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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第二章 愉快な夏休みの過ごし方
53/117

53、少年探検団!?




あ゛〜、なんだか書いてて意味分からなくなっちゃいましたが、どうにか読み解いてください!!


では、探検開始です!!

 「部屋、決まった?」

 今の俺らは、大広間に集まってる。ていうか、無理矢理集められた。てか、狩燐に連行された。まだ荷物、整理してたのに……。

 「一応な。てか、部屋に来たんだから、分かってんだろ」

 「フフ、女の子の部屋にノックもしないで入ってくるなんで、ぶしつけよ」

 「俺は―――」

 「気にするなよ、まあ、とりあえず夕飯まで時間あっから、家ん中探検しようぜ」

 「お前、探検する必要なくね?」

 「いいじゃん、楽しけりゃ」

 「……」

 自由人なんだな、狩燐って。ていうか、何故にこんなに楽しそう?

 「さあ、いざ鎌倉!」

 いや、鎌倉に行っちゃあ、あかんだろ!家の中探検するんじゃなかったのかよ!

 「早く行こうぜ、瀬川」

 「フフ、遅いわよ」

 「ダーリン!早くぅ!!」

 「ったく、かったるいわねぇ」

 「せ―――」

 「分かったよ!」

 「すみません!新種のイジメかよ、これ!!」

 小橋の叫びはほっといて、俺らは、家を探検する事に決まったようだ。あ〜、ねみぃ。



                    *



 「探検っつってもさ、どするんだ?」

 「どするって、そりゃあ、探検するんだよ」

 「フフ、意味分からないわ」

 「それでいいんじゃねぇの?」

 「能天気ね、変わらずに」

 「お褒めの言葉として受け取っとくぜ」

 「ダーリンダーリン♪どこ行く??」

 「なんでお前はノリノリなんだよ!!」

 「海苔は大切だぞ、瀬川」

 「いや、その海苔じゃねぇし」

 「じゃ、のりか?」

 「なんでそういう変な風に思考が働くんだよ!」

 「じゃあ、祝詞?」

 「もう原型がなくなってんだろ!てか、祝詞とかマジ関係ねぇし!!」

 ……ここで、精神的にめいる前に家に帰れるか不安になってきた。

 「ともかくさぁ、適当に家の中、巡ってみようぜ?」

 「お、影薄のくせにいい事ぬかすじゃねぇか。……ペッ!」

 家の中でつばを吐くのはやめような、狩燐。

 「フフ、たまには役に立つのね、たまには!」

 たまにはって強調しすぎだから、斎賀。

 「誰もが考え付くような事言って、一人前になったと思うなよ、薄らってるくせに」

 薄らってるってなんだよ、葛野木。

 「ダーリンとの恋路を邪魔しないでよ、愚民が!」

 ……もうツッコまない、もういいよ、この馬鹿が。

 「……なんで最近冷たいんだよ、みんな」

 「それはな、お前が原因だ、小橋」

 「何がいけねぇの?」

 「影が薄いわりにコメントとか出てくるしこの作品に出てくる回数も多いしいい子ぶりっ子してるから」

 「……つまり、死ねって言いたいのか?」

 「YES!」

 (小橋以外で)大合唱♪

 小橋にくらぁいオーラが漂ってるけど、気にしなくてもいいよな、影薄いし。

 「じゃあ、お前がリーダーでいいな、瀬川」

 「は?何が?」

 「フフ、さあ、リーダー。私達を導いて」

 「は?」

 「ダーリンがリーダーなら、私は副リーダーね!」

 「黙ってろ、薄らボケ」

 「早くしてくれない?私、こういう微妙な感じ、嫌いなの?」

 「じゃあお前がやれ」

 「めんどくさいから却下」

 「即答かよ」

 「さあ、早く行こうぜ、瀬川リーダー」

 「勝手にリーダーにするな」

 「フフ、いいじゃない、リーダー」

 「だから、リーダーじゃねえっつの」

 「じゃあ、ダーリン!」

 「お前は黙ってろっつっただろ」

 「ホラ、無駄な行使ってないで、先に進める進める!」

 ……てことで、無理矢理リーダーに仕立て上げられ、家の中を彷徨……探検する事になったとさ。

 「少年探検団、ここに結成!!」

 なんだそりゃ!?てか、ギリギリなパクリはやめようぜ!!


 「ここは……?」

 「フフ、リビングって言うか……」

 「大広間って言うか……」

 「庭?」

 「んなわけあるか!」

 馬鹿にツッコミを入れといて、黙らせる。じゃねぇと五月蝿くって仕方ねぇ。

 今俺らがいるのは、とてつもなくひろぉ〜い、部屋。マジに広い部屋に、ながぁ〜い机が一つ。それにあわせたメッサ高そうなイスが何脚も……。そして、真正面に、誰かの肖像画。

 「あ、あれ親父の趣味だから、気にせんで」

 いや、趣味つってもさ、あの絵、明らかにさ……まあ、いいか。触れない方がいい気がする。俺の本能がそう告げている。

 「ささ、次の部屋いこーぜ」

 「てか、この部屋何?」

 「食事するトコ」

 ひ、広すぎて落ち着いて飯も食えねぇよ!


