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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第二章 愉快な夏休みの過ごし方
55/117

55、さあ、みんなで探しましょう!?




う〜ん、ちょっと長くなっちゃったかもしれません。

夏休みお泊まり編、二日目デェス♪

では、はりきってどーぞぅ♪

 んあぁ……う〜……よく寝たぁ……。あ゛〜、ええと、どうも、おはようございませ。今日も良く晴れた晴天で?あ゛〜、ダメ。眠い。眠い。眠い……。

 「……いまいち目が覚めん〜……。顔洗ってこよ」


 あ〜、まだ眠ぃ〜。てか、水冷てぇ。気持ちいいけど、ちめてぇ。

 「おはようございます、瀬川様?」

 え?何々?何で疑問詞?俺何かした?てか、今俺がいるトコどこ?何で『様』呼び?

 「おっはー、瀬川」

 「おは、狩燐」

 「眠そうな面しやがって、ちゃんと寝たのかよ」

 「寝た」

 「何時間」

 「ん〜……わかんねぇほど寝た。てか、枕気持ちよすぎだ、コラ」

 「そりゃよかった。でも、八つ当たりはないだろ」

 「気にするな、お坊ちゃま」

 「うっせ、薄らハゲ」

 「ハゲてねぇよ」

 「……なんか、ツッコミ適当じゃね?」

 「気のせいじゃね?」


 で、なんだかんだで食事中。モチ、和食♪う〜ん、ウマウマ♪♪

 「あれ?斎賀と毒舌馬鹿いじめっ子女は?」

 誰だよ、毒舌馬鹿いじめっ子女って。

 「斎賀と森野?しらねぇな、そういや」

 「そういえば、私も見ていません」

 「葛野木はぁ?」

 「私?私も見てない。……あ、でも。夜中徘徊してた良美は見たよ」

 「瀬川ぁ、お前は?」

 知るか、んな事。どーでもいいよ、どーでも。それより俺は食事が大切なんだ。和食が命なんだ。

 「聞いてるか?」

 「聞いてないかも」

 「聞いてんじゃん」

 「聞いてないかもっつたろ?」

 「聞いてるじゃん、だから」

 「聞いてるも何も、聞えてくるさ」

 「聞いてんならちゃんと聞いてるって言えよ」

 「聞いてない、聞えてきたんだ」

 「聞いてるも聞えてきたも、似たようなもんだろ?」

 「聞いてると聞えてきたは、きっと違う」

 「聞いてるも聞えてきたも同じだ!」

 「聞いてる聞いてないの問題じゃなくなってね?」

 「聞いてなかったお前が悪い」

 「てか、お前らのやってる事、不毛の争いだから。てか、聞いてる聞いてない五月蝿いから」

 あり?いたっけ小橋?てか、呼ばれてたんだっけ?

 「五月蝿いな、影薄」

 「酷いぞ、狩燐!俺だって……俺だって、頑張ってるんだ!!」

 影薄いのはそこら辺でくたばってればいいんだよ。所詮準レギュラーなんだから。

 「瀬川!お前、俺の存在忘れてただろ!!」

 残念でしたぁ。それは一個前に思ってたことだよ、バァカ。

 「てか、むさ苦しいよ、男ばっかで。ついでに言うと、かなりウザい」

 あ、裏の葛野木が姿を現したぞ。ま、どーでもいいけど。

 「つーか、斎賀と森野の心配はしなくていいのか?」

 あ、忘れてた。ナイス狩燐。お前が言わなかったら、多分一生忘れてた。あ、でも、その方がいいか。

 「探してやるか?」

 「私は別にいいわよ?」

 「俺はどっちでもいい」

 「私も混ざっていいでしょうか?」

 「いいんじぇねぇの?」

 「……やった♪」

 小声で喜んじゃって。いい年した大人のくせに、妙に子供っぽいなぁ。

 「瀬川は?」

 「……モクモク」

 「食べてないで聞けよ」

 ヤダよ、小橋の話なんて、誰が聞くか。影薄がうつっちまう。

 「お前今、影薄がうつるって思っただろ!!」

 ごめーとー。どうでもいいから、飯食わせろ飯。てか、

 「おかわり」

 「はいはい」

 ナイス反応、村勢さん。おし、これでたらふく飯が食えるぞぅ。

 「てか、飯食ってないで、話を聞こうぜ?」

 だから、影薄の話なんて、聞くに値しねぇえっての。時間の無駄。一生のロスタイム。経費削減。行節約。これ、一番大事。まあ、ウチの作者はできてねぇけど。

 (何か言ったぁ?)

