそれぐらいにして」

 「もっと早く止めよう、阪下」

 「え、でも……」

 「フフ、気にしないで。お姫様は、ちょっと気難しいの」

 「そっか」

 「ぶっ殺すぞ、テメェら」

 「殺す!?」

 「お前はどこから湧いて出てきた変態野郎!!」

 いつの間にかいて、この空気に溶け込んでいた、馬鹿を一匹叩き潰す。そして、元あった場所(教室)へ送った。

 もちろん、制服でだ。体操服は寒い。まだ風が冷たい、少しだけ。間違えても、ドレスとかメイド服とかで出歩いてるとか思うなよ!!

 てか、今何故俺がこんな事になっているかの経緯、分かってるか?うん?分からない?どうにかして納得してくれや。なぬ?無理?そういう事は、やってみてから言いなさい!!分かったか!!

 「ねぇ、瀬川君!これ着てよ、これ!!」

 「は?」

 「『は?』じゃないでしょ!?約束、護りなさい!」

 「お前に命令される筋合いねぇよ!?」

 「フフ、私なら、あるんじゃない?」

 ……俺の右手の馬鹿野郎。何故負けたんだ。何故、何故―――。

 「そんなに右手を攻めてやるな。哀れだぞ」

 「俺が?」

 「いんや、右手が」

 「薄情者」

 「間違える事もあるさ、人間だもの」

 「○つを?」

 「いや、神郷だけど?」

 「……はぁ」

 「何でため息?」

 「フフ、早く着替えなさい、瀬川」

 「……いつかこの手でアイツを殺す……」

 「ダーリン?何か言った?」

 「お前じゃねぇって、言ってんじゃねぇか!!てか、どこから出てくるんだっつの!!」

 ほんとに、これだけは謎です。


 で。

 「キャーーーーーー!!」

 う〜ん、黄色い声がウザい。てか、この世を去りたい……。

 「フフ、なかなかね」

 今させられてるカッコは、学校の制服。どこの?作者の学校の制服。え?分からない?そりゃあそうだろうな。ちなみに、中学時代のものです。

 紺のセーラー服に、袖口と襟に白いライン2本とその間に緑のラインがある。ネクタイもあるが、パチっと止められる、便利な奴だ。これにも、同じような模様がある。スカートは長めにしてあるけれど、足がスースーして気持ち悪い……。

 「じゃ、次逝ってみよう!!」

 あの、漢字違うからな、学級委員……。

 「ガンバ、ハゲ!!」

 どこの誰じゃああああ!!今、ハゲって言った奴、もしくはそう思ってる奴、表でろい!!腐った根性、叩きなおしてくれるわ!!


 で。

 「萌えるぅぅぅぅぅ」

 うん、普通にウザいね。ああ、みんな死ねばいいのに……ね。

 「フフ、こっちのがいいわね」

 今度はブレザー。てか、姫役なのに制服ってどうよ。

 黒に近い藍色の上着に、ワイシャツ。グレーのスカートは、今度はさっきよりも短く、ひざ辺り。あ゛〜〜〜!スースーしまくる!!

 「じゃあ、今度はこれ、逝ってみよう!!」

 だから、違うっつのに……。

 「チビのくせに」

 殺す!誰だろうと、なんだろうと、ネットを飛び越えたとしても、殺す!!


 で。

 「ぐはっっっっ!!」

 吐血!?ナゼ吐血!?ちょ、だれか、救急車ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 「フフ、……認めたくないけど、私より可愛いわね」

 どんだけ自分好き?てか、可愛いって言うな!!耳障りだ!!

 急に姫様らしくなって、ロングドレス。淡い水色で、ヒラヒラがいっぱいついてる。作者が嫌うタイプの服だ。まあ、どうでもいい事だけど。それに、なぜか、ティアラ付。サファイアのような石が真ん中にあるだけの素朴なものだけど、高そうだ。装飾も細かいし。

 「これは保留ですね」

 「じゃあ、次だな」

 お、まともになった。

 「……チビハゲ」

 なまはげって言いたかったんだよな?それを噛んだんだよな?そうだよな!?そうだと言え!!この野郎!!


 で。

 「あがっっっっっっっ!!」

 再び吐血!?ちょ、うちのクラスの女子ほとんどがヤバいです!ちょ、救急車まだ!?

