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第三十一話 話し合いをしましょう 5

「……簡単におっしゃいますがね、リアライズ世界とこの世界では大きく違う点がたくさんあります。いや、もっと言ってみれば、違う点しかありません。先ず、この世界には『魔素』がありません。解りますか? それが無いということは何を意味しているのか」


 魔素。

 確か、魔法を使うために必要な源のことだったかな。それは確かリアライズ世界にしか無かったはず。というかこの世界にあるわけないじゃん。さすがに魔王だからメイルは理解していると思っていたけれど理解していなかったのね。うん、なんというか、ポンコツ感漂ってきているなあ……。


「魔素が無いなら持ってくればいいじゃないか。リアライズ世界にはごまんとあるだろう。それをこの世界に持ってきて培養すればいい」


 魔素ってキノコか何か? そんなことを思ったけれど、まあ、解らないことを適当に考えるのは面白いよね。


「……とにかく! どうするかを考えないといけません。メイル様、あなたは急いでリアライズ世界にお戻りいただかないと!」

「えー、何で。楽しい世界にずっと居て何が悪いのよ。……とも言えないのも事実ね。けれど、リアライズマスターを倒さない限り、リアライズ世界は私たちの国には成り得ない」

「それはそうですけれど……。でも、それ以上にやることもあるのではないですか? リアライズ世界における私たちの国は、どんどん経済が悪くなってきています。どうすれば良くなるか……それははっきり言って一つだけです。人間の国と、条約を結ぶことです」


 おや?

 何か、神官と魔王の方向性はまったく真逆のようだけれど、これで協調性って保てるのかな。


「……さすがに今回は従わないぞ。リアライズマスターを倒さない限り、未来はない。戦争も終わらない。解るだろう。我々の国以外の存在はリアライズを使うことが出来る。そのリアライズを封ずるためには、リアライズマスターを倒さないといけない」

「ですが、現状私たちもリアライズマスターに仕えていることになりますが?」

「それは、そうだが……。しかしそれは制約があるのだろう。世界のルールは従わなくてはならない」

「世界のルール?」

「リアライズマスターが居ないと、私たちはこの姿をこの世界で保つことが出来ない、ということですよ」


 言ったのはレティーナだった。


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