 言ってない事にしておこう。

 (言ったんじゃねぇかよ)

 「あ、いいところに来たわね、下弦。男ばっかで暑苦しいからさ、森野達が見つかるまで、しばらくいてよ」

 (えぇ〜。他の小説のネタも考えないといけないのにぃ)

 「どうせ、こっちより人気ないでしょ?いいじゃない、別に」

 (おいおい、冷たいねぇ君)

 「そういうキャラ設定されたからね」

 (じゃあ、見つかるまでは、いてあげましょう)

 「やった♪」

 ……村勢さんと、同じ喜び方じゃん。



                     *



 (てことで、緊急『ドSM』キャラ会議ぃ。第一回、ヒロイン的存在とオマケはどこに行ったぁを、開きたいと思いまぁす!)

 お前が仕切るのかよ、作者。

 (だって、お前が断るんだもん)

 めんどくさい事は任せる。

 (薄情者。親不孝者。ハゲ)

 最後の一言はなんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 「で、どうやって探すんですか、議長」

 (……)

 「議長、聞いてます?」

 「ギチョー、森野達の行方、どう探すぅ?」

 (う〜ん、適当に屋敷内を探してみようかなって思います)

 「俺は無視するのに、葛野木には反応するのかよ!!」

 「じゃあ、そうしますか」

 「だったら、私が案内役を勤めさせていただきます」

 「お、村勢なら心強い。瀬川もいいな?」

 「おう」

 (じゃ、しゅっぱぁつ♪)

 「……俺は、……俺は……?」

 ??誰かの呟きが聞こえた気が……。気のせいか♪


 変なノリで、探した結果。

 「いないねぇ」

 と、葛野木。何か疲れてんな。

 「いなかったな」

 と、狩燐。何でこいつ、楽しそうなんだ?てか、いつも楽しそうだな。

 「いませんでしたねぇ」

 と、村勢さん。あ〜、一番残念そうにしてんな。

 「いいじゃん、いなくても」

 これ、モチ俺。だって、あんなの存在しなくても、何とかなるだろ?

 「……俺って、……俺って……」

 と、影薄……じゃなくて、小橋。いまだに悩んでるし。てか、オーラが真っ黒。

 (ん〜、じゃ、外に行ってみよ?)

 と、作者。一番呑気そうだな、おい。狩燐といい勝負だ。

 「お〜」

 雄たけびが頼りねぇよ。頼りなさ過ぎて、切ねぇよ。


 で、外も探した結果。

 「おかしわねぇ。どこにもいないわ」

 と、葛野木。

 え?そのまえに状況の説明しろ?てか、探してるときの状況を教えろだと?んなの、俺の気分でどうにでもなるんじゃ。仕方ねぇな、外で探してる時の状況だけ、ちょっと教えてやるよ。


                 * 回想(?) *


 「もぅりのぉぉぉぉ!」

 「どこにいますかぁ!?いたら、お返事をぉ!!」

 「良美ぃ、美咲ぃ!!どこぉ!!」

 「……めんど」

 「……俺の存在の意味って、なんだっけ?……ハハ、もう生きる希望を見失いそうだよ」

 (作者の特権、使った方がいいですかぁ!?)


                * 回想(?)終了 *


 は?よく分かんなかった?何とか理解してくれ。頼む、作者も悩んでんだ。情景書くの、苦手みてぇだからさ。

 「……てか、バ下弦バ鴉!!」

 (バ下弦じゃない!バ鴉じゃない!!)