 「フフ、これもいいわね」

 今度はさっきと違って、赤いドレス。左胸んところに赤い薔薇のコサージュが大きく咲いてるだけ。あとは、腰のあたりが引き締まってるくらいで、ほかに飾りも何もない。

 「ああ、ギザカワユス」

 しょ○たん?

 「あ、俺、タイプかも」

 ……お前、誰?知らない人教室にいるんですけど……。

 「次次ぃ♪」

 何でお前は楽しんでんだ、神郷。


 で。

 「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 ちょ!今度は鼻血!?しかも、男子も!?ちょ、どうしたんだよ、うちのクラス!どうなってんだよ、このクラス!!

 「フフ、いいわ、いいわよ」

 これもドレスで、色はほのかな黄色。腰のところに大きなリボン。そして、胸のところにも、ちょっと控えめなリボン。その真ん中に、赤いルビーがはまってる。ふわっとしたイメージが強くて、走りやすい感じ。まあ、走っちゃあ、あかんのだろうけど。


 で。

 「結婚してください!!」

 「は!?」

 はっ!思わず言葉に出てしまった!いや、予想外だったんです、まさか、男子(女子も数人)からそんな事言われるとは……。

 「フフ、お嫁に欲しいわね」

 嫁じゃねぇ、婿だ、俺は。

 「ダメよ!ダーリンは私の王女様なんだから!!!」

 「ちげぇよ!!!」

 湧いて出てきた馬鹿森野を、軽く捻り潰してから、教室の外へ放り出す。まったく、どんだけ神出鬼没なんだ、アイツは……。

 今回は、ウエディングドレス。どこから持ってきたんだろな、こんなの。まあ、前のもだけど……。ちゃんとヴェールも被らされてる。そして、ブーケも持たされてる。かざりっけのない、どこにでもあるウエディングドレスだ。ただ、肩が出るし、胸元も開いてるんで、寒い。軽く、寒い。

 「結婚してくれ!シンリー姫!」

 「ぶっ殺されたいのか、コバッシー」

 シンリーって何だ、シンリーって。

 「貴方様なら、喜んで!!」

 「ここから飛び降りてなるべく苦しんで死ね」

 「……毒舌は、ご健在なんですね」

 「そりゃそうだろが」

 ブーケで人を殴ったのって、俺が始めてかな?

 「さあ、次に行きましょう、シンリー姫」

 お前も呼ぶな、神郷。


 で。

 「うはっっっっっっっっ!!」

 ちょ、魂抜けてる!抜けてるよ!!だ、誰か、元に戻して!!ちょ、死んじゃうって!死ぬって、マジでほんまに!!

 「フフ、計算通りね」

 計算されてたの!?計算されてたんですか、これ!?

 申し分ないほどに、完璧なメイド服。どこからどう見ても、メイド服。そして、今までの中で、最も足がスースーして、露出が多い服だ。

 あ゛〜〜〜、ダメだ!気持ち悪い!!帰りたい!!

 フリフリの付いたカチューシャ。フリフリの付いた腰のエプロン。可愛らしい(女子談)ピンクの服は、とてつもなく恥ずかしい。てか、短い!スカートが短い!代わりに靴下が長くて助かる。えっと、オタクさんに聞くと分かるけど、絶対領域がどうたら?まあ、よくわかんねぇけど、萌えるらしい。

 「ねえ、これ言って!」

 「んだよ」

 「これこれ!」

 「……」

 読んだ瞬間、凍りつきました。そして、俺は去りました―――。

 (と、いく訳なかろう?)

 だよな、このクソへタレ作者が。

 (ヘタレてない。ヘコたれてるんだ)

 同じじゃね?

 (そして、誰もいなくなった)

 おいいいいいいいいい!!それじゃダメだから!いなくなったら、ダメだから!!

 「ねぇ、一回でいいからさ、ね?」

 「ヤダ」

 「即却下!?」

 「そりゃね」

 「フフ、言いなさい、シンリーヌ」

 なんか変わってね!?進化してね!?

 「ヤダね」

 「フフ、言ったら?」

 「ヤだっつの」

 「フフ、写真、ばら撒かれたい?」

 「ぬに!?」

 はっ!噛んでしまった!!(ツッコミ役として)一生の不覚……!!

