76、Sのとある帰り道!?
あ゛〜〜〜、筋肉痛がぁぁぁ、微妙に痛むよほっほ〜〜〜い。←精神崩壊中
「……はあぁ〜……」
なあ、俺の右手よ、何故負けたんだよ。負けてしまったんだよ、右手。何でああいうときだけ綺麗に負けんだよ、このバカやろう。
「ダーリ―――」
「うっさい黙れ、カスが」
「カスじゃないわ!ゴミよ!!」
「結果カスじゃん」
「……冷たいのね」
「いつもだろ」
「フフ、そうかしら?」
「……」
元凶のくせして、何故にのうのうと一緒にいんだよ、この小娘。しかも、何故に携帯持ってんの?学校あったよね、今日、学校あったよね?
「フフ、……ゴスロリかぁ……それもいいわね」
「誰とメール?」
「フフ、知りたい?」
「聞いておきたい!」
「フフ、死神様」
「……アイツか」
「え?誰??」
「分からんのか、ボケなすび」
「なすびじゃない!私、そんなに縁起がいいものじゃない!」
「フフ、馬鹿にされてるのよ」
「え!?そうだったの!?」
……いいなぁ、能天気な奴は。何の悩みもなく生きられて、うらやましいよ。
「フフ、なんで悩んでるか、教えてあげようか?」
「うん!」
「フフ、それはね―――」
「うぎゃあああああああああああああ!!」
「ちょ、どうしたの、ダーリン!?」
「フフ、珍しいわね、瀬川が奇声を上げるなんて」
「そうそう。と、いいますか、ダーリンの麗しき声のせいで、声が聞こえなかったわ」
「フフ、じゃあ―――」
「言わんでいい!言わんでいい!!」
「え〜。どうしてぇ?」
「いいだろ!俺の勝手だ!!」
「フフ、そのうち分かるって事よ」
……この女〜。いつか、いつかこの恨み、晴らしてくれようぞ……!!
「二人だけの秘密って事!?嫌よ!そんなの嫌!!仲間はずれなんて、悲しい!!」
「うるせぇ、黙れ。そして、死ね」
「生きるわ!ダーリンが私を認めるまで、生き抜いてやる!!」
「じゃ、認めるから死ね」
「酷いわ!でも、何故だか心躍るの!!何故!?」
「知るか」
「それでいい。それでいいから、さあ、私の元へ……」
「行くか!!」
久しぶりに、顔面にストレートかましてみました。まあ、見事に吹っ飛んで、
「あいだっ!」
後ろを歩いていた、小橋に命中。うん、ドンマイだね。てか、神郷楽しそうに笑ってるし!助けてあげようとか思わないのかな、この人!
「うわ、馬鹿みてぇ」
……意外と、腹黒いんだね、君は……。
「せ〜が〜わ〜〜〜!!」
おお、俺が犯人だって、分かるんだな。
「なんだよ、お箸」
「お箸じゃねぇ!小判だ!!」
「お前も違うぞ」
「気のせいだ!!」
「じゃ、さっきの台詞、もう一回リピーツ」
『お箸じゃねぇ!こば―――』
「ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!」
うん、土下座は素晴らしくいいよ。偉いぞ、小橋。よく日本の作法を覚えているではなかとか。よかか、よかかぁ。
「てか、剣道部サボっていいのかよ」
「お前こそ吹奏楽部サボっていいのかよ」
「サボりじゃない、行く必要性が見えないんだ」
「どんだけだよ」
「こんだけだけど?」
「……もう、いいや」
「てか、お前はどうなんだよ」
「何が」
「剣道部の事だよ。なんか、新しい顧問来たみたいだったけど?」
「なぬ!?」
「ちょ、近いんだけど……」
「ダーリンに近付く、不届きものはどこのドイツ!?」
「ヨーロッパのドイツ」
「違うわ!……えっと、どこだっけ」
「ドイツは一つしかんぇよ!てか、古いからな、それ!古いネタだからな!!」
「埃が被ってなけりゃ」
「百人乗っても、ダイジョーブ」
……なんか、話がかみ合ってないよ、この人達……。
「違う!『百人乗っても』は余計だ!」
「嫌よ!そうしないと、私の数少ない台詞がもっと減っちゃうじゃない!」
「気にするな!お前は一応、ヒロインなんだろ!?ヒロイン!!」
「ちょっと!一応って何よ!?」
「だってそうじゃねぇか!」
「何よ!」
「なんだよ!!」
「むきーーーー!!」
「むきゃーーーー!!」
……こんな馬鹿達は、ほっとくか。うん、それが一番だよな、そうだよな、読者様?
「で、その人むっちゃ強いらしくて、……なんつったかな?……雨庭流?」
うん、おしいね。てか、おしいのかよくわからんけど、おしいね。正解は……。
(後半へぇ続く)
作者!?これ、後半なんて、ねぇだろ!?
(は!そうだった!!あ、ああ、痕が気へ続く!!)
……慌てすぎて、字、違うし……。
えっと、多分、あとがきへ続くって言いたかったんだと思うぜ。え?何で分かるかって?長年の勘さ。まだ、13年しか生きてねぇけど……。
「ともかく、めっさ強いみたいだから、今度行ってみたらどうだ?」
「二度と行くか、あんなところ」
「何でだよ」
「俺をミンチにしようなんざ、百億万光年早いんじゃ!!」
「!?」
「悔しかったらここまで来いや!!雨―――」
(ストローーープッ!!)
「うがっ」
「おい作者。普通、人の頭を蹴るか?」
(いいじゃん、お前の髪を気にして、隣の奴にしてやったんだから)
「気にせんでいい!」
(じゃ、今度から、ハサミ持ってくるわ)
「持ってくんな!てか、何のようだ」
(友達は気にしないの?)
「そのうち目覚めるだろ」
(Sに?)
「それは狩燐だ」
(ああ、そっか)
「てか、話の内容ずれてね?」
(そーかもね。たはは)
「たはは……じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
(うぎゃばっ!!)
もう、作者だろうが、他作品のキャラだろうが、容赦しねぇ!俺の安息の時間を邪魔する奴は、月に代わってお仕置きしてくれるわ!!なーーーっはっはっはっはっはぁーーーー!!
(ちょ、鳥はなぁ、翼が大切なんだぞ!それをいとも簡単に折ろうとするな!!)
「じゃあお前は、いとも簡単に他作品をパクるな」
(すみませんでしたなんなりといってくださいまし)
「だからさ、何しに来たんだよ」
(えっと、名前が出るのを避けようと……)
「何で」
(匿名希望?)
「聞くな」
(じゃ)
「って、勝手に帰るな!!」
「つってて……。なんなんだよ、さっきの鴉」
「バ鴉だ」
「は?」
「気にすんな。気にしたら負けだと思え」
「……あ、はい……」
「お前なんか、消えちまえ!」
「影薄こそ、消えなさい!!」
……てか、まだ喧嘩してんだ、あの2人……。
つーか、何であの二人はあんなに仲悪いの?
(それは、永遠の謎であぁる)
作者!?最後のって、作者だよね!?そうだよな、作者!!
『オレと死神?!』 作者・飛焔様
ちょっとだけ、拝借しました。すみません……。