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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第二章 愉快な夏休みの過ごし方
58/117

58、タランチュラ&熊 vs 少年探検団!?




感想に書かれて知ったこと。

タランチュラって、あんまり危なくない。

人生に役立つ(?)豆知識、皆さんにも教えとこうかと思って言ってみました。


ではでは、なんだかちょっぴり波乱の予感がする、洞窟迷子編、どーぞぅ♪


 何がどうなったら、熊とタランチュラに追われるという、非常事態になるんだろう……。てか、なんで追いかけてくんだよ。疲れたから。

 「……逸れちゃったみたいだね、ダーリン」

 「……そうみたいだな。てか、俺はダーリンじゃねぇっての」

 「いいじゃない、夫婦の憩いの時間、大切にしましょ♪」

 「どこら辺が憩い!?全然休まれないから、この状況!!」

 「でも、2人っきり……」

 「キモいんだよ、この野郎!!」

 てか、暗くてハッキリ見えねぇよ。こいつ、マジで森野だよな?

 「ねぇねぇ、ダーリン」

 「ダーリンじゃない」

 「なんか、カサカサ言ってない?」

 「肌が?」

 「私はまだまだピチピチよ!!じゃなくて、何かホラ、狩燐が言ってたじゃない」

 「カサカサ聞えたら気をつけろ的な?」

 「そうそう、それそれ」

 「で、なんだよ」

 「そのカサカサが、聞えたの」

 「空耳だと思え」

 「え!?そんな簡単に流しちゃっていいの!?」

 「だって、森野に言われると、いまいち信憑性がない」

 「差別!?」

 「うっさい、偏見だ」

 「どちらにしても、よくない感じね」

 「そだよ。お前に好印象なんて、持つわけねぇもん」


 カサカサ傘……


 おい、ヘボ作者。最後の変換、まちがってんぞ。

 (ヘボ言うな、傷つくから)

 じゃ、気を取り直して……。

 (私は無視なのか!!)


 カサカサカサカサ……


 「何か、聞えんな」

 「すぐ近くでね」

 「あ、そだ。携帯のランプで……」

 つけてびっくり、蜘蛛の量ぅ!!

 「ふざけてるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 「何で、こんなに一杯いるのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」



 は〜い、瀬川達が追いかけられてるその頃ぉ。あ、瀬川達意外は、私(作者)視点から行くので、よろしくお願いしまぁす♪

 「……何でよりにもよってあんたなの?」

 「俺じゃ不満か」

 「不満って言うか、……不安」

 「何故?」

 「……日頃のあんたの行いを振り返ってご覧なさい」

 「ええっとぉ……」

 「ホントにさかのぼらんでいいわ!」

 ナイスツッコミ葛野木さん!

 「それよりさぁ」

 「何よ」

 「なぁんか、カサカサ言ってね?」

 「……あんたもそう思う、狩燐?」

 「随分前から」

 「気付いてたんなら、逃げようとか思いなさいよ!!」

 「いや、相手が驚く顔を見てみたかった」

 「……もういい」

 「何が?逃げるの諦める?」

 「んなわけないでしょ!」

 「なら、逃げる?」

 「あったり前!!ほら、いくわよ!!」

 「あ〜い」

 ……呑気な狩燐と、ちゃんと状況を把握している葛野木達でしたぁ。



 「……フフ、あなたと一緒なんて、頼りなさげすぎ……」

 「悪かったな」

 「フフ、かなり悪いわ」

 「どんだけ俺の事を嫌うんだよ!」

 「フフ、世界中の誰よりも嫌ってあげるわ」

 「……」

 落ち込む影薄君は、手厳しい女王様と一緒のようですね……。ああ、哀れなり、影薄。

 「フフ、それよりも、早くみんなと合流したいわね」

 「そですね」

 「フフ、じゃあまず、出口でも探しましょうか」

 「そですね」

 「フフ、……何か、後ろに威圧感を感じるんだけど……気のせいよね?」

 「……そうだったらいいですね」

 「フフ、あなた、振り向いてご覧なさいよ」

 「え!?ヤダよ!!」

 「フフ、影が薄いくせに、口だけは達者なのね」

 「分かったよ、見りゃあいいんだろ、見りゃ!!」

 「フフ、それでいいのよ」

 ……完全に口車に乗せられてた気が……。

 で、小橋が振り返ってみれば、そこには。


 グルルゥ〜〜〜


 お腹をすかせた森の熊さんが待ってましたぁ。

 「……フフ、ありえないわ」

 「でも、幻術とか、そーゆーのじゃなさそうだぜ?」

 「フフ、……逃げるわよ!!」

 「言われなくてももう逃げてるよ!!」

 こっちもこっちで、逃避行が始まったようですね。あ〜、これでみんな何かから逃げてる訳だ。

 さあて、この後どうしてあげようか……ふふふ……。



                  〜 数分後 〜



 「どうやら、……まいたみてぇだな」

 「私は巻けなったけどね」

 「漢字が違うぞ、馬鹿」

 「……ああ、やっぱりダーリンと一緒でよかった」

 「よくねぇよ。てか、早く外に出ねぇと」

 あ〜、携帯の電池が切れるぅ〜。明かりが点かなくなっちまうぅ。

 「他の奴ら、無事かな?てか、喧嘩とか、してねぇよな?」

 「ん〜、してないといいね」

 「だな」

 ……。

 沈黙って、ちょっと耐えられねぇな。つまんねぇ。


 傘笹さ


 おい、馬鹿作者。また変なミスしてんぞ。

 (わざとだもん)

 あっそ。


 カササ……カサカサカサ


 またタラチュラか?


