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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第三章 文化祭は所詮前菜?
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72、燃える先生!?



意外と高校とは忙しいもので、PCを開く暇がありませんでした。

まあ、眠かっただけです、すみません。

サボり症ですみません……。

 …………………、あ。……どうも、こんちわ。もうそろそろ帰りたい瀬川です。あん?どこにいるって?学校だよ、もちろん。夏休みなんてとっくに終わって、もう始業式だってとうの昔さ。で、今は、

 『文化祭の後に待つのは、汗と涙の結晶の体育大会だ!』

 なぁんて、らくが……殴り書きを先生がしてる。先生って誰?担任だよ。あたり前じゃん。え?名前?多野たの先生。全くやる気のない奴だけど、今は燃えに燃え盛ってます。

 「文化祭など、前菜に過ぎない。メインディッシュは体育大会なのだ!」

 「……はぁ」

 「そこ!ため息つくな!!」

 「……あい」

 「返事は『はい』だ!」

 「はいはい」

 「一回でよろしい!!」

 「……はぁ」

 「だから、ため息つくなぁぁぁぁぁ!!」

 ……じゃあ、そんなにイキイキした目をするな、似合わないから。もっとさ、やる気のない感じにして。

 「ともかく、文化祭の準備なんて、とっとと終わらせて、いち早く体育大会の練習をするぞ!」

 ……まだ、科目も決まってないのに?文化祭の担当すら決まってないのに?

 「では後は、学級委員。頼んだわ」

 ……何か、一気にやる気なくしてるし。どんだけ文化祭が嫌いなの?文化祭に何か嫌な思い出でもあるのかよ、先生……。

 「えっと、じゃあ、まず、その」

 お〜い、学級委員どうした?何でそんなに困ってんの?何でそんなに焦ってんの?あの馬鹿な先生の痛い視線なんて無視しろぉ。

 「……ぱ、パネル絵係と、学級旗係、それと、学級の出し物係を決めましょう」

 「あ〜い」

 やる気ねぇなぁみんな……。ま、俺もその一人だけど……。

 「じゃ、まず―――」

 「私と瀬川君は、出し物がいいでぇす」

 お〜い、誰だ、勝手な事抜かしとんのは。

 「じゃ、俺も」

 お、名も無き影薄。最近で番多くてよかったな。

 「じゃあ、斎賀さんと瀬川君と、あと……なんだっけ?」

 学級委員!?ちょ、クラスの人の名前覚えてねぇの!?小声で『なんだけ』って言ってるの、聞えてるからね!!

 「おはし……だっけ?」

 「違うよ、まばしだよ」

 「なんかちげくね?」

 「じゃあ、おおはし?」

 「なんかちげくね?」

 「じゃ、何?」

 「……」

 「……」

 お〜い、両方とも忘れたの?男女ともに忘れたの?可哀相だよ?いくらなんでも。影薄くっても、最近ははりきって頑張ってるんだから、少しは報われないと、哀れだ……。

 「小橋だよ、小橋!」

 「あ、そうだ!」

 「そうそう、小橋だよな、うんうん」

 ……ドンマイ、影薄ラー。

 「薄ラーじゃない。小橋だ」

 「読心術すんな、影薄」

 「言葉に出てたよ」

 「あれ?そうだったか?」

 「影薄ラーと、はっきり言ってた」

 「そりゃドンマイ」

 「てか、なんで出し物にされたか、お前は疑問に思わねぇの?」

 「あ」

 気付いてたけれど、時既に遅し。学級出し物の字に、大きく丸がされてる。

 「……遅かったか」

 「何たくらんでるんだろうな、斎賀」

 「知らん」

 「瀬川を入れたってことは……」

 「何だ、その笑いは」

 「え?笑ってねぇけど?」

 「歌舞伎役者みたいな名前しやがって、生意気な事言ってんじゃねぇよ」

 「それとこれとは関係ねぇだろ!?」

 「……」

 「無視するなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 「小橋五月蝿い!静かにしてろ!!」

 先生に怒られてやんの。ざまぁねぇな。

 ……てか、小橋の名前、覚えてますか?下の名前。……コバッシーじゃないですからね。小橋コバッシーて、明らかに変でしょ?ちなみに作者は思い出すのに、半日を要しました。(事実)


 で、決まった結果。

 つーか、その前に、パネル絵と学級旗について、軽く説明してやろう。感謝しな。


 まず、パネル絵から。

 パネル絵とは、ベニヤ板二枚を重ねて、大きな画用紙に絵を描いたもの。渋谷にある、壁の絵とか、そんな感じのを想像してくれ。ん?無理だと?頑張れ、もう少しできっと答えは導き出せる!

 で、その年その年に決まったテーマがあって、それに沿ったパネル絵を作る。今年は、『絆』。それに沿っていれば、どんな絵でもいい。材料は何でも使っていいから、安く綺麗に出来れば出来るほどいい。見た目と工夫が、審査される。

 で、学級旗。

 字の如く、学級の旗。どんなものでも構わない。キャラクターをパクろうが、何をしようが、問題ない。学級旗も審査されるので、適当に作ってはいけない。ちなみにこれは、体育大会でも使う。

 ……らしい。あの先生は、適当な事しか言わんので、これぐらいしか分からん。文句がある方、ぜひ作者に訴えてくれたまえ。HAHAHA。

 んで、余談だけど、それらで優秀賞を取ると、賞状とカップがもらえる。そして、『文化祭』『体育大会』『合唱コンクール』でそれら全ての頂点に立つ事を、『三冠王』と言う。その『三冠王』の座を手に入れると、そのクラスには焼肉食べ放題権が授与される。だから、クラスの団結力と、絆が深まれば深まるほどに、『三冠王』への道は開けるのだ。


 軽く説明も終わったところで、今度こそ、出し物メンバー紹介。

 俺、斎賀、小橋、神郷かみさと、学級委員(女)、その他大勢。ま、主要の奴らだけ紹介しとけばいいよな。ん?名前の表記が一人おかしい?あれぇ、ホントだぁ。えっと、学級委員は、阪下。て、事で、ヨロシク。

 「じゃあ、これで、終わりです」

 「ご苦労ご苦労!では、今日は解散!明日には完成できるよう、努力したまえ!!」

 いや、それは無理だからね。どう考えても、無理だからね、今だけ熱血先生。




文化祭編になりそうですが、まだなりません。

ん?なぜかって?

ネタが出来てないからぁ(泣笑

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