43、いい加減に、覚えよう!?
えっと、キャラ特集のときのあとがきに、また出て欲しいキャラを募集しだところ、大変嬉しすぎる事に、返事がきました!!
では、二度目の登場となる彼女の活躍(?)をお楽しみください!!
ふぁぁ〜〜〜あ。ん?あ、おはほうこふぁいまふ。瀬川しんこ……慎吾です。朝早いのが苦手な俺に、朝の挨拶なんてさせないで欲しいなぁ、なんて思いました……ふああ。
「慎ちゃ〜ん?早くしないと、遅れるわよぉ?」
「ふぁいふぁい、いってきまぁす」
なぁんか、和やかに始まったのって、一話以来?
あれ?一話って、和やかに始まったっけ?……う〜ん、思い出せない。
「睡魔扇風機!!」
はい、確かに睡魔には襲われてまう……じゃなくて、襲われてますけど、扇風機関係ないんですけど。
「ああ、またやっちゃった。……すいません!この道教えて管サイ」
管サイ!?新種のサイかよ!
……って、このミスり方、覚えがあるような……。
「あのぉ、きいてまふ?」
「聞いてマップ」
「よかったぁ。無視されてたかと思いましたぁ」
……あ、やっぱり、いつぞやの迷子のおねぇさん。
「で、道って、どこへ行く道ですか?」
「手印語句です」
「……すみません、読めないんですけど」
「読めない?」
「あ、すんません、何でもありません。で、どこへ行くんですか?」
「……読めません」
「さっきの、手印語句?」
「いえ、それじゃなくて、これです」
差し出されたのは、小さなメモ。……すみません、字が下手過ぎて読めないんですけど。
「……なんて書いてあるんですか?」
「えっと、真木部不動産です」
「……読めてるんじゃないですか」
「あら、本当。テヘ、お姉さんたら、ダメねぇ」
自らダメだと言いますか、フツー!?
あ、やっと意識が覚醒してきたぁ。
「で、どういったらいいのかな?」
「ここを戻って、左に曲がって、その後ずっと真っすぐ行って突き当たりをまた左で着きます。珍しい色の看板だから、分かりやすいと思いますよ」
「オリゴ糖!!……じゃ、なくて、有難う」
そうして去っていった背中に、嫌な予感がしたのって、俺だけ??
〜 数分後 〜
「すまいへふ!?」
何語!?今発した言葉は、何語!?
あ、ども、やっと意識がハッキリして、しっかり前が見えるようになりました。
さっきまで前見えてなかったのって思った人!!……そのとーりです!!大丈夫、そう思った人がいても、大なべでグツグツ煮ようなんて思ってませんから♪……多分←ごく小さめの声で
「じゃなくて、すみません!……って、さっきの子?」
「さっき?会いましたか?」
「会いましたとおもいましる」
だから何語!?それ、何語!?
「とりあえず、道聞きたいんだけど」
で、見れば、なんだか見覚えのある、クソきたねぇ文字。いや、文字じゃねぇな、これ。甲骨文字的なものが書かれたメモ。
「……読める訳ねぇ」
「そうおもひっ!!」
思いっきり噛んだ!!勢いよく噛んだよ、この人!!
「……そう、思いますよねぇ(泣」
……あ、やっぱり痛かったんだ。目が涙目。てか、もう号泣寸前の卒業生並み!?
「上司が、これ書いたんです(泣」
ここでも、泣くんだぁ……。
「それよりも道」
「ああ、そですね。で、どういったらいいでしょう?」
「ここをやっぱり戻って、右行って左行って右と見せかけて左です」
「そうですか!大変よく分かりました!!では、また!!」
また来る気なんですか!?!?
〜 数時間後 〜
「ズボラヘッド!!」
……。それに、どうツッコめと?殴りますよ、年上でも。容赦なく、グーで殴りますよ。
「じゃぁなくて!ずびらべっぼ!!」
それもちっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁう!!
「すみません!間違いました!すみません!!」
最後のすみませんは誤ったの!?それとも、道を聞くための一言!?どっちですか!?
「あのぉ、さっきまあいまし―――」
「はいあいました。道はあっちです!!ていうか、もう、これ受け取ってください!!」
「……あの、ラブレターとか、そういうの……重いって言うか……その」
「違うわ!!貴方の脳みそはどうなってるんだ!?これのどこがラブレター!?こんな地図記号だらけのラブレターもらったって嬉かないだろ!!」
「あれ?ほんとですね。あ、ありがとうでございまくべす!!」
……この人に、普通って言葉、当てはまらないな。
「では、これ、ありがたくつかわせていただきまくべすべりだっき!!!」
最後のほう、なんていったか、全然わからないんだけど!?てか、あれはなんですか!?言葉ですか!?暗号じゃなくて、言葉なんですか!?
〜 さらに数時間後 〜
「あいれんせてるすぱ!!」
もう、『すみません』って原型がどこにもねぇ!!!
「じゃ、ないや。これは私の必殺技だわ」
どんな必殺技!?物忘れか?物忘れのための必殺技か!?
「あの、メモ、失くしちゃったんで、もう一枚、いただけません?」
「……」
「ダメ、ですかね?」
いや、ダメじゃねぇよ?いや、ダメか、あんたの脳みそが。もう、腐ってカビ生えて大変な事になってるもんな。うん、ダメだね、脳が。記憶力が。
「はい、今度はなくすなよ」
「マイケルジャンクソレ!!」
……誰?
〜 まさか……ねぇ 〜
もう学校に到着しました。安心してください。学校なんだから、どう迷ったって、これな―――。
「サライ歌います!!」
勝手に歌ってろ!!そして、24時間迷い続け、歌い続けろ!!もう俺は疲れました!!
「じゃあ、なくて、すみません。最後に一つ、うかかいたいんです」
……うかかってなに?おかかの進化形??
「……じゃなくて、伺いたいことがあります」
「何?」
つめてぇとか思わないでください。これ、当然の報いです。
「この、真木部不動産って、どう読むんですか?」
「……それぐらい、読めるだろ?」
「……しんきば?」
「いや、それじゃ場所変わっちゃうし」
「しんもくべ?」
「なんか、惜しいような、惜しくないような。……てか、もっとポピュラーに」
「……う〜ん、まきぶ?」
「おしい!かすった!!」
「かすったんですか!?大丈夫ですか!?」
「……いや、そっちのかするじゃないです。大丈夫ですよ、怪我とかないです」
「よかったぁ。で、何て読むんでしたっけ?」
「まきべです、まきべ!覚えといてくださいね」
「灰!ありが吸う引きです!!」
……もう、ツッコまなくても、いいですか?
「では、私はこれで……」
「あ、最後に一つ言わせてください」
「難ですか?」
……ホント、どうなってんだ、この人の脳みそ。
「もう、社会人をやめなさい。それが、貴方にとっての救いとなります」
「はへ?」
そういうしかないですよね、そういうしか……(疲
余談ですが気がつけば、もう、感想が30件以上もきているではありませぬか!そして、PVも、一万を突破!!こんなに嬉しい事が、他にあるのでしょうか!?
本当に、有難うございます、こんな乱文を読んでもらって(泣
一応、これからももっか出でて欲しいキャラ、略してリバキャラ募集してますんで、これからも、ホント、これからも、しつこいようですが、これからもよろしくお願いします!
あ、略して何故リバキャラになるの?とか、疑問に思わないでください。答えられませんから……。
↑適当につけただけとは言えないだけ。