18、変換ミスの嵐!?
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「………………………」
「……(怒)」
さぁぁああーーくしゃあぁぁぁぁあーーーーーーーーー!仕事をサボるなぁーーーーーーーーー!!ただの「……」の会話だけで、何が伝わるってんだよぉぉぉーーーーーー!!
俺が話してる相手さえ分からないじゃん!相手がどんな奴かさえも分からないじゃん!!俺もどこにツッコめばいいか、迷うじゃんかよぉぉぉぉぉぉぉ!!!(激怒)
「ごぅおっほん!」
て、いうわけで、これ、一応『ドSな俺と、ドMなアイツ』本文ですから。作者が遊びで作った、変なものではないですから。ただ単に、受験という地獄から抜け出せた事に、勝手に盛り上がってるだけですから。もう気にしないでいいんで。空気みたいに思ってください。これから、下弦鴉は空気です!いいですね!?……(返事待ち)
よっし!!よろしい。それでこそ、我が友だ。
あ、そうそう。ちなみに、俺と一緒に黙ってたの、どこにでもいるストーカー馬鹿だから。盗撮までする、悪趣味女だから。死んでも構わない、史上最強のどうでもいい奴だから。
「どうでもいいってのは何よ!」
「人の耳元で叫ぶな、馬鹿っ!!鼓膜が破れるだろうが!!」
「もう、ダーリンの鼓膜が破れようが、心臓が破れようが、どうでもいいのよ!!」
「心臓が破れるのは、よくない事だぞ!!」
「どうして?どうしてなの、ダーリン。どうしてそんなに長い間、私を放っておくの?放置プレイ?」
「はあ?んの事だよ?」
「また、トボけちゃって。ラ○ちゃんだって、起こるんだゾ」
「古い所から、ネタを持ってくるな。分かる人にしか分からないだろ」
「いいのよ、それで。この世界は、私とダーリンのものなのよ!この世界には誰一人として、踏み入れさせないわ!!」
「あっそ。ご自由に」
「そうやってまた放置プレイ!!美咲、他の男子の子と好きになっちゃうゾ」
「どうぞどうぞ。積極的に、そうしてください」
「積極的に、断ります」
「積極的に、断るなんて事はさせねぇよ」
「積極的に、私は貴方を愛し―――」
「おーいそれ以上言ってみろ、俺の真似してみろぉ。串刺しにして、油で揚げてやるからな」
「狐色になるまでお願いします」
「……お前、底なしの馬鹿だな」
「底なしの沼だな?……ああ、私とダー―――」
「おいおい、お前の脳は何なんだ?カニ味噌か?カニ味噌なのか?」
「あら、美味しそう。食べてみたいわね」
「勝手に食ってろ」
「勝手に売ってろ?カニ味噌を?それは無理よ、ダーリン」
「だぁかぁらぁ。何でその頭は変な風に、文字変換されてくわけ?どこがどういう風にして、そうなるんだよ」
「ここがこういう風にして……ああ、絡まっちゃった」
俺の目の前には、どこからか持ち出してきたロープでぐるぐる巻きの森野。
……もう、ほっといてもいいですよね?
「ちょ、ちょっとダーリン!?どこ行くの?」
「ん?何かに呼ばれたような……」
「ここよ、ここ!私はここよ。愛しのエリーはここにいるわ!!」
「なぁんだ。空耳か」
「チョコ○ミ?確かにやってるわよ。見た事ないけど」
「……」
「ああ、待ってよダーリン!!この私を置いていくの!?ピーターのパンでいう、ティンカーのベルみたいな存在を!?」
「ピーターのパンって何だよ!ティンカーのベルって何だよ!それ、ただのパンとベルじゃねぇか!!!」
「違うわ!ピーターさんのパンと、ティンカーさんのベルよ!!」
「誰だよそいつら!!てか、軽く著作権を侵害すんな!」
「ディズニ○なんて、関係ないわよ!!」
「隠しきれてねぇから!!もう、正解丸出しだから!!」
「じゃあ、○○○○ーでどう!!?」
「もう、答えでちまってるんだから、手遅れだよ!!何なんだよ、お前。俺を苛立たせるために生まれてきた、今の世の中の悪の産物か!?」
「すっごーい!よく噛まずに言えましたね。えらい子には、私からのあまぁいキ―――」
「寄ってくるなぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!」
蓑虫森野を我武者羅に投げる。……今思ったんですけど、我武者羅って漢字、カッコいいですよね。夜露死苦みたいで。
「ふふ、これくらいで挫ける美咲だと思って?」
「……キモいからさぁ、それ以上近付くと、マジゆるさねぇよ」
「ああ、麗しきそのお言葉!そして、なんと厳しい目つき!もう私は、貴方のとりこです」
「……殺していい?」
「ダメよ!!前にも言ったでしょ!!私は、ダーリンの愛に潰されて死んだのよ!」
「……溺れてたんじゃねぇのかよ」
「まぁ、嬉しい!私の台詞を覚えててくれたのね、ダーリン!!」
「ツッコムために必要なだけだったんだよ、このヤロー!!!誰が好き好んで、お前の台詞なんて覚えるか!」
「それでも構わないわ!!ダーリンが忘れても、美咲は永久に覚えています」
「永遠に忘れてくんない?できれば、もう俺の目の前から消えてくんない?」
「ぐるナイ?アレって、面白いよねぇ」
「また変な変換してんじゃねぇーーーーーーーーーーー!!!」
「いいじゃない!どこが悪いの!?楽しいじゃないの、面白いじゃないの、恋しちゃうじゃないの!」
「全部かんけぇねぇ事だろ!!てか、最後の一つにいたっては、意味わかんねぇよ!!」
「沸かん?もうちょっと待っててね。うちのお風呂って、沸くまで時間がかかるのよ」
「お前のうちの話しはどうでもいいよ!!」
「よくないわ!ダーリンにとっては、お義母様とお義父様が住んでいる所の事なんですからね!」
「何で姑口調なんだよ!無性に腹立つんですけど!!」
「もっと苛立ちなさい!はらわたを煮え繰り回しなさい!そして私をイジればいいのよ!」
「……じゃ、今日は忙しいから、お先ッス」
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよぉ。ダーーーーリーーーーーーーーーーーーーーン!!」
……皆様、くれぐれもMな奴にはお気をつけください。こいつみたいなのがいると、人生の半分が無駄になりますから。ホントですよ!これ、忠告ですよ!!