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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第二章 愉快な夏休みの過ごし方
61/117

番外編 作者 vs 暇人!?




実に微妙なところですが、番外編です。

本当は、60話目にしようと思ってたんですけど、逆になってしまいました。私のミスで……。なんか、すみません。


で、では、とりあえず、夏休み番外編どうぞぉ〜……。

 「暇だぁぁ……」

 「暇だねぇ……」

 「フフ、そうね……」

 暇をもてあましている、いじめっ子……じゃなくて、狩燐達は、木に寄り掛かって欠伸してたり、地面に落書きしてたり、ロープで遊んでたり、まあ、いろいろと暇つぶししてます。

 「なんか楽しい事ねぇ?」

 「ロープ放すとか」

 「フフ、そしたらセガワーズ達が可哀相だわ」

 「そうね。セガワーズ達には罪はないもんね。あ〜あ、小橋だけだったら、とっくにロープなんてほっといてるのになぁ」

 「だな」

 あんたら酷くないですか!?どんだけ腹黒いの!?

 「……暇」

 「……暇」

 「フフ、二人揃って、どうしたの?」

 「暇なもんは、暇なんだ」

 「暇すぎて暇死にしそう」

 「確かに」

 暇死にって、何!?てか、暇すぎて死ぬってどんだけだよ!!

 「暇暇暇暇暇暇ぁ」

 「フフ、駄々っ子みたいよ、狩燐」

 「暇暇暇暇暇暇暇暇麻痺麻痺麻痺ぃ」

 「フフ、途中で逆になってるわよ、サチコ」

 「あれ?そうだった?」

 「フフ、暇が麻痺になってたわ」

 「気付かなかったぁ」

 「フフ、初歩的なミスみたいなものよ。ね、作者」

 (そーだね。……って、みつかった!?)

 「フフ、世界の女王をなめちゃいけないわよ」

 (いや、なめるなって言われても……)

 「あ、下弦だぁ。チョリーッス」

 (チョリーッス)←この言葉、知ってる人は、知ってるよ♪

 「ねぇ、下弦。暇なんだけど」

 「俺も暇だ」

 「フフ、私もよ」

 (いや、私に暇って言われても、どうしようもないっていうか、なんというか)

 「いいから、なんか四○元ポ○ット的な何か出せや」

 (私はド○えもんですか!?)

 「じゃあせめて、A○UMA倒して来いよ、イ○センス使って」

 (ジ○ンプのある特定の漫画読んでる人にしか分からないからやめて!!)

 「フフ、レ〜レレ〜のレ〜とか言いながら、掃除してきなさい」

 (それ知っている人少ないと思うから!ネタが古いから!!)

 「暇だぁ」

 三人で合唱。てか、私に言われても、どうにもできないってのに。こういう時は、とりあえず……。

 「あ、作者が逃げた!!」

 「待ってよ、私達このまま放っておく気!?」

 「フフ、薄情者ね」

 (なんとでも呼べばいいさ!さらば!!)


 「どうしよ、マジで暇だ」

 「あ゛〜、早く帰ってこないかな」

 「フフ、ちゃんと探してるのかしら、影薄君は」

 「探してんじゃねぇの?一応勇者だし」

 「探してなかったらただのヘタレよ?一応勇者だけど」

 「フフ、ここにあの影薄君がいたら、ネガティブになってそうね」

 分かってんなら、言わないであげようよ。

 「だ〜、暇すぎて暇だぁ」

 意味わかんねぇよ。何?暇すぎて暇って。要するに、ただの暇人って事だろ?

 「あ゛〜、暇すぎてマジ死にそう」

 暇すぎて死んだら、かなりカッコ悪いぞ……。

 「フフ、なんか面白い事考えられない?作者」

 (じゃあ、ここはベタに……って、また気付かれた!?)

 「フフ、だからなめるなって言ったじゃない」

 「オッス下弦。暇だ」

 「あ〜、チョリ〜ッス」

 (……チョリッス)

 こいつら、……あいつらの心配、ほとんどしてなくねぇか?

 「ね、暇なんだけど、どうすりゃいい?」

 (だから、私に聞くなって)

 「でもさ、何か言いかけてたじゃん」

 (……そうだっけ?)

 「フフ、とぼけるんじゃないわよ、作者」

 (……)

 こいつらぁ……作者を作者として扱う気ゼロじゃねぇかぁ……。

 「ね、何言いかけたの?」

 「ベタでも聞いてやうぞ、暇だから」

 「フフ、さあ、言いなさい、作者」

 ……しかも、そろいも揃ってSだ……。

 (言わないよ、だって、ベタ過ぎるもん)

 「いいから言えって言ってんだろ!?」

 裏葛野木!?

 「俺がお前の話し真面目に聞くの、これが最後かもしれねぇんだぞ!?」

 いつもは真面目に聞いてなかったの!?

 「フフ、白状しなさい、薄情者」

 駄洒落なんですか!?てか、薄情者はあんたらでしょ!?