 「今度は……?」

 「キッチンじゃない?」

 「お台所?」

 「お台場?」

 「お前だけはずれだよ、森野。ここがお台場だったら、ちょっと狭いかな」

 「それもそーね」

 ちょっと狭いどころか、狭すぎるよ!ていうか、悪乗りしてんじゃねぇよ、狩燐!

 「……フフ、ここも随分と広いのね」

 「早く出よう、ここに入ってるのシェフにバレたらこえぇから」

 「何故に?」

 「包丁振りかざして襲ってくる」

 「さあ、即こんな恐ろしい部屋は後にしよう!!」


 「次は……?」

 「フフ、ダンスホールかしら?」

 「ダンボール?」

 お前は黙っておこうぜ、森野。ややこしくなるから。

 「大広間でしょ?」

 「いや、玄関だよ」

 あ、久しぶりに影薄がしゃ―――。

 「影薄いって言うなぁぁぁぁぁぁ!!」

 言ってねぇ。正しく言えば、心の中で言ったんだ。てか、読心術すんな、アホ。

 「小橋の言うとーり、ここは玄関。忘れたのか?」

 いや、広すぎて覚えるも何も……。

 「じゃ、次行ってみよぉ♪」

 なんだか楽しそうな小橋に苛立ちを覚えたのって、俺だけか?

 「フフ、黙れ、影薄」

 「黙れ、役不足」

 「黙れ、未熟者」

 「す、すみませんでしたぁぁぁぁ!!」

 ……それぞれに不満があったらしい……。女って、末恐ろしや……。


 「なんだ……?」

 「フフ、豪華ね……」

 「ダーリンと私の愛の結晶?」

 「黙ってろ、馬鹿!!」

 我慢の限界。思いっきり頭はたいて、失神する程度に殴りつける。

 「で、ここは何だ、狩燐」

 「ここは、客間。ここで尋ねてきた客人達を待たせるんだっけか?」

 「いや、俺に聞くなよ」

 「じゃあ、他の誰に聞けば?」

 「自分の心に聞きやがれ!!」

 「おお、何気にカッコいい事言いますな、旦那」

 ……こいつ、俺を腹立たせるつもりか……。

 それにしても、ここが一番ゴージャスな気がすんな。ソファーとか置物とか、ハンパなく高そうだし。

 「さぁて、次次ぃ♪」

 一人で盛り上がってるな、狩燐……。


 「これは……?」

 「あら、からっぽ」

 「フフ、綺麗な舞台」

 「ともかくデケェ」

 なんだか腹立つけど、小橋の言う通り、ともかくデケェ。

 「腹立つって何だ、腹立つって!!」

 「言ってねぇよ、俺。何も言ってねぇよ」

 「言っただろ!?」

 「勘違いしてんじゃねぇよ、影薄」

 「……Sめ」

 小橋の囁き=無視OK。

 「狩燐、ここは?」

 「ダンスホール。まあ、誰も躍ったりしないで、飯食うだけだけどな」

 「へぇ〜」

 デケェ家って、やっぱスゲェな。


 「お次は……?」

 「ここは間違えなく大広間ね」

 「てことは、一周したって事?」

 「フフ、一階だけね」

 「まだ二階と三階、それに屋根裏部屋もあるぜ?」

 「お前の家って……」

 「何だよ、小橋」

 「いや、なんでもねぇ」

 言いたい事は、分かるぞ小橋。この家、家っていうか、もう城の域にあるよな。

 「さぁて、そろそろ飯ができる時間だ」

 「フフ、もうそんな時間なのね」

 「結構楽しかったかも」

 「リーダーにされなけりゃ、もっとエンジョイしてたな」

 「あれ?一人足りなくね?」

 足りない?誰が??

 「あ、そ言えば森野は?」

 「ああ、あいつね。あいつなら、ほっといても大丈夫だよ」

 「なんでそう言えんだ、瀬川」

 「飯の時間になりゃあ分かる」

 「??」

 「それより、飯は和食だろーな?」

 「あ、ああ。そう頼んどいた」

 「よっしゃ!!和っ食♪和っ食♪♪」

 意気揚々と歩く俺の背中に、『?』な視線が突き刺さってた気がするけど、何故だろな?



次回どうしよう……。夕飯を書くか、夜の話を書くか……う〜ん、迷います。

どっちを書いたらいいと思いますか?よかったら、選んでください!!


う〜ん、う〜ん、……どうしよっかなぁ……。

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