表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第二章 愉快な夏休みの過ごし方
68/117

67、瀬川家の一日!?



なんか、ものすっごく適当な話なんですが、良かったら読んでくださぁい……。

 ……暑い。ものすごく、かなり、ともかく暑い。……あ゛〜、暑い。


 ミ〜ン、ミ〜ミ〜ミィ〜〜〜ン……


 セミはウザいし。


 慎吾ぉぉぉぉぉぉ!このドアを開けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!


 変態はしつこいし。何よりかったるい。こんな日は、のんびり過ごすのに限る。てか、怪我がまだ治ってねぇから、のんびり過ごすしかねぇけど。

 あ゛〜〜〜、あぢぃ……。


 ミ〜ン、ミンミンミィ〜〜〜ン……


 ……。


 ミ〜ン、ミ〜〜ミ〜〜〜ミィイ〜〜〜〜〜ン……


 ………。


 ミィ〜〜〜ン、ミンミンミンミンミンミィ〜〜〜……


 …………。


 慎吾ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!


 ………………ウザい。

 「なんだよ、クソ親父」

 「親父じゃない!パパだよ、慎吾!!」

 「すみません、ボクの親父は数年前に死んだんです。だから、親父なんていません……」

 「勝手に設定変えちゃダメだろ!?ホラ、下弦さんだって、困るだろ!?」

 「困るか」

 「じゃあ、パパが困る!」

 「勝手にやってろ」


 開けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!


 あ、そうそう。いうの忘れてたけど、親父がいるの、外だから。家からの追放だから。


 慎吾ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!


 うるっさいなぁ。こちとら疲れたまってんだよ、疲労困憊なんだよ。休ませろよ、ド変態。

 あ゛〜、早く母さんが帰ってくれば、あの馬鹿がどうにかなるんだけどなぁ。つーか、何で主婦はあんなにも『セール』という言葉に弱いんだろう……。俺にゃあ、一生分からないだろうな……。

 あ゛〜〜〜、あぢぃ〜〜〜。

 あ、かき氷でも作ろうか。シロップは確かあったし、氷削るやつもあるから、出来るはずだ。あ、でも、肝心の氷があるかな……。


 慎吾おおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!


 ……疲れないのかね、あの30代後半の変態は。



 「……氷はあったけど、削る奴どこだ、削る奴………」

 これは……あれだ、レモン絞る奴だし。

 あ、これは……、何これ?はじめて見たぞ、こんなん。どうやって使うんだ?

 お、これか……、って、またレモン絞る奴!?何で2個も持ってんだよ!一つでいいだろ、一つで!

 これはぁ……ジューサーじゃん。用ないよ、こんなん。

 あ゛〜、暑いし、ないし。なんか、嫌になってきたぁ。


 し〜〜〜ん〜〜〜〜〜ごぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!


 ……飽きずにあの変態はまだ吠えてるし。母さんがいない間に、アイツといると、俺の安全が保障できねぇんだよな。ああ、自分の部屋に鍵が欲しいよ……。

 「っかしいなぁ、あったはずなんだけどなぁ、氷削る奴」

 てか、かき氷の氷削る奴に、名前あんのかな?

 かき氷製造機?……なんかベタだな。

 氷削り器?……言いにくくね?

 氷削る君?……メーカーによるな。

 ……一番初めのが、一番しっくりくるな。

 てことで、俺の探し物の名前は、かき氷製造機って事で。まあ、どうでもいいんだけど、ほかに考える事もなかったし、暇だったから。

 「……ねぇなぁ……」

 どこにしまったんだ?去年はあったのに……。あれ?一昨年だっけ?その前だったっけ?……まいっか、そんな事。関係ねぇな、きっと。


                〜 数時間後 〜


 「……ない」

 かき氷は諦めるか。なんか、秋田市。じゃない、飽きたし。


 慎吾ぉぉぉぉ!開けてくれよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!


 変態も飽きずに頑張って吠えてるし。そろそろ入れてやってもいいかな?でもなぁ……。

 「あら、どうしたの、俊さん」

 「麻理ぃぃぃぃ」

 あ、母さん帰ってきたみたいだ。

 ……荒らしたの、片付けてねぇ。ヤバい、母さんの雷が落ちる……。

 「どうしたの?そんなに泣かないでくださいな」

 「だってなぁ、だってなぁ。酷いんだぞ、慎吾の奴」

 「どうしたんです?」

 「『散歩に行こう』って言われたから、嬉しくって外に出たら、すぐに鍵閉めたんだぁ」

 「まあ、だまされてしまったのね」

 「パパは嬉しかったんだよ、心からぁ」

 「はいはい。でも、慎ちゃんは怪我してるんだから、散歩は無理だと思わなかったの?」

 「パパに抱っこされて行くのかと……」

 「誰が頼むか」

 馬鹿が母さんに移らないうちに、止めに入ってみました。あ〜、玄関って涼しいんですねぇ。

 「慎吾ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 馬鹿な話を聞いている間に、一応片付け終わってよかった。てか、親父が馬鹿でよかった。

 「近寄るな、汚らわしい」

 「パパは綺麗だよ?身も心も、まっさらさ!」

 「……どこが……」

 「仲がいいのねぇ、慎ちゃんと俊さんは」

 「どこが!?」

 「ホントかい!!」

 「喜ぶな、変態ジジイ!」

 「変態じゃない!過保護なだけなんだ!」

 「分かってんなら、直せ」

 「お前は俺の子だぁぁぁぁぁ!!」

 「急に意味わかんねぇ事言うな!」

 渾身の一撃をかまして(顔面に♪)、とりあえず自分の部屋に逃げときました。

 あ゛〜〜〜、あっぢぃ……。



さぁ、どうする私。そろそろネタ切れじゃない?てか、今回適当すぎじゃない、下弦?どうするの、下弦!どうなっちゃうの、私!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