 ……こ、こういう時はぁ、とりあえ―――

 「逃がさないよ」(黒笑

 キャァァァァァァァァ!!怖い!怖いよ、あんたら!!

 「さあ、言いなさい、バ下弦」

 「言わねぇとどうなるか……分かってるよな、バ鴉」

 「フフ、……さあ、言うのよ、馬鹿作者」

 ……もう、私の心、ズタボロにされたんですけど……。

 「言いなさい!」

 「言え!」

 「フフ、答えなさい!」

 キャアァァァァァ!!みんな揃って、笑みと腹が真っ黒だよぉぉぉぉぉ!!

 (こ、ここ、答えます!答えますよ!どんなにベタでも、どんなにマイナーでも、ちゃんと答えますから!!だからお願い!!その握った拳と構えた足を、どうかお納めになってくださいましぃ!!)

 「それでいいの」

 「最初からそうしてればよかったんだよ」

 「フフ、それでいいのよ、作者」

 ……こいつらだけで、悪の組織的なものが出来上がっちゃう気がする……。


 (で、散々脅されたけど、答えはマジでベタだよ?それでもいいのね?)

 「ああ、いいさ」

 「さ、早く言ってよ」

 「フフ、ごまかしたら……ね★」

 ……こあいよぅ……。

 (……ベタに、……しりとりでもやろっか♪)

 「……」

 「……」

 「……」

 (……)

 「……」

 「……」

 「……」

 (……れ?何で黙るの?)

 「ベタだな」

 「ベタね」

 「フフ、ベタにも程があるわ」

 言えって言ったの、この人達だよね!?何この罪悪感!何この負けた感じ!!

 (だから、ベタって最初にあんだけ言っておいたじゃん!)

 「ここまでベタとは思ってなった」

 「右に同じく」

 「フフ、左に同じく」

 (……いいさいいさ、そうやって作者いじめて、楽しんでればいいさ!もういいよ!いいもん!私なんか……うわぁぁぁぁん!!)

 私、悲劇の逃走……。

 ……うぅ、狩燐達が、こんなに悪い子達だとは思ってなかったよ。(泣

 「あ、待って!」

 「お〜い、待てやぁい!」

 「フフ、止まりなさい、作者」

 お前らなんて……お前らなんて……

 (大っ嫌いだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)


 「あ〜あ、暇つぶしがいなくなっちまったよ」

 「結構楽しかったのになぁ、いじるの」

 「フフ、意外と繊細なのよ、きっと」

 「それにしても……また暇になっちまったな」

 「待ってれば、そのうちまた下弦来るかな?」

 「フフ、多分来ないわね」

 「何で?」

 「フフ、ちょっといじめすぎちゃったから」

 「それだけの理由でもうこねぇのか?」

 「フフ、作者も一応はSの心を持ってたからね。散々言われ放題で、自分のプライドが挫けちゃったのよ」

 「脆いなぁ」

 「弱いねぇ」

 「フフ、作者だから」

 ……私、どんな言われよう?あ。今度は気付かれないように、そっと現れてるんで、私がいること、告げ口しないでくださいね!

 「でも、結構アイツのおかげで時間潰せたんじゃね?」

 「ま、そうかもね。もう日も暮れたし」

 「フフ、役に立ったじゃない、作者にしては」

 『作者にしては』は余計じゃ、『作者にしては』は!

 「それにしても、……遅いな」

 「どうしたのかな?」

 「フフ、中で何かあったのかしら?」

 「ロープ、引っ張ってみるか?」

 「そうする?」

 「フフ、これで切れてたりしたら、後で怒こられそうね、あの人に……」

 あの人って、小橋の事かな?

 「アイツ、マジギレするとこえぇからなぁ」

 「切れてない事を祈るしかなさそうね」

 「……フフ、怒こられるのは嫌ね」

 ……やっぱ、小橋の事っぽいですね。てか、やった心配し始めたよ、彼らの事。

 「アイツは、怒ったら怒ったで厄介だもんな、和食食わせてやらんと、収まらんかも」

 ……わ、和食?

 「私はツッコまれないように、ボケ減らさなきゃ。ツッコミすぎて、疲れてそうだから」

 ……ツッコミ?

 「フフ、それじゃあ、夫のご両親に合わせる顔がないわ」

 ……夫?

 ……和食が好きで、ツッコミ担当で、斎賀に夫だと勘違いされてる人……って、

 「瀬川、怒らなきゃいいな」

 「そうね。どうにかして、瀬川の機嫌を良くしなくちゃ」

 「フフ、妻として頑張らなくちゃ」

 やっぱ、瀬川の事だったのか!

 てか、小橋は?小橋はいいの?君ら、彼の事突き落としたよね?怪我してないかな的な、そんな心配してあげないの!?彼が哀れだとは君らは全く思わないの!?

 「あ。誰か出てくる」

 「ホントだ」

 「フフ、これで帰れそうね」

 ……改めて思う事でもないけど、思った事、この作品に、まともなやつって一人もいない。



次回は本編に戻ります。

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