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ドSな俺と、ドMなアイツ  作者: 下弦 鴉
第一章 彼の周りの不思議人物たち
18/117

18、変換ミスの嵐!?

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「……」

 「………………………」

 「……(怒)」

 さぁぁああーーくしゃあぁぁぁぁあーーーーーーーーー!仕事をサボるなぁーーーーーーーーー!!ただの「……」の会話だけで、何が伝わるってんだよぉぉぉーーーーーー!!

 俺が話してる相手さえ分からないじゃん!相手がどんな奴かさえも分からないじゃん!!俺もどこにツッコめばいいか、迷うじゃんかよぉぉぉぉぉぉぉ!!!(激怒)

 「ごぅおっほん!」

 て、いうわけで、これ、一応『ドSな俺と、ドMなアイツ』本文ですから。作者が遊びで作った、変なものではないですから。ただ単に、受験という地獄から抜け出せた事に、勝手に盛り上がってるだけですから。もう気にしないでいいんで。空気みたいに思ってください。これから、下弦鴉は空気です!いいですね!?……(返事待ち)

 よっし!!よろしい。それでこそ、我が友だ。

 あ、そうそう。ちなみに、俺と一緒に黙ってたの、どこにでもいるストーカー馬鹿だから。盗撮までする、悪趣味女だから。死んでも構わない、史上最強のどうでもいい奴だから。

 「どうでもいいってのは何よ!」

 「人の耳元で叫ぶな、馬鹿っ!!鼓膜が破れるだろうが!!」

 「もう、ダーリンの鼓膜が破れようが、心臓が破れようが、どうでもいいのよ!!」

 「心臓が破れるのは、よくない事だぞ!!」

 「どうして?どうしてなの、ダーリン。どうしてそんなに長い間、私を放っておくの?放置プレイ?」

 「はあ?んの事だよ?」

 「また、トボけちゃって。ラ○ちゃんだって、起こるんだゾ」

 「古い所から、ネタを持ってくるな。分かる人にしか分からないだろ」

 「いいのよ、それで。この世界は、私とダーリンのものなのよ!この世界には誰一人として、踏み入れさせないわ!!」

 「あっそ。ご自由に」

 「そうやってまた放置プレイ!!美咲、他の男子の子と好きになっちゃうゾ」

 「どうぞどうぞ。積極的に、そうしてください」

 「積極的に、断ります」

 「積極的に、断るなんて事はさせねぇよ」

 「積極的に、私は貴方を愛し―――」

 「おーいそれ以上言ってみろ、俺の真似してみろぉ。串刺しにして、油で揚げてやるからな」

 「狐色になるまでお願いします」

 「……お前、底なしの馬鹿だな」

 「底なしの沼だな?……ああ、私とダー―――」

 「おいおい、お前の脳は何なんだ?カニ味噌か?カニ味噌なのか?」

 「あら、美味しそう。食べてみたいわね」

 「勝手に食ってろ」

 「勝手に売ってろ?カニ味噌を?それは無理よ、ダーリン」

 「だぁかぁらぁ。何でその頭は変な風に、文字変換されてくわけ?どこがどういう風にして、そうなるんだよ」

 「ここがこういう風にして……ああ、絡まっちゃった」

 俺の目の前には、どこからか持ち出してきたロープでぐるぐる巻きの森野。

 ……もう、ほっといてもいいですよね?

 「ちょ、ちょっとダーリン!?どこ行くの?」

 「ん?何かに呼ばれたような……」

 「ここよ、ここ!私はここよ。愛しのエリーはここにいるわ!!」

 「なぁんだ。空耳か」

 「チョコ○ミ?確かにやってるわよ。見た事ないけど」

 「……」

 「ああ、待ってよダーリン!!この私を置いていくの!?ピーターのパンでいう、ティンカーのベルみたいな存在を!?」

 「ピーターのパンって何だよ!ティンカーのベルって何だよ!それ、ただのパンとベルじゃねぇか!!!」

 「違うわ!ピーターさんのパンと、ティンカーさんのベルよ!!」

 「誰だよそいつら!!てか、軽く著作権を侵害すんな!」

 「ディズニ○なんて、関係ないわよ!!」

 「隠しきれてねぇから!!もう、正解丸出しだから!!」

 「じゃあ、○○○○ーでどう!!?」

 「もう、答えでちまってるんだから、手遅れだよ!!何なんだよ、お前。俺を苛立たせるために生まれてきた、今の世の中の悪の産物か!?」

 「すっごーい!よく噛まずに言えましたね。えらい子には、私からのあまぁいキ―――」

 「寄ってくるなぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!」

 蓑虫森野を我武者羅に投げる。……今思ったんですけど、我武者羅って漢字、カッコいいですよね。夜露死苦みたいで。

 「ふふ、これくらいで挫ける美咲だと思って?」

 「……キモいからさぁ、それ以上近付くと、マジゆるさねぇよ」

 「ああ、麗しきそのお言葉!そして、なんと厳しい目つき!もう私は、貴方のとりこです」

 「……殺していい?」

 「ダメよ!!前にも言ったでしょ!!私は、ダーリンの愛に潰されて死んだのよ!」

 「……溺れてたんじゃねぇのかよ」

 「まぁ、嬉しい!私の台詞を覚えててくれたのね、ダーリン!!」

 「ツッコムために必要なだけだったんだよ、このヤロー!!!誰が好き好んで、お前の台詞なんて覚えるか!」

 「それでも構わないわ!!ダーリンが忘れても、美咲は永久に覚えています」

 「永遠に忘れてくんない?できれば、もう俺の目の前から消えてくんない?」

 「ぐるナイ?アレって、面白いよねぇ」

 「また変な変換してんじゃねぇーーーーーーーーーーー!!!」

 「いいじゃない!どこが悪いの!?楽しいじゃないの、面白いじゃないの、恋しちゃうじゃないの!」

 「全部かんけぇねぇ事だろ!!てか、最後の一つにいたっては、意味わかんねぇよ!!」

 「沸かん?もうちょっと待っててね。うちのお風呂って、沸くまで時間がかかるのよ」

 「お前のうちの話しはどうでもいいよ!!」

 「よくないわ!ダーリンにとっては、お義母様とお義父様が住んでいる所の事なんですからね!」

 「何で姑口調なんだよ!無性に腹立つんですけど!!」

 「もっと苛立ちなさい!はらわたを煮え繰り回しなさい!そして私をイジればいいのよ!」

 「……じゃ、今日は忙しいから、お先ッス」

 「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよぉ。ダーーーーリーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 ……皆様、くれぐれもMな奴にはお気をつけください。こいつみたいなのがいると、人生の半分が無駄になりますから。ホントですよ!これ、忠告ですよ!!

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