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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第一章 彼の周りの不思議人物たち
41/117

41、激しい扱いの差!?

 「ダーリン♪」

 「うっせぇ」

 「ダーリン♪ダーリン♪♪」

 「だまれや」

 「ダーリン♪ダーリン♪♪ダーリン♪♪♪」

 「しつこい」

 「ダーリ―――」

 「ウッセェって、言ってんだろぉがーーーーー!!」

 ども、朝っぱらから女子に暴力を振るう瀬川です。ていうか、言わなくても分かるよな、こんなもん。

 はっきり言わせてもらいます!これは、作者が無駄な行を使い、話の内容を適当にごまかすために言ってる事であり、俺は一切関係ありません!!

 (余計な事言うなよ、ハゲ)

 「ハゲてねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 「!?ど、どうしたの、ダリーン!私を愛しすぎて、壊れてしまったの!?」

 「そんなの、ありえねぇだろ」

 「冷たいわねぇ、でも、そういうダーリンが―――」

 「だ・ま・れ♪」

 「すみません!すみません!!すみません!!!何度でも謝りますから、どうか、どこから出してきたか分からないナイフをおしまいください!!」

 (そうして、瀬川は犯罪者として捕まったのでした♪チャンチャン♪)

 「勝手に終わらせんじゃねぇ!!てか、まだ殺してねぇ!!」

 「殺す気だったの!?」

 「もち♪」

 「……」

 (馬鹿ハゲが変な事言ってましたが、気にしないでくださいね)

 「馬鹿ハゲって何だ!?なまはげみたいなニュアンスで言うな!!てか、それは俺の事か、コノヤロー!!」

 (YES!!)

 「殺す!!」

 「やめて!愛するがあまり、狂わないで!!」

 「だから、ちげぇっつってんだろ!!馬鹿!!」

 「馬鹿でいい、それでいいから、私を愛して♪」

 「やっぱ、お前から殺そうか♪」

 「ごめす!!……すみませんすみませんすみませぇん!!ちゃんと謝ります!!」

 「ちゃんとぉ!?お前がちゃんとできる訳ねぇだろ!?」

 (何となく、天罰♪♪)

 「危ないわ!!だーりん!!」

 「??……!!」

 上を向いたら、鉄鎚が降ってきました。

 ……って、鉄鎚!?

 「ウワァーオ!!」

 ギリでかわすと、ものすごぉく、地面にめり込んでたんですけど……鉄鎚……。

 「かーーーーーーーーーーーーげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!」

 「加減??力加減??」

 「そっちの加減じゃねぇよ!!馬鹿のほうの下弦だ!!」

 「ああ」

 (納得するなよ、天罰♪)

 「そこを動くな!!」

 「……へ?」

 そしたら見事に森野にタライが落ちました。

 ……何か、俺と比較にならないほど、扱いちがくね??

 「酷いわ、ダーリン!私を騙したのね!!」

 「信じるほうがわりぃんだよ、能無し」

 「能無しじゃない!!カ○ナシよ!!」

 「ジブ○パクるなぁ!!」

 「じゃあ、何ナシ??」

 「だから、能無しっつってんだろ、能無し」

 「洋ナシ??」

 「……」

 「ああ!!待って、待ってよぅ、ダーリン!!ダーリンったらぁ!!」

 「ダーリンじゃねぇって何回言ったらわかるんだよ!!」

 「貴方が私を愛するまで」

 「……」

 「あ、ああ、待って!間違えました!!後一回で覚えます!!」

 「もう一回言わせんかい!!」

 「だってぇ、ダーリンの声が聞きたいんだもん♪」

 「一度死ね、てか、死ね。そして帰ってくるな」

 「イヤ♪」

 「じゃ、俺がもう元に戻れないほどにボコボコにしてやるよ」

 「……積極的に、お願いします」

 俺は背を向けて去って行った。

 「ちょ、ちょっと!変なナレーション流さないで!!」

 返事がない。ただの歩く屍のようだ。

 「え!?普通、屍のようだじゃ……」

 「ウッセェな、黙ってられねぇのかよ、カスが」

 「ヤッタ♪返事してくれた♪♪」

 「……」

 「……あの」

 「……」

 「私のダ」

 顔面に回し蹴り。そして、腹部に思い切りパンチ。崩れかけたところを、地面に叩きつける。もちろん、足で。

 「やっと死んだか、森野」

 「……」

 「返事がない。ただの屍のようだ」

 て、事で♪これにて終了♪♪

 (勝手に終わらせんな、天誅♪)

 「甘い!!」

 降ってきた包丁を避けて、……って、包丁!?人殺す気かよ!!

 (ダイジョブだよ、たいていの主人公はそう簡単に死なないから♪)

 イヤ、そういう問題じゃなくね?てか、そう簡単にって事は、殺そうと思ってたって事だろ!!

 (……チッ、バレたか)

 舌打ちすんな!!バレたってなんだ!!

 (めんどくさいから、もっかい天誅)

 「だから、甘いっての!!」

 (あ、さけられた。……つまんないから、やぁめた)

 「隙あり!!」

 ってな感じで、包丁を下弦に投げ返し、当たった事は言わない事にしておこう。








 瀬川が去って、2時間後、やっと森野は意識を取り戻したそうな。

 「あれ?ダーリン??ダーリン!?!?どこ!!どこよ!!ダーーーーーリーーーーーーーーーーーン!!」

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