 カサカサ……カサカサ


 ……にしては、数が多い気がする。


 ガサガサ


 あれ?カサカサのはずが、ガサガサに聞える……。

 「ねぇ、ダーリン。ここって、洞窟よね」

 「そうだけど?」

 「洞窟って言えば、何?」

 「洞窟って言えば、……鍾乳洞とか?」

 「イメージで考えないで」

 「じゃあ、……コウモリ?」

 「え?私!?」

 「ちげぇよ、馬鹿」

 何でコウモリが森野になるんだろな?全然違うのに……。

 「じゃ、……なんだよ?」

 「黒くてテカテカしてて、前、作者が化けた奴」

 「それはないだろ」

 「え、でも……」


 ガサガサガサガサ!


 「……何か、近付いてきてない?」

 「……気のせいだ。……と、思え」

 「え!?」

 「気のせいだと思うんだ、とりあえず」

 「え!?……えぇ!?」

 ……あ゛〜、明らかに……こっち来てる気がする。音的に。

 「逃げる?」

 「逃げるか?」

 げっ、ハモった。てか、さりげなく頬染めてるし!

 「お前、早くしねぇと置いてくぞ」

 「ま、待ってよぅ〜」


 ガサガサ……ガサササ!!


 追いかけてきてない?追いかけてきてないか、これ!?追いかけられてるよね、これ!!

 う〜、森野が変な事言うから、振り返るに振り返られねぇじゃねぇかよ。俺の嫌いな昆虫NO.1だったら、どうしてくれんだよ。

 「ねぇ、ダーリン」

 「んだよ。無駄口叩いてる暇あったら、早く逃げるぞ」

 「……また反応してくれた」

 「何が」

 「ダーリンで、返事してくれた♪」

 「それだけかよ」

 「え?」

 「それだけで、お前は喜べんだな」

 「だって、……だって、ねぇ?」

 「聞かれてもわかんねぇよ、バァカ」

 些細なことで、良く喜べるもんだ。俺はただ、反抗するのに無駄な体力を使わないようにしただけなのにさ。


 カササ……


 「全力で逃げるぞ、いいな!?」

 「イエッサー♪」

 ……何故に楽しそうなんだ?



 その頃狩燐達は、もめてます。

 「この道、さっきも通ったって言ってるでしょ!?」

 「何でそう確信できんだよ!」

 「だって目印つけてたもん!!」

 あ、目印って言うのは、影に付けた傷の事です。それが、今狩燐達がいる所にあるんですよねぇ。

 「熊が爪といだかもしれねぇだろ!?」

 まぁ、確かに、ベタな三本線は入ってるけど……熊とは限らないよねぇ。

 「でも、この道は絶対通ったのよ」

 「ホントにか?」

 「ホントよ!嘘ついて何の得になるって言うのよ!!」

 「知るか、そんなもん」

 「だから、こっちの道行きましょうって!」

 「だったら、こっちの道でもいいじゃんか」

 「だから、そっちは通ったって言ってるじゃない!!」

 ……終わりそうにないね、この喧嘩……。



 で、そんな頃、こいつらは。

 「フフ、しつこいわ」

 「何でずっと追いかけてくるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 よだれダラダラ垂らしてる、森の熊さんに追いかけられてます!必死ですよ、必死!!

 「フフ、私がそんなに好きなのかしら」

 「そんな事考える余裕ねぇだろ!?」

 「フフ、五月蝿いわよ、凡人」

 「ぼ、凡人とは失礼な!!」

 「フフ、私に勝てると思って?」

 「俺だって、男だぞ!」

 「フフ、男が女に暴力を振るっていいの?」

 「瀬川はどうなるんだよ!?」

 「フフ、私の夫は例外」

 あ、瀬川が夫って言うのは、決定事項なんだ……。

 「そんなの卑怯だぞ!」

 「フフ、じゃあ、私を口説き落として見なさい」

 一つ注意。瀬川は口説き落としてません。口説こうともしてません。ていうか、そういう恋愛系に全く興味なしです。

 「そーゆーの、嫌いだ」

 「フフ、じゃあ一生あなたは凡人ね」

 「せめていい事する度に、一階級くらい上げてくれよ!」

 「ふふ、気分次第ね。……それにしても」

 「しつこいんだよ、この……ボケ熊がぁぁぁぁぁぁ!!」

 振り返りざまに、横顔に強烈なキック!&ストレート!!&ただ殴る蹴る投げるはたく!!=絶対的暴力!!

 これは痛い、クリティカルヒットだ!!

 「フフ、人間を甘く見ない事ね」

 「人間様をなめんなよ、ペッ」

 ……性格が変わったけど、一応斎賀と小橋でしたぁ……。


 彼らが去った後、熊の死骸は瀬川達によって発見されました……。




中途半端な終わり方ですみません。許してください。勘弁してください。嫌わないでください。

次回はやっと外に出れる……かもしれません♪

ではではぁ、また次回お会いしまほぅ☆

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