 「いつの間にそんなもん!!」

 アイツか!?アイツの―――

 (キャハハ☆)

 お前かぁぁぁぁぁぁぁ!ヘボへタレ馬鹿アホドジマヌケ能無し作者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 「……どうする?」

 笑みが黒いよ、学級委員。

 「言うのか?」

 何故嬉しそうなんだよ、神郷。

 「言ってくれよ、マイ・スウィートハニー」

 お前は死ね、影薄。

 「フフ、写真と一言、どっちを選ぶ?」

 後々厄介なんだよなぁ、一言言うの。でも、もしあの写真を親父が見つけたら……。


 『こ、ここ、ここここここれは!!!』


 とかいって、大変な事になるのは、目に見えてんな……。

 それに、


 『レア写真だわ!写真集に加えないと!!』


 とか言う馬鹿もいそうだし、腹黒い奴らに見つかったら、……死ぬしかねぇな。

 (主人公死んだら、困るよ!!)

 お前がなれ、作者。

 (えぇっ!?)

 じゃ、後は頼んだぞ。

 (ちょ、ダメだよ!いいじゃん!一時だけ、一時だけ、プライドという名のトレジャーを手放せばいいんだ!!)

 ……それは無理だ。

 「フフ、そろそろ、まくわよ?」

 (お願い!もう無茶振りしないから!もう二度と、こんな事にはしないから、言って!!)

 一回でいいんだな?これで終わりなんだな?

 (男と男の約束だ!)

 お前は女だろ。

 (と、とと、ともかく!約束は約束だもん!破ったら、針百本飲むよ!!)

 減ってんぞ。

 「フフ、どうするの?」

 (一生のお願いだよ!な、言ってくれよ、瀬川君!いや、瀬川伯爵様!!)

 ……だな?

 (??)

 ……一回で、いいんだな?

 (うん、うん!)

 「おうし、俺の決死の覚悟で、一回だけ、一回だけ言ってやろう」

 「やった!」

 「おし!」

 「フフ、そうこなくっちゃね」

 「ではでは、どうぞ一言、よろしくお願いいたしまさぁ」

 敬語なんか、なんなんか、分からなくなってんぞ、影薄小橋。

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……お、おかえりなさいませ、ご主人様」

 「付き合ってくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!」

 「死ねおんどりゃああああああああああ!!!」

 そして、影薄の一生は終わった……。

 「勝手に殺すなぁぁぁぁぁ!!」

 ちっ、まだ生きてたか……。


 で、最後。

 「……」

 無言の死を遂げた!?ちょ、みんな息してる!?してないよね!?それは流石にヤバいよね!?よみがえれ、クラスメイト達!!

 「フフ、いいわ、とってもいい」

 どこが?どのへんが?どのように?どうして?

 最後の最後に、ゴスロリ。赤い生地に、黒いフリル(フリフリの事を斎賀に聞いてみた)がいたるところに織り込まれている。ポケットの周りだ、つなぎ目だ、袖口だ。ともかく、いろんなところがフリフリだ。腕のところはフッサフサで、ラッパのように広がっている。もちろん、フリル付き。スカートは短すぎ。それにももちろん、フリルは付いてる。白いオーバーニーソックス(斎賀が言ってた)は、上のところに黒いリボンが通されて、リボン結びされてる。そして、頭には巨大な黒いリボン。これにも少しだけ、フリルが付いてる。

 「フフ、完璧に、女の子ね」

 「嬉しくねぇし」

 「フフ、妹にしたい」

 「同い年だからな」

 「フフ、欲しいわね」

 「帰りたいね」

 「フフ、これにしようかしら、衣装」

 「ヤダ」

 「フフ、決定ね。みんな即死した事だし」

 「決定した理由はそれ!?」

 「フフ、本番が楽しみだわ♪」

 ああ、本番なんて、来ないで欲しいよ……。







 次の日、貧血でほとんどの生徒が動けなく、欠席したのは、また別の話。


多分、これからも不定期な更新になります。

更新する事を忘れたり、更新を言う言葉を忘れたり、ネタが切れたり、更新をど忘れしたり……。

まあ、いろいろな理由で出来ない事がありますが、こんな頼りない私の元、読んでくださるのなら、光栄です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