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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第一章 彼の周りの不思議人物たち
27/117

27、ノリは軽めで!?

 ま、まあ、いつも通りにいろんな事があって、よく生き抜いたと自分を褒める。そうしないと、人生という名の道を、今にも踏み外してしまう気が……はぁ。

 「ダーリン!会いたかったわ!!」

 「会いたくなかったわっ!!」

 もう、必殺技のグーパンチ。モチ、顔面狙いで。ストレートに、こう、グイッと!!

 「そ、そんなヘボい攻撃、全然……効いてるわよ」

 「効いてるのかよ!!……ていうか、ベタなツッコミさせんじゃねぇよ!!」

 「いいじゃない!!ベタな事言ったんだから、無駄な抵抗はよして、はっきりと私を痛めつければいいのさ!!おーほっほっほ〜〜〜!!」

 「ウゼェよ、意味わかんねぇよ、死んで欲しいよ!」

 「そうよ、もっと激しく蔑みなさい!!そして、私を強くさせるのよ!」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……私は誰?瀬川?」

 「たった数行で、自分を見失うなぁぁぁぁ!!!!」

 「え!?そう言うダーリンは、見失わなかったの?」

 「……」

 「見失ったの!?」

 「オーバーリアクションすんじゃねぇよ!!んだよ、イライラするんだよ!!」

 「……え、いや、うん。べ、別にいいいのよ、うん、そうね……うん、気にしてぇ……ないから」

 「気にしてんの丸分かりなんだよ!!んだよ、何なんだよ!動転しすぎて、『い』の字が一個多いんだよ!!」

 「え!?嘘!?わ、私とした事が……。森野美咲、一生の不覚」

 「じゃ、切腹で」

 「え!?」

 「切腹一本はいりまぁす!」

 「そんな軽いノリでOK!?」

 「いんじゃね?そういうもんだよ、何事とも」

 「……どこから出してきたの?その日本刀……」

 「ん?これか?校長室からパクッた」

 「いつ!?」

 「……そういうのさぁ、作者的にはめんどくさいんだよ、説明とか。俺が言わないといけないし、もうしゃべる気なんてないのに、メッサしゃべらされてんだぜ?もうめんどくさいって言うか、主役交代?みたいな?」

 「え?ちょ、ちょ、ちょ待てよ!!」

 「『ちょ』が多すぎだよ!!バーカッ!!」

 「バ、馬鹿でいいわ。でも、主役交代なんて、させないわ!!」

 「いいじゃんよ、作者のノリで、その場を乗り切る。それ、小説家として、当然の事だよ?分かってねぇなぁ」

 「それって、……下弦だけじゃ―――」

 「細かい事は気にすんなって。ハゲるぞ!!」

 「え!?本当!?愛しのダーリンより早くハゲるなんて、嫁としてありえ―――」

 「まだ嫁じゃねぇーーーーーーーーー!!」

 「まだ!?まだって言った!?まだって言ったよね、今のシーン!!まだって言ったよね!!まだって―――」

 「しつけぇよ!!無駄なところで行を使うな!!もったいないだろ!!」

 「まだって……まだって……」

 「んだよ、はっきり言えよ。告白できない、中学2年生か?」

 「一つ年上ね」

 「どうだっていいところにツッコんでくるな!!この、精神的ツルッパゲ!!」

 「ハゲてない!!まだ、サボテン的なものぐらい生えてるわ!!」

 「どこの砂漠の話だ、アホ!!ゴビ砂漠か?それともサハラ砂漠か?え??」

 「そんなせまっこいところじゃないわ!!その砂漠は、私の心そのものよ!!」

 「あっそ、じゃ、頭、お大事に」

 「怪我してない!!どこもおかしくない!!」

 「おかしいだろ?頭のネジ、何本抜けてると思ってんだ?」

 「またぁ〜、変な事言っちゃって、ダーリン。頭にネジなんてないのよ、ダーリン」

 「……喩えすらもわからねぇようじゃ、お前、終わったな」

 「まだ終わらない!この作品は、私とダーリンがけっこ―――」

 「そっちじゃねぇーーーーーー!!」

 こういう時は、やっぱ、グーパンチ!!

 「最後まで、ちゃんと言わせてくれたって、いいじゃない!!」

 「どうせロクな事いわねぇだろ。んな事お見通しだっつの!!」

 「まぁ、そんなに私の事見ててくれたのね」

 「勝手に妄想して、そのまま死ね!!!!!!」

 「何で妄想して死なないといけないの!!せめて、あと五年は生きさせて!!」

 「短けぇなぁ、おい。そんな短くていいのかよ……」

 「え?そう??じゃあ、あとダーリンと―――」

 「不可能です!!絶対、純度1000%に無理です!!!」

 「せ、1000%って……どんだけぇ」

 「こんだけぇ」

 「ていうか、まだ何も言ってな―――」

 「あ〜あ〜〜♪川の流れのよぉにぃぃぃ♪」

 「何!?その古い誤魔化し方!?それでもダーリン!?」

 「だって、ダーリンじゃねぇもん。瀬川慎吾だもん」

 「そんな可愛いダーリンもす・き」

 「死ね」

 「何その即答!!」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……で、ここしゃべるのって、俺?」

 「……わ、分かんない……」

 「ちっ、使えねぇな」

 「ダーリンのためだったら、あの行の所、なくしてあげる!!」

 「おい、たまには作者の身を案じろ!!ネタがあんまり浮かばなくて、ちょっとしたうつ状態にあるんだぞ!?受験生なのに、ヤバくね?てか、こんなの書いてないで、勉強しろよ」

 『いいんだよ、どうせ面接だけなんだから。それにさぁ、はっきり言って、勉強とかマジかったるくね?』

 作者ーーーーーーー!!!

 そ、そんな投げやりな!?いいのかい、それでいいのかよ!!お前の人生!!

 『いんじゃね?考えるのめんどくさいし、働きたくないし』

 ……こういうのが大人になるから、社会にニートが溢れるんだな……。

 『まだ、ニートじゃない』

 いずれニートになるであろう、この馬鹿を、皆様よろしくお願いします。















 「そうだ、そうよ!!ダーリン!!」

 「んだよ、ウザってねぇな。せっかく終わらせようと思ったのに……」

 「まだって事は、私と結婚する可能性が―――」

 「話題が古ぅーーーーーーーい!!」

 必殺グーパンチで、今日もお別れしましょう!!

 バイバイ、俺の青春!!バイバイ、作者の前期試験!!アハハ〜〜〜〜〜!!(泣笑)

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