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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第二章 愉快な夏休みの過ごし方
51/117

51、計画はお早めに!?



春休みシーズンなのに、ここはまだ夏休みシーズン……。ていうか、50話もいってるのに、まだ夏休みじゃなかった事に、私が一番驚いております。


では、夏休みの計画編、どーぞぉ。




 「おはよう、ダーリン♪今日もいい―――」

 「日になったら奇跡だよなぁ」

 「マイナス思考ね、ダーリン。でも、そんなダーリンでも大好き♪」

 「俺はお前なんか大嫌いだ。てか、ダーリンじぇねぇっての」

 「え!?」

 「そう古めかしい驚き方されても、ツッコム気力がわかねぇんだけど」

 「じゃあ、……Waht!?」

 「つづりちげーよ!!」

 「やった♪ツッコんでくれた♪」

 「おは、瀬川」

 「よう、狩燐」

 「つなげると、おはようになるわね」

 「どーでもいいからそーゆーの」

 「相変わらず厳しいお言葉。美咲、嬉しいです」

 「でさでさぁ」

 馬鹿は無視して先に進む。じゃねぇとこっちの身がもたねぇっつの。

 「そろそろ夏休みじゃんか。お前、どーする?」

 「どーするも何も、」

 「私とデー」

 「うっせな。お前は引っ込んでろ、隣のクラスの誰かさん」

 ……相変わらず毒舌なようで……。

 「で、何すんの?」

 「特に……する事はねぇな」

 「部活とか、でねぇの?」

 「出たくねぇよ!あんな部活!!」

 「なして?楽しそうなのに」

 「見た目はな。でも、先公があんな馬鹿Mだと、ツッコまずにはいられない俺の体質として、厳しい……」

 「ふ〜ん」

 うっわぁ、あからさまにどうでも良さそうな返事だぁ。

 「私はダーリンと」

 「だからさぁ、最近出番が少ないからってでしゃばってんじゃねぇよ、馬鹿M」

 「確かに出番が減って悲しいわ!でも、あなたみたいな人に侮辱されたって……嬉しかったりしてるから!!」

 しとるんかよ!結局はしとるんかよ!!てか、気にしてたのね、出番……。

 「もし暇だったらさぁ、俺んちの別荘に泊まりに来ねぇ?いつもは俺だけで行ってんだけど、せっかくだし、一緒に行こうぜ」

 「でも、金ねぇよ、俺」

 ……いいよな、ボンボンのお坊ちゃまは。

 あ、言い忘れてたかも知れねぇけど、狩燐家は、大富豪です。国の政治動かせちゃいます。ていうか、世界も動かせちゃうかも……!?

 「いいよ、俺んちが出すから。で、行くのか行かねぇのか?」

 「……じゃ、お言葉に甘えて」

 「よし!決定な。ああ、お前のほかにも、葛野木とか、斎賀とか、ええっと、誰か忘れた影薄さんも誘ってあっから」

 「小橋だ!小橋!!」

 「あ、いたのか小橋」

 「……俺の存在理由って……何?」

 「今ならその気持ち、私も分かるわ……」

 「おお、心の友よ!」

 馬鹿談義してる、馬鹿&影薄はいいとして。

 「影薄じゃない!小橋だ!!」

 ちゃっかりツッコミありがとさん。どーでもいいけど。最近、作者も狩燐がお気に入りみたいだし。

 「何!?」

 だからさぁ、いちいち反応示すなよ。話が進まねぇ。

 「いや!ちょ、待てよ!!」

 勝手に人の心を詠む奴には、適当に鉄拳を下しとく。モチ、気絶する程度に。

 「あ、そだ。せっかくだし、お前も行くか、馬鹿」

 「あの、私、馬鹿じゃないんで末k度?」

 おい!森野!!最後の方の言葉が意味なく分からなくなってるぞ!?どうした!?

 「んだよ、ハッキリしねぇと、瀬川は俺のものになるぞ?」

 「それはダメ!ダーリンは私だけのものよ!!」

 「お前のものは、俺のもの。みんなのものも、俺のもの」

 「何よ!何よ!!私だけのダーリンに手を出したら、許さないんだから!!」

 すみません。キモい会話はよしましょうや。てか、狩燐!お前、どこのガキ大将だよ!?規模はちっけぇけど、口先だけデカイガキ大将に、お前はいつなった!?

 「えっと、何話してたんだっけ?」

 忘れたのかよ……。

 「ダーリンは誰のものかよ」

 いや、ちげぇから。俺は俺だから。てか、ダーリンって呼ぶな。

 「ああ、そうだったな」

 「だから、ちげえっつの!夏休み、お前の家がどうたらこうたらだっただろ!?」

 「ああ、そうだったっけか?」

 「そうだったかしら。でも、ダーリンのお言葉だったら、何でも受け止めるわ♪」

 「馬鹿アホキモい死ね地獄に堕ちろM」

 「ああ、久しぶりの屈辱なお言葉……これで、ご飯なしで、あと30年は生きられるわ」

 「よし、今日からそれ実行な」

 「え?……え!?……えぇ!?」

 「何か文句でも?」

 「いや、あの、さっきの事は、なんていうか、その」

 「そういや狩燐。俺、今日理科忘れちまったみたいだからさ、貸してくんね?」

 「いいぜ。何時間目だ?」

 「2時間目」

 「じゃあ、1時間目が終わったら届けに行く」

 「あんがと、感謝するぜ」

 「その代わり、なんかおごれよ。アイスバー的な」

 「一本だけな」

 「よし」

 「……すみません。フツーに学園モノ的な会話してないで、私の話を―――」

 「聞く訳ねぇじゃん」

 「てか、お前誰?」

 あ、そういや、こいつ、森野の名前知らなかったんだっけ?でも、最終的に知ったんじゃ……。あれ?なんか、記憶が飛んでんな。

 「森野美咲!将来のダーリンのハニーです♪」

 「間違った自己紹介してんじゃねぇよ!!」

 「で、何気に仲の良いお二人さんの知らない方。来るか、来ないか?」

 話、覚えてんじゃねぇかよ。てか、こいつ、人の名前を覚える気はゼロか!

 「ダーリンが行くなら、もちろん私も行くわ!!」

 「じゃあ、決まり。……ああ、夏休みが楽しみになってきたぜ」

 「そうですわね♪」

 森野もくんなら、恐ろしい夏休みになりそうだぜ……。はぁ……。



てことで、次回から、長期の夏休み編になります。一々何編とかやるのめんどくさいんで、そのままのサブタイでやらせてもらいます。


次回は、……まだ考え中です……。

お楽しみにぃ。



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