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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第一章 彼の周りの不思議人物たち
25/117

25、ポケ○ン!?

 「……もう、離婚よ」

 「はあ?」

 学校に着いたと思った途端、これだ。もう疲れた、もう飽きた、もうやってらんねぇ。

 「んの事だよ?」

 「……いい年して、あんな年上が好きだなんて、美咲、もう許さないんだから」

 「は?」

 「一目惚れなんでしょ?方向音痴に」

 「ああ、あの人か」

 そう、朝会った、とんでもない方向音痴。アレは、少し度が過ぎてた気がすんな。

 「やっぱり、そうだったのね!私という女がいながら、そうやっていつも貴方はあっちへフララフら、こっちへフラフラ!もう、離婚です!」

 「……結婚した覚えねぇし。しかも、あんな方向音痴、どうだっていいし」

 「そうやってまた嘘付く!美咲には、全てお見通しなんだゾ!プンプン!!」

 さとう○緒風に、両手で頭を叩きながら言う馬鹿を一人置いて、教室へ去ろうとする。

 「逃げても無駄よ!いつだって、ダーリンをつけていってるんだから!!」

 「ついて来てんのかよ!!それ、立派なストー―――」

 「ストーカーじゃない!!愛の戦士よ!!」

 「俺はまだストーカーなんて言ってません〜。ストーキングって言おうとしたんです〜。よって、貴方は自らストーカーだという事を認めました〜」

 「違いますぅ。言葉の綾ですぅ」

 「絶対に、違うと思います〜」

 『絶対に』を強調して言う、俺。

 「絶対に、綾ですぅ」

 どこも強調しない、馬鹿。てか、何だか嬉しそう。てか、顔近っ!!

 「……おい、馬鹿。顔が近ぇぞ」

 「……」

 「おい、聞いてんのか、馬鹿。馬鹿M」

 「……」

 「無視し続けてると、どうなるか知ってるよな、あん?」

 「……く・ち・び・る」

 「はあ?」

 「……ち・か・い(ハートマーク)」

 カッチィンと、きましたね、頭に。いや、もうキレたみたいな?

 「ウッゼェよ!!」

 思いっきり、馬鹿の頭をガッチィンとしてやりました。……痛い……(微泣)

 「何を言い出すかと思えば、いつも馬鹿発言!もう飽きたんだよ、いい加減もっと違うキャラ演じてみろよ、もっと真面目なキャラになってみろよ!!」

 「えぇ〜。いやです、先生〜」

 「先生じゃない!!生徒だ!!!」

 「私の?」

 「意味わかんねぇよ!!」

 「いいのよ、それで。いつか理解できる時が来るわ」

 「来ないね、永久的に。絶対来ない」

 「ええ!?嘘ッ!それはないわ!!」

 「大有りだよ!!ありすぎて、涙が出るよ!!」

 「何?私のために泣いてくれるの?」

 「どういう勘違い!?どういう方向転換!?」

 「Uターン?」

 「戻ってどーするんだーーーーーーーーーー!!!」

 「あ、やっぱり、右折で」

 「……何故に右?」

 「ダーリンの隣に―――」

 「来なくていいわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 必殺、顔面パンチ。クリティカルヒットだ!!

 「……これも、愛のムチって奴なんでしょう?私、知ってるんだから」

 「ンな訳あるかぁぁああぁぁぁぁ!!」

 渾身のエルボー。いまいち、効果はないようだ……。

 「……こんな事で、この私がめげると思って?」

 「思ってねぇよ?思ってねぇけど?それのどこがワリィかよ?」

 「……私を、思って―――」

 「想ってねぇよ。想いたくもねぇよ。逆に、重ぇよ」

 「……へ?」

 「ウザいって言ってんだよ、消えろ、薄らハゲ超ド級馬鹿M」

 「よく噛まずに言えましたぁ。では、ご褒美に私からのキ―――」

 「いらんわぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 超必殺、回し蹴り!!初技だけど、見事にクリティカルヒット!!……快、感。

 「いいか?よく聞けよ?もう何度これを言ったが知らねぇが、聞けよ?これ以上、俺に関わりを持とうとするな、そして半径百メートル以内に近付くな」

 「あの、半径百メートル以内って―――」

 「あん?俺様に口答えするきか?いい度胸じゃあねぇか」

 「いえ、何もございません……。積極的に、ありません」

 「よし、それでよろしい。では、自分の教室に戻りなさい!」

 「はい!サディスト様!!!」

 ……なんかもう、ホント疲れた……。

 もう、お気づきの方は、気付いてますよね。今回は、ポ○モンをイメージして、書かせていただきました!分かりにくいかもしれないけれど、ちょっぴりパクっております(笑)


今後も応援、よろしくお願いします!感想など、お待ちしております!!

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