表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第一章 彼の周りの不思議人物たち
48/117

48、静かにSへの目覚め!?



ちょおっと短いです。でも、気にせず、どーぞー♪

 「久しぶりに、登場!!」

 いきなりなんだ、この影薄が。

 「そこ!影が薄いとか思うなよ!」

 登場早々に、読心術!?

 「ダーリン♪おっはよ♪♪」

 「ダーリンじゃねえっつってんだろ!!」

 「ダーリンじゃなかったら、何?」

 「何って、普通に名前だろ?普通に考えて名前だろ?」

 「森野慎吾?」

 「だから!勝手に名前作ってんじゃねぇよ!!」

 「あの〜」

 「あら、勝手じゃないわ!!婚約者なんだから、それくらい、当然でしょ!?」

 「すんませぇん」

 「婚約なんかしてねぇし!当然じゃねぇし!!俺の前から消えうせろや」

 「……あ―――」

 「いや!あなたの前に私がいないと、きっとあなたは自分を失ってしまうわ!!」

 「見失わねぇよ!逆に大喜びだよ!小躍りしちまうよ!!」

 「……す―――」

 「私がいるという嬉しさに!?」

 「んな訳あるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 「なんで!?」

 「何でもだよ!!」

 「何故に!?」

 「同じような意味の言葉を使うな!!」

 「どうして!!」

 「だぁかぁらぁ―――!!」

 「お前らは、人の話すら聞けねぇのかよ!!」

 おお!?小橋が怒った?

 「大体なぁ、嫌いだったらお前は口を利くんじゃねぇよ、全く。だからお前はねちねちとストーカーされんだよ。嫌いだったら嫌いってはっきり言え、そして縁を切れ。何だよはたから見れば楽しそうに話しやがって。人の話も聞けないくせに、人生語んじゃねぇよ!いいか、瀬川。嫌だったらはっきり言えよ、ちんたらちんたらやってっと、またストーカー増えんぞ。森野しかり、笑しかりだ。分かったな!!」

 「は、はい!」

 き、気迫負けしました……。

 「それと、お前もお前だ。好きなら好きとちゃっちゃと告れ。そして話を終わらせてやれ、作者だって大変なんだぞ、受験が終わったからって、平和な日常を過ごせる訳じゃねぇんだ。球技大会があったり、文集作ったり、卒業式の練習したり、結構大変なんだぞ!!それをお前らのせいで、余計に大変にしてんだぞ?平和にいられねぇんだ。『ああ、次のネタどうしよう』とか、『ああ、あそこの文、変だったかな?』とか、中学生らしからぬ事を考えてるんだ!それを配慮してこそ、真のヒロインと言えるんじゃねぇか!?それなのに、お前は『ダーリン、ダーリン』言って、引っ付くだけで、話を伸ばす。だからお前は馬鹿なんだ!!分かったか、森野!!」

 「は、はひ!!」

 も、森野も気迫負けしてる!てか、驚きすぎて、軽く噛んでる!!

 「俺だってさぁ、こんな親父クセェ事言いたかねぇんだよ?名前は確かに親父っぽいけど、中身までは親父じゃねぇんだ。ともかく!!今はお前ら告白しろ!!そして最終話へとつないでいけ!!」

 「は、はひ!!」

 また気迫負けしてる……。てか、いい加減噛むな。

 「そこ!心の中でツッコんでる暇があったら、告られる覚悟くらいしとけ、分かったな!!」

 「……え?」

 「『え?』じゃない!『はい』だ!!OK?」

 「オ、OK……」

 「よろしい。では、森野君。思う存分告白したまえ」

 「……」

 「返事はどうした!?」

 「……はい」

 「聞えんぞ!もう一回!!」

 「はい!!」

 「よしっ!!いけ!!」

 「イエッサー!!」

 ……小橋のキャラ、変わってね?こんな奴だったっけ??小橋って……。

 「人は変わるものだよ」

 ……言ってる事、ジジクセェ。

 「……あ、あの。ダージリン?」

 「ダージリンじゃねぇ、瀬川だ」

 「え?ダージリンって言った?」

 「言ったよ、馬鹿」

 「馬鹿じゃない!恋の虜よ!!!」

 「あっそ」

 「……いつになく、冷たいのね、ダーリン」

 「いつもと変わらん。変わってるのは、小橋だ」

 「……確かに」

 「そこ!!話をずらさない!!」

 いや、話ずらしてんの、お前じゃね?

 「ダ、ダーリン……ん〜ん、慎吾……君」

 「下呼びかよ」

 「……じゃ、瀬川君。わ、私、……せ、瀬川君のことが……」

 ……お決まりのタメですねぇ。

 さあ、茶でも啜って、一息つきますか。ふぅ。茶って、美味し♪

 「瀬川君の事が、……す―――」


 キーーーンコーーーンカーーーーンコーーーーーーーーーンッ!!


 ……チャイム、無意味に長くね?

 ?チャイム?チャイムって、あのチャイム??あのチャイム!?

 「ヤッベェェェェェ!!初遅刻!!」

 「え、あの、すみまへん。……ダーリン!?」




 てな訳で、『お、マジ!?マジ告る系!?』って思った方、残念でしたぁ。まだまだ告りません。てか、告らないから、安心してください。ちなみに、最終話へも行きませんから、ご安心を♪

 では!マジに遅刻するんで、サヨーナラ!!



ホント、いろいろ大変で……。ああ、早く卒業したいような、したくないような……。

ここまで読んでくださり、どうもです!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