 「いいだろ、気にするな」

 (気にするぅ〜)

 「じゃあ、一生気にし続けろ。そして、とっとと作者の特権使って、斎賀達探せや」

 (冷たいなぁ)

 「だから女にモテないのよ、瀬川」

 「ウッセェ、黙れ。準レギュラーより下の身分のくせに」

 「何よ!小橋よりはちょっと上だわ!!」

 「ああ、小橋と比べりゃ、誰だって上の位置に立てるさ」

 「俺の身分って、どんだけ低いの!?」

 (ん〜、一回しか登場してないキャラ達より下?)

 「……俺、生きる理由、ねぇじゃん……」

 「それよりも、作者の特権とやらで探せんなら、探してやろうぜ?」

 優しいなぁ、狩燐。俺にそんなあったけぇ心はねぇよ。凍てついてるよ、北極並みに。寒々しいよ、グリーンランド並みに。

 「そうですね。お願いしますわ、下弦様」

 ああ、村勢さんも、優しいぃなぁ。いいなぁ、俺の心と比較にならないほど、のっほほぉんてしてるぅ。

 (……下弦様だ何て、……て、照れるなぁ)

 「照れてる暇あったら、探せよ、バ下弦」

 (ツンデレのツン!?)

 あ、狩燐の本性が見え隠れしてるよ。あ〜、それより先に立ち入っちゃあいけません。処分されますよ?狩燐家に……。

 「いいから、探してよ、バ鴉」

 (お前まで!?)

 設定上、二面性があるからな、葛野木は。

 (……こんなキャラ、作らなきゃよかった)

 今頃後悔してもおせぇよ。もうこっちは50話突破しちまってんだから。てか、後悔するぐらいなら、最初からこんなもん書くな、バ下弦バ鴉。 

 「じゃ、サクッと作者の特権使え」

 (……私って……何?……)

 「この、物語の(一応)作者」

 (今、ちっさい声で、一応って言わなかった!?)

 え?言ったかなぁ?言ってないよねぇ、読者様?

 (言いましたよね!?読者様!!)

 答えはWEBで!!

 「変なやり取りはいいから、早く特権を……」

 変とは失礼な。変なのは作者だけで十分だっつの。

 (わっかりましたよ。探せばいいんでしょ?てか、連れ戻せばいいんでしょ?)

 連れ戻せばって、どこにやったんだよ。地獄か?天国か?このヤロー。

 (あ〜、しばらく待ってね♪)



                      *



 「フフ、ただいま、地上!ただいま、大気!!」

 「ただいま、地球!!ただいま、ダーリン♪♪」

 あ゛〜、帰って来ちまったよ、ダブル馬鹿。てか、どこからの生還?

 (地獄からぁ♪どこかの誰かさんの杜撰な行為&寝相の悪さのせいで、地獄へ一泊旅行に逝ってましたぁ♪)

 そんな楽しそうに言う事かね、それ。てか、どこかの誰かさんって、誰だよ。

 (言っていい?)

 じゃ、言うな。あばよ、バ下弦バ鴉。

 (それ、酷くない!?)

 「ねぇ、お帰りって言ってくれないのぉ?ダァ〜リィ〜〜〜ン」

 「うっせぇな。地獄に送られたいのか、この野郎」

 「ゴメンなさい地獄だけは針の山へスカイダイビング(パラシュートなし)だけはお許しをぉ」

 ……何か、腰低くなってね?てか、腰低いよね??てか、低いよ、これ!!

 「フフ、……もう、地獄になんて、逝きたくないわ」

 ずっといればよかったのに……。そしたら俺に安息の時が訪れたのに……。

 (まあ、私のおかげでみんな帰ってきたんで、今回はこれでおしまいって事で♪)

 あ、今回これだけなの。へぇ、楽でよかった……って、ホントにこれだけで終了!?これ、手抜―――。

 (創造者の怒り♪)

 ギャっ……。

 (一時的に主人公死にましたが、気にしないでくださいね♪次回にはぴんぴんしてるんで♪

 では、Let's meet some day again♪)



主人公と同じく、手抜きって思った人。大正解。ご褒美に、……特に何もありません。すみません。手に持った刃物類、しまってくれません?


あ、あと、葛野木に馬鹿にされた新連載小説『アルカンシエル』も、良かったら読んでみてくださぁい。

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